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カテゴリ:時事&立腹
野党第1党なのに…次々と主力を失う立憲民主党、中堅議員の嘆き 毎日新聞 2022/7/30 17:43 野党第1党の立憲民主党が、政権を厳しく追及する「論客」の相次ぐ落選や引退に頭を悩ませている。6議席を減らした参院選では、森裕子前参院幹事長が議席を失った。立憲は7月29日に参院の新執行部が始動したが、国会での論戦力の低下がさらなる党勢の衰退につながる懸念もあり、早くも不安の声が出ている。 「ベテランが引退、落選し、我々の状況は厳しくなっていて、論戦力に影響することは事実だ」 29日、社民党と組む統一会派の参院会長に再任された水岡俊一氏は、議員総会後の記者会見で参院立憲の「戦力低下」について率直に認めた。 立憲は、参院選で改選23議席を17議席に減らし、選挙区では新潟選出の森氏、比例代表では白真勲、有田芳生両氏などのベテランが相次いで落選。他に小川敏夫氏、那谷屋正義氏らが引退した。いずれも、本会議や予算委員会などで質問に立ってきた参院の「主力」だった。 特に森氏は、森友学園を巡る公文書改ざんや加計学園問題、「桜を見る会」問題などで、故安倍晋三元首相と対峙し、政権の不正疑惑をただしてきた実績があり、政府・与党から最も警戒されてきた議員の一人。党職員は「森さんがいないのは、議員数人分の痛手だ」と嘆く。 立憲は2021年の衆院選でも、国会論戦の「主力」たちを相次いで失った。辻元清美、黒岩宇洋、今井雅人、川内博史の各氏らで、いずれも予算委員会だけでなく、官僚を追及する「野党合同ヒアリング」でも鋭い質問を繰り出した議員たちだった。 辻元氏は今回の参院選で返り咲いたが、衆参ともに論客は減り続けており、立憲内からは「パワーダウンがさらに進んだ」といった声が漏れる。(以下略) 【毎日新聞;元記事はこちらへ】 ◆参院で落ちた森氏も衆院で落ちた黒岩氏も新潟県の選挙区の方。当選回数を重ねそれなりのキャリアとなり党内での序列も上がり、勘違いなさったのか委員会での質問や合同ヒアリングの態度は必要以上に偉そうな物言いになっていたと感じる。質問するというより政府をどうやり込めるかだけを考えているかのような質問構成であったし高飛車な質疑姿勢も目立った。(わたしにはそう見えた)あれを「論客」の姿だとは思わない。 国会中継をよく聞いているわたしでもそう感じるのだから質疑の一部を切り取っただけのニュース報道ではより強調されていただろう。それをテレビでさらっと見た新潟県民の“支持政党なし層”はどう感じたか。いつも迷惑そうに文句ばっかり言ってるおばさん・おじさんに見えていたのではないか。「またやってるよ、偉っそうに」「文句ばっかりじゃなくアンタには提案はないのか」と悪口されていたのではないか。この落選期間は森氏・黒岩氏にはいいクスリになるだろう。 わたしはたまにしか出てこないが野田元首相の委員会質疑が最も秀逸だと感じている。理路整然として重厚感がありそれでいて謙虚さもありユーモアもあり鋭いひと刺しもある。聞いていて楽しい質疑は珍しい。立憲民主党は野田氏や枝野氏にもっと質問に立ってもらった方がいいぞ。政府の誤りを糺すのは野党の大事な仕事だが、やっつけるスキルを磨くだけじゃダメだ。自身の理想と政権の実態について熱量を持って論議する姿が見たいのだ。国や国民のために人一倍高い理想を持っているのが政治家だろ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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