CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行
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時刻はPM2:00 台湾人上司と私は会社の車に乗り、 先ずは心当たりのあるボーリング場の裏手へ。 (ここまでの話は消えた中国人従業員を捜せ!【壱】を御参照下さい【別窓】) ここで待ち合わせしたんだよな… 車を止めてもらって、運転手(本地人)を帰した。(知られないように。すぐ喋るから) 「私、聞いてくるよ。あなたも、行く?」と台湾人上司に聞くと 「ノーサンキュー」 あんたの部下ですけど!!(`ロ´;; 仕方ないのでウロウロ歩いてみた。 「この辺で団地ありませんか?」 「ああ、それなら、あっちだよ」 と指差された方向へ歩いていく。 確かにあった。 どうやら付近には、ここくらいしかないらしい。 団地の正門の所に、詰め所が。 「請問,季○家在na里?」(季○の家は、どこですか?) と聞いてみる。 「不知道」(知らないな) 「この子なんだけど」 と証明写真を見せる。 「不認識」(知らない) …やっぱりな。 最初からうまくいくわけないと思ったよ。 しかもジロジロ見られてるし。 「知道。謝謝」(分かった。アリガト)と、その場を離れた。 ついでに、その辺の何人かにも、写真を見せて聞いてみた。 みんな「不知道」と首を振る。 ど~しよ~… 落胆して台湾人上司の待っている場所に戻った。 「ダメだったか?」と台湾人上司。 「うん…」 こんな時、地元の人なら、どうやって捜すんだろ… 地元の人なら… そうだ!! 地元の人に聞けば、いいんだよ!
さっき帰した運転手に電話をかけた。 「もしもし、黄さん(運転手)?人の家を探す時、どうやったら分かるかな~?」と私。 「人の家?…う~ん…普通はパイチュースオだろうな~」 「派出所?」(pai4 chu1 suo3) 「あそこなら地区に住んでる者を殆ど把握してるはずだから」 お~。さすが中国人 「どこにあるか知ってる?」 「さっき下りた所だったら、○○派出所が管轄だよ。そこから遠くないはずだ」 「謝謝!!」 ********************************************************** ○○派出所に着いた。 簡易オフィスみたいな所。 公安の制服着たのが4人いて、一般庶民が2人、公安職員と話し込んでいる。 振り向いてもくれないので、声をかけそびれていると 「人を捜してるんだけどな!!」 と台湾人上司。 お~やっと、やる気になったか!? 暇そうな女性公安の側の椅子に座る。 「名前は季○。彼を捜している。家はどこだ?」(台湾人上司) 女性公安職員はジロっと睨んで、 「不能告訴ni」(教えられないよ) と一言。 「困ります~。我々は彼の会社の者で、彼に用事があって…」 と私が話し始めた時… 「這是詐騙案件!」(これは詐欺事件なんだ!) と台湾人が一喝。 周りの職員も振り向いて、「そういう事なら…」と動き始めた。 公安 「季○は世帯主か?」 上司 「いや、親が世帯主のはずだ」 公安 「季○○というのがいるが?」 上司 「分からないが、家族構成は?」 公安 「本人の他、妻と男の子供が一人」 私 「子供の年は?」 公安 「え~と、27歳だな」 それだ!! 「我々が教えたというのは言わないでくれよ」と念を押され、 住所を教えてもらった。 ご親切にパトカーで送ってくれた。 あらあら、さっきの団地じゃない? やっぱ、ここだったんだ~ 「謝謝~」とパトカーを見送って。 さて 15号棟302号室、か・・・ さっきの詰め所のオジサンを横目に、私は一人で中に入っていきました。。。 (台湾人上司は、またお休み) またつづく。 ←是非1票お願いします!(別窓) ←こちらも是非!非常感謝!(別窓) ********************************************************* 居所を調べたい時に、身分証明書の住所があるじゃない?
なんて思ったのだけれど、あれは何年かに一回しか更新しないし、 戸籍住所が書いてあったりで殆どアテになりません。 現住所は地元の派出所が把握している、というのは言われてみれば… アパートに突然、公安が来て 誰が住んでる?パスポート見せて、という 戸別訪問。あれで記録をしていたんだな、と初めて分かったのでした。 派出所の対応は後から思えば、すごい変。 「これは詐欺事件なんだ!」と台湾人上司が叫んだだけで住所を教えてくれて。 しっかり口止めまでして。 日本なら「では詳しい事を」って、なると思うんだけどな~ 仕事したくないってこと~? ちなみに台湾人上司に「これは詐欺事件だ!」と叫んだ理由を聞いたら、 「オーバーに言って驚かさないと、ここのモンは動かないだろ? それに事件になるのは面倒だから、こっちに教えると思ったんだよ」と。 やっぱり思考回路が日本人とは違うようです。。。
過去の主人公達の10年後(二人目) 【弐】 2016/09/23 コメント(6)
過去の主人公達の10年後(二人目) 【壱】 2016/07/01 コメント(2)
過去の主人公達の10年後(一人目) 2016/06/22 コメント(6)
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