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寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

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2016.08.19
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テーマ:ニュース(100028)
カテゴリ:時事&立腹
国旗・プール…ミス連発の五輪 ラテンのノリで楽観対応
朝日新聞 2016年8月19日18時11分

 南米で初めて開催中のリオデジャネイロ五輪は、取り仕切る側にとっても、初めての経験だ。開幕前から運営面の不手際やミスが後を絶たないが、ラテンのノリと楽観的な事後対応で、何とか切り抜けている。「人のふり見て我がふり直せ」という。4年後の東京五輪を見据え、笑い話のようにも思えてくる、リオの「失敗」をまとめた。

 開会式前後にはまず、国歌や国旗の問題が浮上した。4日、サッカー男子の日本―ナイジェリア戦前、ナイジェリア国歌ではなく、ニジェール国歌が流れた。ナイジェリア選手は皆、きょとんとしていた。試合前半の途中に謝罪のアナウンスが流れると、観客席にはブーイングと失笑が広がった。

 中国国旗の星の傾きにもミスが。本来は、左上の四つの小さな星の角が、それぞれ大きな星の中央を指していなければならないが、誤ったデザインでは四つの小さな星はいずれも水平に並んでいた。大会組織委員会広報のマリオ・アンドラーダ氏は、「犯人捜しをするよりも、一日も早く作り直すことが大事だ」と会見で説明し、ブラジル・サンパウロ州の工場に再発注。「本物」と差し替えられたのは、大会7日目の11日のことだった。

 「行き先」を間違える事態も。12日夜、競泳女子50メートル自由形準決勝に出場する選手を乗せたバスは、選手村近くにあるプールではなく、約14キロ離れた陸上競技場に到着。選手たちを仰天させた。組織委は、「運転手が陸上の五輪スタジアムと、五輪水泳スタジアムの頭文字が似ているため勘違いした」と弁明した。この影響で同種目のスタートは、1時間近く遅れ、午後11時過ぎのスタートとなった。

 水球とシンクロナイズド・スイミングが行われるプールでは、水の色が不気味な緑色に変色するトラブルもあった。原因について組織委は、契約業者が誤って過酸化水素を入れたためと説明。その結果、塩素の作用が弱まり、藻が大量発生したという。これには、シンクロナイズド・スイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチも「何なんだこれは。プールが緑なんて、日本の国体でもあり得へん」と渋い顔。組織委は試合が始まる前夜に急きょ水を入れ替えたが、日本選手の中には緑のプールでの練習で軽い目の痛みを訴える選手もいた。井村コーチは、「こういう時は笑って過ごす。みんな同じ条件」と選手を鼓舞し、デュエットのメダル獲得につなげた。

 市内で強盗や銃撃戦が連日発生し、警備要員の不足が指摘される中、水泳競技会場には、必ず複数のライフセーバーが常駐した。リオ州の法律で定められているためという。トップスイマーがおぼれることは考えにくい上に、「特等席」で試合を観戦できる「世界一楽な仕事」と自嘲気味に話すライフセーバーも。


 4年後の東京の運営は、大丈夫だろうか。リオ組織委広報のアンドラーダ氏に、どんな教訓を伝えたいか聞いてみると、にっこり笑って言った。「誰にでも間違いはあるし、ミスは必ず起こる。入念な計画よりも、軽やかな挽回が大事なんだ。何事も完璧を求めすぎないことさ」

 ◆国歌は間違う、国旗も間違う。選手を乗せたバスが違う競技場に行っちゃったってか! 笑って済ませられる問題じゃないぞ。あの緑のプールも人為的なミスなのかい! 開いた口がふさがらないよ。

 治安の悪さもさることながら競技場や選手村の建設が間に合っていないなど、こういう国にオリンピックを任せちゃいけない見本になったと思う。いちいち報道されていない不都合はもっともっとたくさんあったんだろうと想像する。

 入念な計画よりも、軽やかな挽回が大事… とは組織委員会側が言うセリフだろうか。入念な計画をする側がこれではダメだよね。わたしはラテンの方々とはお友達になれないかもしれない。初の南米開催は最後の南米開催になるのではないかと心配する。





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最終更新日  2016.08.19 21:58:33
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