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テーマ:今日の出来事(292943)
カテゴリ:オケストラ
今日はちょっとご縁があって、ちびっ子達のバイオリン演奏会に行ってきた。
なんだかほほえましいんだけれど、うーん、もうちょっと!という子ばかりかと思いきや、なかなかに素晴らしい演奏をする子もいて、いろんな意味で盛りだくさんな演奏会だった。 私達の代でやったライネッケの弦楽のためのセレナードを1楽章と6楽章だけ抜粋でやってたのだけれど、やっぱり弦楽合奏というのは、迫力と緻密さなんだなと実感。 どちらが欠けてもなんか足りない演奏になってしまう。 ブリテンのシンプルシンフォニーもそうだけど、弾いてて息遣いまで楽譜に書いてあるかのように感じるほど、緻密に計算され尽している。 管楽器が入らない分、弦のひとりひとりの比重が格段に上がり、緊張するけれどやりがいも十分。といったところか。 ま、舞台の上で聴くのと客席で聴くのとはまた違うとは思うけれど。。。 今日の一番の掘り出し物は、クライスラーの「前奏曲とアレグロ」。 前から上手いっ!と思ってた子なんだけど、今日の演奏は何か一本ぴんと筋が通っているとでも言おうか、この演奏の雰囲気にどんな些細なことも割り込ませたくない、とこちらが思うような、すごく張り詰めた演奏だった。 いい意味で、聴き手にものすごい緊張感と集中力を与えてくれる、ぐいぐい引き込まれるような演奏。 いやー、すごかった。 それから、バッハの協奏曲第2番ホ長調。 これもなかなかよかった。 古楽器的なほのぼのとした響きで、バロックというのはもともとこんな風にある意味で淡々と、優しいものなのかな、と思った。 ちょっと前に、ものすごく上手いんだけれど、ロマン派っぽいというか情熱的な演奏で同じ曲を聴いたことがあったので、それと好対照。 淡々としたバッハもありかも。 あと、サン・サーンスのバイオリン協奏曲第3番。 これはピアノ伴奏だったのだけれど、まるでバックにオーケストラが見えるかのような演奏だった。 音色に幅というか広がりがあって、ピアノの伴奏も十分にオケの迫力を出していて、さっきのバッハと正反対にロマンチックな演奏だった。 義理で聴きに行った演奏会だったけど、なかなかお腹いっぱい。 ちなみに今日バッハを弾いた子のお父さんが、実は明日からの私の上司で、後で「よろしくお願いします」と挨拶したら、優しく「まああんまり気負わずにぼちぼちやったらいいですよ」と言って下さった。 なかなか雰囲気のいい医局なので、楽しみではあるんだけど。 でもやっぱり不安なことに変わりはないわ。。。 終わった後、打ち上げにちょっとだけ顔を出した。 私と同い年の音大生の子と久々に会えて嬉しかった。 彼女はものすごい美人。しかもピアノも上手い(らしい。まだ聴いたことはないんだけど)。 でも、すごーく天然で、しゃべると面白いのだ。 無事、大学院も修了したそうで、今はピアノの先生と伴奏をやっているとか。 みんな社会に出て頑張ってるのね。 私もがんばろっ。 さてさて、明日から私もいよいよ社会人。 初出勤。うわぁ、緊張。。。 明日は辞令交付式とオリエンテーションらしい。 なので、まだしばらく白衣はいらないんだけど、そもそも朝の9時なんて時間に行けるかが心配。 友達は、今日目覚まし時計を買いに行かなければと焦ってた。 みんな考えることは同じなのね。 母様には、ぜーったいに起こさないから自分で起きて行きなさい、と釘を刺されるし。 もう、絶体絶命! 大丈夫か!? っていうかこんな時間まで起きてるのが悪いのよね。 早く寝ようっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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