ひよっこ血液内科医の独り言

ネットで一応確認したものの、どうせなら発表を見に行こう!と思い、友達と一緒に谷町四丁目にある近畿厚生局まで行ってきた。
3時半ぐらいに天王寺で。という約束だったのだが、家を出る前に不適切問題やらが気になりついダラダラし、天王寺に着いたのは結局4時過ぎ。
ちょっと興奮気味にしゃべりつつ、うちの大学の合格率がかなり低かったことにびびる。
誰が落ちたかという情報は、一瞬でまわるらしい。
名前を聞いていくうちに、なんだか気分がどどーんと重くなっていくのを感じた。

なんとか大阪合同庁舎に着くと、なんだか官庁って感じのきれいでピシっとした建物だった。
東大とかの合格発表みたいに、すごい人だかりになっているのを勝手に想像していた私は、ほとんど人がいないのにちょっとびっくりしつつ、緊張の面持ちでとある一室へ。
でも、やっぱりしーん。
私達の他に、4,5人が静かに携帯で写真を撮っているだけだった。
で、私達も嬉しがって写真をパチリ。
846、846…。
確かにありますよね??

でもやっぱり名前が書いてあるわけではないので、受験番号間違ってたらどうしよう??とか、ついつい考え込んでしまった…。
ま、でもいつまでも思い悩んでいても仕方ないので、4月からお世話になる病院の臨床研修センターに合格の報告の電話を入れたりしていると、合格がちょっと現実味を帯びてきた。

それから、友達とお茶して帰った。
将来どの科に進むかとか、ちょっとした夢を語り合う。
後から思えば青臭いことかもしれないけど、今の私達にとっては一大事なのだ。
結局、やりたいことをやるのが一番なんだろうな。
私がやりたいことって、もしかしたら外科に入るよりも大変なことなのかもしれないけど。。。

帰ってきたら、今日はお赤飯と鯛の尾頭付きだった。
実はお正月からずーっと冷凍庫で眠っていた鯛なのだが、結構大きくて、お腹いっぱいになった。
あぁ、幸せ♪

こんな幸せな気分で今日の日を迎えられて、ほんとによかった。
いろいろな人のおかげだと、つくづく思う。
きっと、自分ひとりでは乗り越えられなかったし、挫折してた。
でも、くじけそうになってる私を励ましたり、無理やり引き上げてくれたり、愚痴を聞いてくれたり…。
たくさんの人の有形無形の援助を受けたからこそ、今の私がいる。
そのことをずっと忘れずにいよう。
今日、私はずしりとした暖かい幸せを感じた。