寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

読売新聞　ツイート１位「景気・雇用」…参院選の話題分析

　◆「アベノミクスは失敗していない、道半ばであります」とは便利な言いぐさですよね。そう言っておけば「そうか、近いうちにきっと私の暮らしもよくなるんだな」と景気や雇用を重視する庶民は「NO」と言えない。でも本当にこの道の先に庶民の明るい未来はあるんでしょうか。

　日銀から市中にカネをジャブジャブ流して円を下げて株価を上げただけ。物価を上げても給料は上がらない。“3本目の矢”は実体なし、成長戦略も女性活躍も一億総活躍も掛け声だけ。輸出型大企業は儲かったけれど、生活者の暮らしは良くなるどころか厳しくなるばかり。

　各紙世論調査によれば与党が３分の２をとる勢いなんだそうです。本当にこの道でいいんですかねぇ。「３分の２」の意味をよく理解していない有権者が８割もいるという調査もありました。イギリスを笑えません。与党が大勝しちゃったらTPPも安保法案も信任したということになります。アベ政権はもっと暴走しちゃいますよ。もうちょっと考えてもいいんじゃないですか？ 与野党拮抗ぐらいが健全なんじゃないでしょうかねぇ。…