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テーマ:好きなクラシック(2328)
カテゴリ:クラシック大好き
昨日定演が終わってから急いで大阪に戻ったら、患者さんもなんとか落ち着いていました。
そんなわけで。。。 昨日久しぶりに舞台にのったら、なんとなく音楽を思いっきり浴びてみたくなったので、今日はふらりと演奏会に出かけてきました。 お目当てはリヒャルトシュトラウスのチェロソナタ。 去年、やはりふらりと出かけた庄司紗矢香&小菅優のデュオコンサートで同じくリヒャルトのバイオリンソナタに出会い、大好きになったので。 あの時の感動を再び!とばかり、気合を入れて洗濯を済ませて、ザフェニックスホールまで行きました。 うーん、近い。 当日券目当てにちょっと早めに行ったので、時間が余ってしまいました。 なので、その辺ブラブラして。。。 と、思ったけど何もなかった(爆) Les Cloches 宇宿真紀子さんと直彰さんの姉弟デュオで、お姉さんの真紀子さんがピアノ、弟さんの直彰さんがチェロです。 真紀子さんはとってもチャーミング。 で、弟さんは落語家の桂吉弥さんとピアニストのランランを足して2で割った感じ、と一人でつぼにはまってました(笑) 2人とも、小さい頃に渡仏し、フランスで育ったそう。 今回のプログラムもフランスものが中心でした。 前半、メンデルスゾーンの無言歌とシューベルトのセレナーデ(チェロ&ピアノ)、ラベルの亡き王女のためのパヴァーヌ、水の戯れ、サン・サーンスのロマンス、ドヴュッシーの喜びの島などなど。 ホールが結構ワンワン系だったせいもあり、どちらかというとピアニッシモの繊細さよりもフォルテの迫力の方が勝っていたかも。 私の勝手なフランスもののイメージは、一見無秩序でいて、見事なまでの色彩の乱舞。 刻一刻と移り変わっていく色彩は捕らえようなく、でもおぼろげな輪郭が仄見える。 って感じでしたが、ただ一つ難を言えば、この輪郭がほんの少し骨太だったかも。 というか、響き過ぎたのかもしれないけど。 フォルテの迫力は申し分なくて、喜びの島なんかはかなりよかったです。 というか、最近私がフランスものからちょっと遠ざかってただけなのかもしれません。 なんとなく、集中して聴けなかったような気もしました。 で、休憩挟んで後半。 ドヴュッシーの映像、第一集。 これもやっぱり前半と同じ感想。 でも、3曲目の「動き」はよかったです。 なんかこう、ぷつりと糸が切れたように終わるラスト、ちょっとおしゃれですよね。 この人のラベルのPコンとか聴いてみたいな♪とか、ふと思いました。 さてさて、トリはお待ちかねリヒャルトシュトラウスのチェロソナタ。 出だし、おっこれはっ!と思ったのですが。 気づくの遅いことに、なんかピアノとチェロのバランスが微妙。 ピアノが響きすぎて、チェロが聴こえない。 ユニゾンのところは完璧チェロが埋もれてました。 チェロの低音の響きも、素晴らしいだろうにあんまり聞こえず(涙) 曲が地味なのか、席が悪いのか!? そんなことを考えてたらなんかやっぱり集中できず、ちょっと不完全燃焼。 でも、なんかよさげな曲ということはわかりました。 アンコールは、愛のテーマとG線上のアリア。 アンコールの最中に、反響板がスルスルと上がっていって、大阪の夜景がステージに現れる、というお決まりの演出にちょっとニヤリとしつつ。 うーん、なんとなく不完全燃焼で終わってしまった。 帰りに、このモヤモヤを晴らそうと、リヒャルトのチェロソナタのCDを買って帰ることに。 件のワルティー堂島に寄って探そうと思ったら。 ここって、作曲家別に分けてあるのはほんの一部で、ほとんどレーベル別なんですよね。 むきゃー、探しにくいっ! というわけで、いかにもクラシックおたくっぽい(あら、失礼!?)店員のおじさんに聞いたら、ものすごーく長い間探してくれて、挙句 「海外からの取り寄せになります。」 とのこと。 えぇーっ、そんなにレアな曲だったのか! ますます聴きたいじゃないか。。。 というわけであきらめきれず、それならば西日本最大を誇るジュージヤ ハービス梅田店に行ってみたら、なんかどれだけ探してもCD屋さんはなく、あるのはスタインウェイのショールーム。 っていうか、さすがはリッチなハービスですな。 聞いてみたら、CD屋さんは2月で営業終了とのこと。 えーん。 あー、ますます気になる。。。 仕方がないので、サイレントバイオリンをためし弾きして帰りました。 あー、リヒャルトのチェロソナタがめっちゃ聴きたい! と、結局悶々として帰りました。 うーん、今日は一日なんだったんだろ。。。 まあ、いいコンサートでしたけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月28日 21時57分01秒
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