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ひよっこ血液内科医の独り言

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2008年04月29日
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カテゴリ:クラシック大好き

【送料無料選択可!】ショスタコーヴィチ: 交響曲第7番 ハ長調 作品60「レニングラード」 / エリアフ・インバル(指揮)/ウィーン交響楽団
今日はゴールデンウイークの中の飛び石のお休み。
なので、今日が休みということを忘れるところでした(笑)
昨日の夜にハタと気付き、なんかちょっと得した気分♪
なので今日はルンルンで仕事して、お昼にはルンルンで帰りました。

で、せっかくなので。
またまたコンサート検索。
ゴールデンウイークなのでなんかやってるかなと思ったら、案の定いいのがあるではありませんか。
いずみホールのモーツァルテウム室内管
メンデルスゾーンプログラム、
バイオリンコンチェルト
フィンガルの洞窟
交響曲第3番 スコットランド
にするか、
シンフォニーホールの関フィル定期、
モーツァルト ピアノ協奏曲第23番
ショスタコーヴィチ 交響曲第7番 レニングラード
にするかで迷った結果。
(なんか最近よく二者択一になる気がする。)
レニングラードはそうそう聞けまい、そしてピアコンはショパンコンクール入賞の関本さんだし。
そう思って関フィルにしました。
結構時間に余裕があったのでゆっくりしてたら微妙に遅くなり、着いたと思ったらなんと当日券売切れ!
関フィルをちょっとなめてました。
というか、ゴールデンウィークだからか!?
とりあえず、整理券をもらってキャンセル待ちに並び、開演1分前にB席ゲット!
席は3階席の入口から1番遠いとこ。
なーにぃ!?

走りましたよ、全速力で。
完全に肩で息をしながら席につき、1曲目。
モーツァルトのピアノコンチェルト23番。
ソリストは関本昌平さん。
指揮は藤岡幸夫さん。
とってもロマンチックなモーツァルトでした。
音の広がり、深み、力強さ。
何をとってもいうことなし。
曲の最初の方でふとよぎった
「もしかして、このコンサートすごいかも」という予感は、2楽章の真ん中ぐらいで確信に変わりました。
まだ一曲目なのに、なんかのってる。
オケもピアノも美しく歌ってました。
これからショスタコを弾く人達とは思えないぐらい(笑)、美しい響きでした。
モーツァルトはピンク色、とのだめは言ってましたが、今日のモーツァルトはロイヤルブルー。
なんだかとってもまじめでひたむきで、ノーブルなモーツァルトでした。
それにしてもピアノの関本君にちょっと萌え♪
2楽章でうっとりと空を見上げる表情にイチコロです。
実はモーツァルトのピアコンは20、21、24番をオケで弾いたことがあるのですが、その時のピアニストさんはみんな若い女性だったんです。
それはそれは素敵でしたが、最近オバサン化してきた私としては、若い男の子の演奏姿に思わずぐっときちゃいました(笑)
若い男の子といっても、世界の関本昌平なんですけどね。
あとコンマスが知らない間に岩谷祐之さんになっててちょっとびっくり。
まだ岩谷さんが日コンで優勝されたぐらいの頃、当時私が習ってたピアノの先生と室内楽で共演されてたのを何度か聴きに行ったことがあり、その時よりもさらに貫禄がそなわってらっしゃいました。
私とそんなに歳も変わらないはず。
あの若さで関フィルをひっぱってるなんてすごいな。

さてさて2曲目、いよいよお待ち兼ねのレニングラード。
とはいえ、実はそんなに期待してたわけではなかったんです。
ショスタコを実演で聞くのは2回目。
前は第5番、革命を地元のアマオケで聴きました。
その時の印象があまりにも薄くて…。
でも今回はちょっとすごかった!
まず、吉松隆さんのプログラムノーツがすごい。
その時歴史が動いたって感じ。
ここに全文を載せたいぐらいですが、それもできないので拙文で。

ナチスドイツのポーランド侵攻から2年。
1941年6月、ついにソビエトへの侵攻が始まった。
さらに9月にはレニングラードを包囲。
34歳にして母校であるレニングラード音楽院の若き教授であったショスタコーヴィチは迫り来るドイツ軍の気配を感じながらこの交響曲の作曲に着手した。
全曲の完成は、ソビエト軍がモスクワに迫っていたナチスドイツを撃破した12月27日。
900日にわたる第二次世界対戦の中でも最も悲惨な、レニングラード包囲の開始から侵攻、激戦を経て勝利の兆しに至るまでの全てがリアルタイムに描かれている。

第1楽章。
美しい平和な主題で始まるが、突然ピアニッシモの小太鼓の連打が始まる。
ここからは同じ主題がボレロのように繰り返され、次第に手がつけられないぐらいに増殖する。
小太鼓の無機質な音が近づいてくるドイツ軍の軍靴のようにも、銃声のようにも聞こえて不気味でした。
そして、その増殖する主題が完全におどろおどろしいわけではなく、なんとなく明るくて平和っぽい感じが残っているのも、なんとなく薄ら寒い感じ。。。
金管によるサイレンのような唸りも緊張感を高めます。
最後に、再び牧歌的な美しい旋律が戻ってきて、一応ほっとします。
2楽章は美しいスケルツォ。
3楽章のアダージョと共に、うっとりするような優雅な楽章です。
昔はよかった、みたいな感じ。
特に、3楽章のアダージョは神秘的。
祈りにも似た、本当に美しい響きです。
4楽章。
第1楽章が戦いの始まり、激戦であるならば4楽章は勝利の兆し。
3楽章からアタッカではじまるこの勇ましい楽章は、モールス信号のV(…ー)をふんだんに用い、バンダも巻き込んで勝利を朗々と歌い上げる。
もう、テンションマックスです!
執拗に繰り返されるVサイン、金管の咆哮、弦の叫び。
ていうか長い!
でも、どうしようもなく素晴らしい!
死ぬまでにこの曲を実演で聞けてほんとによかった!
と、嫌でも思わされてしまうエネルギー。
シンフォニーホールの音響がまた絶妙で、3階バルコニー席というはるかかなたの席でも十分に伝わってきました。
いやほんと、ショスタコは実演です。
ほんとはまりました。
今までに1番感動したのは庄司紗矢香と小菅優のデュオコンサートでしたが、今回のもそれに匹敵するぐらいの感動でした。
関フィル、すごいよ!
ちょっとなめててごめんなさい。
次も絶対行きます!(休日なら。)
またショスタコやってください!

そして、あまりに感動したので、タワーレコードに直行してレニングラードを買っちゃいました。
1番廉価で、レコード芸術推薦と書いてあったインバル、ウィーン交響楽団。
バイトに行く車の中で大音声で聴こうっと。


次は5月25日のアルバンベルク最終公演に行きたいな…。
アルバンベルク、終わっちゃうのか・・・。
それまで頑張って仕事します。。。





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最終更新日  2008年05月02日 16時26分03秒
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