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カテゴリ:報告
昨日、学生たちの前で話をしてきました。
昨日の仙台は、天気がよくて、ぽかぽかしていました。 ホテルにチェックインして、すぐにバスで大学へ。 ちょっと早く着きすぎて、しばらくは、会場に一人ぼっち。 時間の5分前くらいから、学生がぞろぞろと入ってきました。 講演は、みんな静かに聴いてくれて、寝てたのも1人だけでしたので、まあ、退屈はしていなかったと思います。 でも、今思い返してみると、ちょっと大げさに表現したところがあったかなあ。 この辺は、私個人の一見解と受け止めてほしいです。 その後は先生たちとお食事。 最近は、難しい内容をわかりやすく説明している本が多く出ているので、そのことを話したら、 「その程度のことしか理解できない人が増えたということ。本当は、もっと深い内容をしっかりと考えて読んでほしい」 というようなことを言われました。 確かにその通りです。 ただ、話の取っ掛かりとして、いきなり読むのに苦労しっぱなしの本から始まるというのは、社会人にとっては大変なことだと思います。 あくまでこれは取っ掛かりで、その後、もっと専門的な書籍に進んで、必要に応じて海外書籍なんかを読んでいくことになるんじゃないかと思います。 もちろん、学生は、初めから、きちんとした専門書を読むべきだと思いますよ。 あの程度の内容では、学問にはなっていませんから。 先生がこんなこという背景には、そういう学生が増えているってことなんでしょうね。 あとは、もっと仕事に直結するような分野も扱うべきかどうか?という話も出ました。 これも難しい問題で、実際に仕事で使うものって一つだけじゃないんですよね。 だから、それひとつに集中するのもいかがなものかって気もする。 また、そういう分野ばかりに学生が集まるのも、あまりよくない気もする。 でも、それもひとつの学問なわけだから、無視するわけにもいかないし、他大学では扱っているのだから、その機会を、ここの学生が失っているのも問題です。 こんな感じの話を2時間くらいしていましたが、今の大学の先生って、悩むことばかりなんだろうなって感じがしました。 さて、今日は、東京に戻る前に仙台の街を少しだけ歩きました。 天気が悪くて寒くて、当初はすぐに帰ろうと思ったのですが、7年ぶりの仙台をすぐに発つというのは、さすがにもったいないなって思ったので、少しだけ見てきました。 といっても、気軽に行くところって、仙台城址くらいなんですよね。 バスで仙台城址まで行って、政宗公の銅像を見て、仙台の街を見下ろして来ました。 仙台放送のクルーがいて、紙芝居を出して何か撮影していました。 このクルーはその後、一番町でも見ました。 一体何をやっていたのでしょう?気になります 仙台城址から、駅まで歩いて行きました。 一番町とか青葉通りとかいろいろ歩いたけど、街がぜんぜん変わっていました。 なんというか、東京の街のコピーみたいな感じで、チェーン店やらブランド店やらがひしめいていました。 私がいたころの仙台の街ってこんなんじゃなかった気がするのですが。。。 それ以上にショックだったのは、学生時代に使っていた本屋さんがことごとくなくなっていたこと。 残っていたのはただ1店のみ。 いくらなんでも、これはひどいよ。 代わりの本屋がたくさんできているならまだしも、そういう風には見えなかったし。 ちなみに、歩いていたら、こんなのがありました。 和田あき子かと思ったのですが、仙台四郎らしいです。 そんなこんなで、仙台の2日間(といっても滞在時間は23時間ですが)が終わりました。 大学生協でたくさんの専門書を見たり、大学の掲示板を見たりすると、大学に戻りたいなって気持ちが強まります。 来年1年間は、数学に集中するつもりなので、そこでの自分の成長を見て、大学に戻るというのも視野に入れていこうかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 11, 2009 10:49:00 PM
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