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カテゴリ:季節のこと
またまたほったらかしでした。
でも、まあまあ元気にやってます。 ホームシックもちょっと治ってきました♪ 初めて受け持ちの患者さんを亡くしたり 血液学会でいろんな先生に会って刺激を受けたり その夜に大学オケの本番を見に行って懐かしくなったり そうこうしてるうちに、バッハの無伴奏バイオリンを聴いてみたくなったり ラジバンダリ。 まあ、いろいろありました。 相変わらずモタモタバタバタやってますが、ちょっと楽しくなってきた♪ めっちゃ小さいけど確かな進歩かな。 で、突然ですが芸術と文化の秋。 天気もよかったので、遷都君と鹿を堪能しに奈良まで行ってきました。 と思ったら、鹿も遷都君もいませんでした…。 しょーがないので(笑)、正倉院展に行ってきました。 毎年やってて今年はなんと60回目。 噂には聞いてたけどすごい混雑でした。 まず入場待ちで30分! みんなそんなに聖武天皇のファンなのか!? などと突っ込みつつ、どんなお宝があるのかと胸踊らせながら待つこと30分。 ようやく会場に入ると外以上の混雑ぶり。 人口密度高っ! でっかい香木とか、ちっちゃい尺八とか、綺麗な鏡とか、綺麗じゃない鏡とか、その箱とか。 ジャパネスクというよりはオリエンタルな香ただようお宝でした。 あと、仏教儀式に供した色とりどりの仏具。 幡とかは一部に当時の色彩が鮮やかに残っていて、ちょっと感動! でも、どう見てもペルシャ絨毯の柄にしか見えない…。 アラベスクというか唐草文様というか。 天平の昔には、日本は随分オリエンタルな国だったのでしょう。 青丹よし、匂うが如く咲き誇っていたかつての寧楽の都を垣間見た気がしました。 それから、今回のイチ押しのお宝は何と言ってもコレ! 椰子の実。 名も知らぬ遠き島より流れ落つ椰子の実一つ。 その発芽孔を大きくあけて口に見立て、なんとも情けない感じに、垂れ目をつけられた椰子の実君は、ご丁寧にも内部に漆まで塗られて千年も後の私たちを泣きそうな顔で見つめ返してくれていました。 ムンクの叫びみたい。 なんでこの椰子の実君が宝庫に納められたかはわかってないそうです。 とりあえず面白いから入れとけ、ってなったんでしょうね。 正倉院の中って、結構ガラクタもあるみたい。 貂のミイラとか、アコヤガイに割り箸をくっつけたスプーンみたいなやつとか。 訳がわかんない宝物?もいっぱいでしたが、並んだ甲斐ありなかなかに充実した展示でした。 その後、ちょっと足をのばして春日大社に。 その昔、拝観料をケチって本殿を参拝しなかったので今度こそ!と思ったら、時間切れでした…。 うぅ、残念! 次こそは絶対拝観するぞー! と心に決めつつ、ちゃっかりお願い事はした私。 「いい血液内科医になれますように。」 思えば去年の今頃には、まさか全然知らないところでただ働きをするとは思ってもみなかった…。 (ちなみに今は給料出てますが。) 当時は大学病院で感染症やるか、小児血液やるか、はたまた呼吸器内科やりながら細々と血液内科やるか、その辺りで決めかねて悶々としてました。 たまたま、一人で北海道に心臓外科修業に行くのを決めた友達と旅行した時に、私も外に飛び出して頑張ってみようと思って動き出したのが11月の最終週。 それからまだ1年も経ってないなんて! あの時の決断は自分にとってまあよかったのかな。 などと感慨にふけりつつ、鹿くんたちに鹿せんべいをあげたのでした。 なぜか、春日大社の森には鹿がいっぱいいました。 飛火野の隣だから? 遷都くんには会えなかったものの、鹿には会えたのでちょっと満足して奈良を後にしたのでありました。 それから大阪に戻ってプチ飲み会。 ちゃんこ鍋を食べつつ、めっちゃ色々聞いてもらってなんというか、目からうろこでした。 わかっちゃいたけど、私って笑っちゃうほど子供ですな…。 ま、B型なもので、そういう自分も好きだけど。 そんなこんなで、貴重な3連休はあっという間に終わったのでした。 またがんばろ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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