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カテゴリ:旅行記
旅行三日目。
今日は蓼科から河口湖までの移動日。 せっかく長野から山梨に移動するので、ついでに風林火山ツアーしていこう!とのことに。 まず、いつものようにヴィッツ君に乗って朝湯。 カーナビは今日も一言、 「8月29日、今日は焼肉の日です」。 うーん、これは昨日に比べるとわかりやすい。8き29(ヤキニク)ね。 さてこの日は蓼科にある「小斉の湯」へ。 露天風呂が女湯だけで2つあり、混浴も入れたら4つ! さすがに混浴は遠慮したけど。 他に内湯もあり、蓼科高原の緑を浴びながら入浴。 結構楽しんで、しかもクーポンで100円引きだったので身も心もホクホクしながらお宿に戻りチェックアウト。 それからまずは諏訪湖に行き、今度はスワンボートではなく、手漕ぎボートに乗った。 昨日の教訓を生かして、なるべく岸には近づかない。 湖の中の浮き島では花火大会の準備で体育会系のお兄さん達が作業していた。 それを遠巻きにみながら、諏訪湖をボートで半周ぐらいし(結構遠かった!)、今回は座礁することなく帰還。 頑張って漕いで適度におなかも減ったので、諏訪湖の近くのレストランでランチを食べながら、次の目的地を決定。 まず諏訪大社の秋宮に行き、諏訪儀象館の風林火山物語展と小坂の観音院と高島城をめぐり、風林火山館へ立ち寄ってから河口湖に行くことにした。 うーん、なんかマニアックになってきた…。 といいつつ、実はうれしかったりする風林火山にわかマニアの私。 まずは諏訪大社。 上下二社ずつ、計四社あるうち、これは下社の秋宮。 日本一大きな狛犬を従え、堂々たる構えの神社だ。 樹齢600年を超える古木に囲まれて、ひんやりとした空気が漂う。 境内では風鈴の音が心地よく響く。 おみくじをひくと、なんと大吉だった♪ 遠い昔、この地では覇権をめぐり幾度となく戦が繰り広げられたという。 夏草や兵どもが夢のあと これは平泉での句だけれど、これから始まる風林火山の旅を思い、そっとこの句が頭をよぎる。 次は儀象館というところの風林火山物語展。 諏訪は空気がきれいだったことから、精密機械の工場が立ち並び、東洋のスイスといわれたらしい。 もともとは、諏訪の時計産業の展示館なのだが、時間とお金を節約して特別展示の風林火山だけを見学することに。 たまたま取っていたJRのチラシにクーポンがあったので、一人50円をみみっちく節約。 諏訪はもともと諏訪大社の大祝としてこの地を支配していた諏訪氏の領地だった地。 武田氏の謀略によって諏訪頼重が滅ぼされ、後に武田晴信の側室となった頼重息女の由布姫が後年過ごした地でもある。 というわけで、次は由布姫が住んでいたという小坂の観音院へ。 諏訪湖の見える高台にひっそりとたたずむ小さなお堂。 由布姫はここで晴信の四番目の男の子を生む。 その子は後に、山本勘助の支持を得て、諏訪勝頼となり、ついには武田家の跡継ぎとなる。 そして長篠の戦の後、急速に滅亡への一途を辿るのである。 由布姫自信、父を殺した武田晴信に愛されるという数奇な運命を辿った人である。 ドラマでは凛とした大人の女性のイメージだが、父頼重が滅ぼされたのは10代の初め、その後勝頼を産み、25歳という若さで亡くなったという。 かつて由布姫も眺めたであろう諏訪湖をはるかに見下ろしながら、その生涯に思いを馳せた。 次は、高島城。 ここは諏訪の浮城とも言われた城。 とはいえ、由布姫の時代にはまだなく、武田氏滅亡後、豊臣秀吉の家臣日根野高吉が小田原征伐の恩賞として高島の地に知行を与えられ、築城したといわれる。 その後、この地にゆかりの諏訪市が国替えで旧領への復帰を果たし、諏訪藩として明治までこの地を治めたが、廃藩置県で城が取り壊され、それをしのんで市民が1970年に再建した。 現在の建物は再建されたもので、天守閣の中が展示室になっている。 天守閣からは遠く諏訪市内が望め、諏訪湖も見える。 ここからの眺望はもちろん戦国の世とは違うが、諏訪湖の眺めは変わらないのだろう。 写真は、高島城の庭園。 と、ここまでで結構時間を取ってしまったので、ちょっと急ぎながら山梨県北杜市の風林火山館へ。 大河ドラマの風林火山のロケ地であり、武田氏の本拠、躑躅が崎館が再現されている。 ドラマのサウンドトラックが鳴り響く中、おー、これはドラマで写ってた!と素直に感動。 けれど、もう時間ギリギリだったので、もうどこも片付けはじめていたので早々に退散。 それから、信玄の軍用道路であった棒道を横目に、再び高速に乗り、一路河口湖までひた走る。 途中、雷雨で視界が悪くなったりで、ペーパードライバーの私としてはものすごーく怖かったのだけれど。。。 なんとか1時間以上かけて河口湖に着き、今日のお宿「うぶや」に到着。 さすがはちょっぴりいいお宿だけあって、スタッフさんの対応がめちゃめちゃよかった。 食事も、お風呂も極上で、ドライブの疲れがあっという間に吹っ飛ぶぐらい。 お風呂は4階と5階が女湯で、内階段で着替えなくても行き来できる。 なので、ついつい何往復もしてしまった。 でも、ちょっぴり残念だったのは、富士山が見えなかったこと。 なんといっても富士山、そうそう簡単には姿を見せてくれない。 明日以降に期待することにして、就寝。 今日は結構車に乗ってたかも。 でも、いいお風呂とおいしいごはんでわりと癒された一日だった♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月02日 22時16分06秒
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