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寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

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2019.12.16
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テーマ:ニュース(100012)
カテゴリ:時事&立腹
桜を見る会 官僚「のらりくらり答弁」の背後に何があるのか
毎日新聞 2019年12月16日05時30分野党ヒアリングで議員からの質問に答える酒田元洋・内閣府官房総務課長(右から2人目)=国会で2019年12月6日午後1時8分

 「承知したとは言ったが、確約はしていない」「持ち帰って検討したい」――。安倍晋三首相主催の「桜を見る会」について、野党による政府側へのヒアリングが続いているが、政府側からは、のらりくらりとした返答ばかり。特に「60」をめぐる問答でそれが目立つ。「ジャパンライフ」元会長に届いた案内状に記されていた番号である。あしき「官僚答弁」を振り返り、なぜこんなことになるのかを考えた。

発端はまたも田村智子議員の質問
 「60」が最初に脚光を浴びたのは11月25日の参院行政監視委員会での田村智子議員(共産)の質問だった。桜を見る会の問題に火を付けた人である。

 田村氏は、悪質なマルチ商法を展開した容疑で警察の家宅捜索を受けたジャパンライフの山口隆祥・元会長に2015年の桜を見る会への案内状が届き、そこに「60」という番号が振られていたことを明らかにした。

 さらに、案内状を封筒に入れる作業を業者に指示した内閣府の仕様書を示し、14年は「60~63」が「総理、長官等推薦者」に分類されていたことも指摘した。

 ここから「60」が「首相枠」を意味する番号ではないかという野党の追及が始まる。

「わかりました」とは言ったが「確約したわけではない」
 立憲民主、国民民主、共産、社民(後にれいわ新選組も参加)の各党による追及本部は関連する担当者を呼んでヒアリングをしているが、最も長時間にわたって矢面に立たされているのは、桜を見る会を所管する内閣府の酒田元洋・官房総務課長だ。そして、「のらりくらり」が際立つのも酒田氏。例えば次のような具合だ。

 <11月29日>

 今井雅人衆院議員(無所属) 「60~63」のそれぞれの違いは何か。「60」は誰を指すのか。

 酒田課長 既に(名簿を)廃棄しており、現時点でどなたか確認するすべがありません。

 今井議員 「60~63」の違いを担当者に確認してもらえないか。

 酒田課長 ……承知しました。

 <12月3日>

 黒岩宇洋衆院議員(立憲民主) 確認をお願いしていたが、どうなったか。

 酒田課長 ご指摘の番号は、招待状の発送を効率的に行うために便宜的につけているものです。桜を見る会の終了をもって、使用目的を終えたということから、内閣府において情報を保有していないというところでございます。

 野党議員 ちょっとちょっとちょっと。こちらは担当者に確認してほしいと言った。

 酒田課長 当時の担当者を特定できるとは申し上げましたけれど、確認するというところまで確約したのかというと……。

 (会場騒然。「えーっ」「待て待て待て」)

 野党議員 私はお願いしたはずだ。(あなたは)「わかりました」と言った。

 酒田課長 「わかりました」というのは、趣旨は理解しましたけれども、必ず確認してきますと申し上げたわけではなく……。

 野党議員 なぜ(担当者に)聞かないのか。

 酒田課長 4、5年前のことですので、聞いてもですね……。

 黒岩議員 聞いたのか、聞いていないのか。

 酒田課長 現時点では聞いておりません。

 黒岩議員 聞いていない理由は?

 酒田課長 「担当者が特定できるか」と聞かれまして、「わかると思います」と申し上げましたが、その者に確認をしてくださいということも承っておりますが、それを私どもでどう対応するかまでは「わかりました」と申し上げたわけではないということです。

 黒岩議員 課長、次回までに担当者に確認すると確約してほしい。

 酒田課長 確約はなかなかできない……。

 野党議員 首相が止めているのか?

 酒田課長 違います。止めているとか、止めていないでなくて、そういった方向で行こうとはまだなっておりません。

「官邸と呼吸を合わせて対応している」
 以降、「確認したのか」「検討中」という問答が、現在に至るまで延々と繰り返されている。口調は丁寧ながらも「絶対に言質は取らせない」という決意のようなものが伝わってくる。

 なぜ、酒田氏は態度を崩さないのか。前川喜平・元文部科学事務次官に聞いてみた。

 「『とにかく真相を明らかにしない』という大前提があって、そのために毎回、その場しのぎの理由づけをしているように見えます」

 背後には首相官邸の存在があると断言する。「指示が出ているかどうかは知りませんが、両者が呼吸を合わせて対応しているのは間違いありませんね」

出世コース「官房総務課長」
 そして、官房総務課長は出世コースのポストだ。前川さん自身も文科省で官房総務課長を務め、そこから約10年かけて事務方トップの事務次官に上り詰めた。

 「酒田さんが野党の要求に応じるまま事実を明かしてしまえば、官邸の意向に背いたとして飛ばされてしまう可能性がある」

 憲法15条には「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない」と書かれている。「国民ではなく一部の権力者への奉仕者になってしまっています」

「首相は責任をすべて役人に押しつけている」
 ただ、前川さんは元官僚として一方的に酒田氏を責める気になれないという。

 「整合の取れない答弁を繰り返す姿を家族に、そして国民にさらしている。気の毒ですよ。悪いのは安倍首相です。政治の責任をすべて役人に押しつけてきた。森友学園問題では、国有地を格安で払い下げたのは財務省の近畿財務局、文書改ざんは理財局がやったことにしました。今回は首相自身の疑惑です。最大の説明責任が求められているにもかかわらず、国会で十分な説明をせず、また役人に責任転嫁している。政府の最高責任者としてあるべき姿ではありません」

【毎日新聞;元記事はこちら


 ◆人をバカにしてるのかと言いたくなるほどの「のらりくらり」ぶり。野党をなめているのかと思いきやそうではないらしい。国民・国家のために本当のことを言いたい気持ちも(おそらく)あるんだろう。でも自分の立場を守るため、自分の部下や家族を守るために、命がけでとぼけているということか。こんな官僚に誰がした。





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最終更新日  2019.12.16 20:21:24
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