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カテゴリ:時事&立腹
自民2議員、採決遅刻し投票できず 不信任案、党幹部「けしからん」 時事ドットコム 2022年06月09日21時57分 9日の衆院本会議で否決された細田博之議長不信任決議案の採決で、自民党の神田憲次、宮路拓馬両議員が議場閉鎖までに本会議場に入れず、記名投票に参加できなかった。両氏の事務所は「遅刻」と説明。同党国対幹部は「けしからん話だ」と述べ、何らかの対応を取る考えを示した。(中略) 神田氏の事務所は「 足を運ぶ のが10秒ほど間に合わなかった」と説明。宮路氏の事務所は「出席が班分けされており、遅れてしまった。反省している」と釈明した。両氏はこの後行われた内閣不信任案の採決には加わった。 【時事ドットコム;元記事はこちらへ】 ◆議員事務所の説明に違和感を感じます。「足を運ぶ」を知っているご年配の方なら(ご年配でなくても日本語をよく知る方なら)この使い方は間違いだと気がつくでしょう。「足を運ぶ」は“自分”を主語として使ってしまうと失礼な言い方になりかねない危険な言い回しです。最近「行く」と「足を運ぶ」の用法の違いを解っていない人が増えているのかテレビでちょいちょい遭遇します。 先日職場のお昼時、宅配弁当を食べながらヒルナンデスを見ていたら若い女性出演者が「わたしはここへ足を運んだことは無いんですけど…」とのたまっていました。ずいぶん偉そうな言い方するなと感じました。ナンチャンからもちょっとツッコミを入れられていたようでしたが本人は間違いを解らないんだろうと思いました。「足を運ぶ」は「足を伸ばす」とかとは全然ニュアンスが違う言い回しなのに解ってないんだろう。 デジタル大辞泉では「足を運ぶ」は「あることのために、わざわざ出向く」という意味とされています。つまり、別に行かなくてもいいのだが、事情があってわざわざ行くのです。例文としては「何度も―・んでいただき、申し訳ありません」ということになります。「足を運ぶ」には“わざわざ”というニュアンスが含まれていることを理解していないと、気の利いた言い方をしたつもりが「この人は日本語を知らない人だ」と笑われる結果になります。 マイナビニュースには「足を運ぶ」を使う際の注意点についてこう紹介されています。(以下コピペ) 「足を運ぶ」は、「わざわざ」出向くというニュアンスが強い言い回しであるため、上司や取引先の方や目上の方に対して、自分を主語として使ってしまうと大変失礼です。 ・本日の面接でお会いするために、足を運びました。 例えば上記の文章では、目上の方に「あなたに会うために、私がわざわざ出向きました」といったニュアンスになります。気づかぬうちにこのような間違いをして、相手から悪印象をかっていたなんてことにならないよう、「足を運ぶ」という言い回しを使う際には十分気をつけましょう。 わたしが面接官なら一発アウトです。笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.12 16:15:10
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