周が会議上で口走った「会社の秘密」とは・・・?
どこの会社でも、すると思う。
「コストダウン」「節税」
誰でもそうだが自分が慣れ親しんだ方法で節約するだろう。
しかし中国では、思わぬ所で引っかかってしまう。
例えば、「メーカーとして」中国に現地企業を設立した場合。
下請け会社に図面を落として製品を作らせ、それを客先に直送する。
会社は伝票の通過点になるだけ。
日本なら、どこでもやっているこの行為は
中国国内なら違法行為である。
中国では「メーカー」「商社」「運送業」・・・各業種の設立条件が
それぞれ違う。
外資企業に開放されている業種制限、資本金の額、その他条件。
もし「メーカー」として申請設立した会社が、上記のような
伝票を通しただけの行為を行うなら、それは「商社」の行為である。
商社の資格がないと行えないのだ。
一番重いのが税率の違い。
「メーカー」と「商社」は税率が変わってくる。
伝票の種類も違う。
知らずに日本と同じ事をすれば、それは脱税行為になる。
正しくは、メーカーである以上、必ず材料を自社に仕入れ何らかの加工を施して
出荷しなければならない。
(だからモノの出入庫を見る為に倉庫管理が厳しく管理されるのだ)
江蘇で私が勤務していた会社は、丸腰の中国進出であった。
経営陣も現地責任者も誰も、中国事情も中国の法律も勉強せずに進出した。
なので最初は、知らずに色んな違法行為を犯してしまっていた。
その内、会計士から指導を受け、中国の事情を知り、法律を学び
何とか、まともな会社形態に持って来た。
周が言っていたのは、過去の違法行為、及び現在の節税行為である。
国税や工商局に言えば、会社が大変な事になると踏んでいたのだ。
*ここまでの話は【五】アクの強い財務をやめさせる話をご参照下さい。
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周が辞職する事は確定した。
しかも自ら進んで辞めると言った。
しかし、その素直さも、私は気持ち悪かった。
何か企んでいる可能性は十分にある。
この頃の私は、多分ローカルスタッフの裏を見すぎて
疑心暗鬼になっていたのだろうと思うが。。。
いずれにせよ、次にやるべき事は。
周が握っている 爆 弾 を解体する事である。
万が一、
奴が暴走した時の防御策を打たねば。。。
私は顧問弁護士に、あるメールを打った・・・
つづく
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アゴが痛い。。。
顎関節症、というのになってしまったかもしれません。
先週末、大きなキャラメルを目一杯かみしめたら、
ちょっと痛みを感じて。
今も、まだ痛い。。
左アゴの付け根が、はまっていない感じ。
食事も、ちょっと辛いです。あまり食べられません。
しばらく置いといて、直らなければ病院に行きます。
飴ちゃん、控えよ…(泣)