ひよっこ血液内科医の独り言

なんだか大して心の準備も済まないままにとうとう前日。
周りがものすごく賢く見えてきてちょっと焦る。

この日は前日につめた荷物(キャリーバック２５ｋｇ、手持ち８ｋｇ！)を引きずりながら直前講座を受けるため、お昼頃に大阪に到着。
途中の電車の中で、友達と問題を出し合うが、時々ついつい白熱しそうになって、慌てて声を落としたり。
やっとの思いで会場の某ホテルに到着、クロークまで荷物を運ぶ時にはすでに疲労困憊、筋肉痛が…。
どうせこんなに持ってた教科書の大半を見もせずに終わるんだろうなということはわかっているのだが、小心者なため、置いてくることもできず。
会場に着くと、高校時代の同級生が何人かいてプチ同窓会状態だった。
でも、既に「固有名詞が出てこない病」がかなり進行している私は、５秒ぐらいたってからようやく名前を思い出すという有様。
ちょっと懐かしくなったのはいいのだが、この日は延々ビデオで直前講座。
一時頃から始まって、気がつけば外は暗かった。
こんなに頭に入らないよ～！
そこから宿舎のホテルに行き、夕飯を食べようとお店を探したが、どこもいっぱい。
それはそうだ、みんな考えることは同じ。
１００人ぐらいがいっせいに夕飯に繰り出したのだから。
半分あきらめていたら、とあるお蕎麦屋さんが比較的すいていた。
私はカレー南蛮を食べたのだが、やまかけ蕎麦を食べた子のお皿には、なんと生のわさびとおろし金が！
私もこっちにすればよかった。
しかも、わさび袋というのがおいてあって、残ったわさびはお持ち帰りできた。
でもまあ、こんな状況だから使わないんだけどね。

ホテルに帰って勉強をしようと思ったのだが、個室に一人というのが妙に落ち着かない。
なので、有線で音楽でも聴こうと思い、適当にチャンネルをいじっていたら、ビバルディの四季が流れていた。
といっても、全曲ではなくて、春から一曲、夏から一曲みたいな感じで、しかも延々と同じのが流れていた。うーん。
途中で飽きて、しかも勉強もあんまりはかどらなかったので、潔く寝よう！と思い、１０時ごろ布団に入ったが、神経は妙に高ぶっているらしく、ぜんぜん寝付けない。
時計の針が１２時、１時、２時とすぎていくにつれて、ますます焦る。
何せ明日は５時起きなのだ。
あー、睡眠時間がどんどん少なくなっていく～。そう思うと余計に眠れない。
悪循環。
仕方がないので、勉強すればすぐに眠れるだろうと思い、教科書を広げてみたが、同じところをずっと眺めているばかりでちっとも頭に入ってこない。
うーん、これは重症だ。
もう、どうにでもなれ！と思いつつ、とにかく目だけは閉じていた。
結局、朝の５時まで、ぜんぜん熟睡できなかった。
普段はものすごくお気楽な私なのに。。。
明日の試験は果たして大丈夫なんだろうか？
後編に続く！