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テーマ:ひよっこ研修医の独り言(54)
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世間がバンクーバーで盛り上がってる間に。 私も一つのドラマを経験していました。 真央ちゃんもがんばっていただろうが、私も人生の中で最高に頑張ってました。 それは。 内科医が一度は通る道。 内科認定医のサマリー提出。 今まで受け持った患者さんの病状や経過をまとめて18症例提出しないといけないのでした。 まあ、もう皆さんお気づきでしょうが、計画性という文字と対極にいる私。 締め切りは3月1日の当日消印有効。 中央郵便局に日付が変わる直前に持っていったら間に合う! ぉぃ。 2月最終週の時点で、まだ半分しかできてなく。 一応、学会とかあったので、忙しかったんですけどね。と言い訳。 最後はもう半泣きでパソコンに向かってました。 医局で数個向こうの机で同じくパソコンとにらめっこ中のM先生と一緒に。 最後の数日はほとんど合宿状態。 土日も朝9時から夜の12時まで病院にいました。 で、M先生と一緒に食べるご飯がもう何食目だろう、となった頃に。 周囲の半ばあきれながらの応援、「最後まであきらめるなっ!」 もあり、迎えた3月1日。 最終日提出組の間には、強く堅い絆が生まれていたのでした。 なぜかこんな日に限っていつになく忙しく、分刻みのスケジュール。 こんな日に限って緊急入院、緊急受診。 そこはたくみな連携プレーで乗り切って。 仕事が終わって午後9時に梅田の中央郵便局におそろいの緑の封筒を持っていき、 今日の消印でお願いしますね、と3回ぐらい念を押して。 心の中では、ぱんぱんっと手を合わせてましたよ。 無事に届きますように!落ちませんように! 私の中では、トリプルアクセルを2つ決めたぐらいの達成感でしたっ! 同じく、肩の荷をどさっと下ろしたギリギリ三人組でその後タコスで打ち上げ。 辛かったけどおいしかった! あ、でも。 サマリー出しただけでは受験資格がもらえるだけで(それもサマリーが通ったら)、本番はこれから。 7月にある試験に受からないといけないのでした。 ま、しばらくはそんなことを忘れてます。 そして、またしてもギリギリになる自分が目に浮かぶ・・・。 とりあえず、しばらくはまたコツコツと仕事します。 きっとこれから先、バンクーバーのニュースが流れるたびに、 頑張った真央ちゃんの演技と、ギリギリまでパソコンに向かってた必死な思い出が私の頭によぎることでしょう。 にしても、この性格、なんとかならないものか。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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