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寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

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2021.01.17
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カテゴリ:時事&立腹
共通テスト・地理Bでブラタモリが役立った?「天橋立」出題
毎日新聞 2021年1月16日21時59分

 大学入学共通テストの「地理B」で、日本三景の一つ「天橋立」(京都府)を4地点から撮影した写真のうち北側から撮ったものを選ぶ問題が出た。今月9日に放送されたNHKの番組「ブラタモリ」で北側から見た天橋立のエピソードを取り上げたばかりで、インターネット上では受験生から「役に立った」と感謝の声が上がった。

 ブラタモリはタレントのタモリさんが街を歩きながら土地の歴史や暮らしに迫る番組。天橋立でよく知られているのは南側からの風景だが、番組では北側から撮影された様子を紹介した。ツイッターではテスト終了直後から「ブラタモリそのまんま」「ありがとうタモリさん」などの投稿が相次いだ。

【毎日新聞;元記事はこちら


『ブラタモリ』を学者たちが「奇跡の番組」と絶賛する理由
凄いのはタモリだけじゃない

尾方 隆幸(地球科学者)
現代ビジネス 2019.06.22

 千葉県・幕張メッセで毎年開催される「日本地球惑星科学連合大会」は、国内外の地球科学者が勢揃いする一大イベントである。2019年5月26〜30日に行われた今年の大会は、参加者数8390名に及んだ。その大会で、私はコンビーナ(会議を企画・運営する人)としてパブリックセッション「ブラタモリの探究」(本記事ではブラタモリセッションと呼ぶ)を開催した。

◼️研究者たちにもファンが多い
 私たちが『ブラタモリ』(NHK)を取り上げた理由はいくつかある。まず、地球科学の裾野を広げたいという使命感だ。大会の初日はパブリックデーとされ、学会の非会員も参加可能なパブリックセッションを開催できる。地球科学に関心を持っていただく人たちを増やすには絶好の機会なのだ。

 あわせて、地球科学のすべての分野の研究者が集まる場で、私たちの専門知を一般の方々に解説する方法論を議論したいことも理由のひとつだった。『ブラタモリ』は、そのヒントを与えてくれると思ったのである。

 ブラタモリセッションの参加者は、私たちのほぼ予想通りで、約6割が学会員の地球科学者、約4割が非会員のパブリックであった。

 ブラタモリセッションでは、番組内で案内人を経験した研究者たちから、『ブラタモリ』の人気の秘訣が評価された。私と一緒にコンビーナを務めた萬年一剛さん(神奈川県温泉地学研究所主任研究員。「#71箱根」などに出演)は、『ブラタモリ』が地球科学のコミュニティから注目されるようになった経緯を整理し、地球科学者が頻繁に出演・協力しているほか、たくさんの地球科学者が番組を視聴していることを報告した。

 地球科学以外の研究者にも登壇いただいた。井上素子さん(埼玉県立自然の博物館主任学芸員。「#79秩父」などに出演)は、『ブラタモリ』の難易度が視聴者の科学リテラシーに合致しているからこそ人気番組に成り得ていると考察。松田法子さん(京都府立大学准教授。「#27熱海」などに出演)は、時空間スケールを操りながらシームレスに事象を切り取るのが『ブラタモリ』のセンスで、文系と理系を行ったり来たりするストーリーが魅力的であると評価した。

 『ブラタモリ』の人気の秘訣は、わかりやすさと学術的な正確さを両立させていること、シームレスなストーリーを構築していることに集約されると、私も思う。「シームレス」とは「繫ぎ目のない」「境界のない(もしくは曖昧な)」というような意味である。

 科学を扱うテレビ番組はたくさんあるが、そのほとんどは、特定の学問分野を背景に特定のテーマやトピックを扱ったものといえる。ところが『ブラタモリ』は、特定の学問分野にターゲットを絞り込むようなことはしない。学問分野の境界を意識せず、しかしきちんと学問的内容に触れつつ、あらゆる学問分野を柔軟に出入りしながら番組が構成されている。(以下略)

【現代ビジネス;元記事はこちら


 ◆タモリさんが他局で昼のレギュラー番組を持っていた頃は遠くまでロケに出られず久保田アナと江戸・明治の東京近辺を探って街歩きするマニアックな番組だったと記憶します。わたしは2015年に今の時間にレギュラー化してから欠かさず見るようになりました。タモリさんはもちろん、桑子アナ・近江アナ・林田アナみんな魅力的で、かなりディープなブラタモリファンになりました。(浅野アナの次は新潟局の新人アナ木村穂乃さんを!)

 毎回タモリさんの知識の広さに感服するのですが、それ以上に案内・解説に登場する学者や学芸員の皆さんの愛情たっぷりのオタクっぷりが実に楽しくて番組制作者の意図通りに引き込まれるのです。断層・段丘の面白さを知り地学を勉強し直そうかと本を探したくらいです。

 最近のNHKは「国内の番組制作プロダクションから企画提案を募り、番組制作を直接委託するシステムを取り入れています」と番組企画募集し「チコちゃんに叱られる」なんかは初めは良かったが、近頃はもはやフジテレビの番組じゃないか?(実際に共同テレビ制作らしい)と感じるほどNHKらしくない方向に悪ノリした。

 ブラタモリはいい意味でとてもNHKらしい知的バラエティ番組です。専門的なのに専門的すぎないのがすごい。「チコちゃん」みたいにブームになると番組はどうしても腐っていっちゃうので「研究者たちから奇跡の番組と絶賛」される辺りで留めてほしい。とことん現場を歩いて取材してできる限り時間をかけて手を抜かない番組作りをお願いしたいです。ブラタモリがんばれ!





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最終更新日  2021.01.19 07:20:32
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