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テーマ:ひよっこ研修医の独り言(54)
カテゴリ:クラシック大好き
昨日の当直は、結構平和だった。
二時間おきに起こされたけど。 午前4時に、病棟に入院中の患児のお母さんがお腹が痛いと言ってきたり。 うーん、こういうのってどうすればいいんだろう、とちょっと困りながら診察したら、そんなにひどくはなかったので一安心。 考えてみれば、子どもが入院してるのって、母親にとってはすごいストレスかも。 特に赤ちゃんで大部屋だったりすると、夜泣きもあるし。 とにかく、何かあったといえばそのぐらいで、後は電話だけだった。 昼間忙しかったので、このまま夜も荒れたらどうしようかと思ってただけにほっと一息。 帰ってきてから、ブラームスのドッペルコンチェルトを聴く。 昔、デートの車内でかかってた曲。 初めて聴いたこの曲のあまりのかっこよさに、しばらく無口に聞きほれた。 それからCDを買いに行き、何十回と聞き返した。 けれど、いつの間にかそのCDをなくしてしまい、聴きたいのに聴けない状態だった。 そんな感じで忘れていたけど、ちょっと前にやってたドラマでこの曲を聴いて以来、また聴きたくなった。 土曜日にひょんなことからタワーレコードで衝動買いしたのが、このCD。 EMIの二枚組みで、ベートベンのトリプルコンチェルト、モーツァルトのバイオリンコンチェルト3番、ブラームスのドッペルコンチェルト、プロコフィエフのバイオリンコンチェルト2番という盛りだくさんなCD。 ちなみにこのドッペルはデビッド・オイストラフとピエール・フルニエ。 ちょっと前時代的だけどスケールの大きな演奏。 どこまでもからみつくようなバイオリンをチェロがふわっと受けてとめる。 プロコのコンチェルトも最近なぜかいろんなところで聴く機会が多かった。 同じくオイストラフのソロ。 昔、オイストラフを聴くとなぜか寝てしまってたので、ちょっと敬遠してたけれど、今聴くとどうしてどうして、なかなかいい。 まったりとした音色だけど、余韻が上品。 プロコは時々まるで中毒のようにどうしても聴きたくなる。 明日からもまた小児科な日々。 実は白血病の子がちょっと大変な局面を迎えている。 アレルギーが強すぎて、輸血ができない。 輸血ができないということは、治療の可否に直結し、致命的にもなりうる。 なんとかして、輸血する方法を見つけなければ。 というわけで昨日、今日と2日間、ぴったり張り付いて輸血に挑戦したけれど、いずれもアレルギーが出て結局輸血できず。 明日こそは輸血しなければ!と焦りつつ。 明日もソルコーテフ片手に、木曜の飲み会を夢見てがんばろっと! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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