≪プレゼン≫
社長 「刺身の盛り合わせとビール。あこさんは?いつもの?」
私 「はい。カツ丼を。先に持ってきてね!(従業員に)」
社長 「またカツ丼か。すごいね~^^」
私 「いや~私、やっぱ御飯食べないと食べた気がしないんですよ~」
江蘇のこの街でも日本人の数は増え続けていて。
伴い、日本食屋も段々増えていっている。
まずくはないけれど
家庭料理の域は出ないので
味わうと言うよりは、お腹を満たす、に等しい食べ方ばかりしていた。
飲み食べ放題で150元(約2,000円)/人。
大体こんなもんだけど
中国では安くない。むしろ高い。
中華料理なら、普通のレストランで10くらい料理を頼める。
量も多いし。
カツ丼セットは35元(約500円)。
家で作るのと、そんなに変わらない味なのだけど。
日本食は日本食だし。
やっぱり落ち着くのよね(´▽`)
私はお酒を飲めないし、社長はお酒主体で食事は少ないから
2人で食べる時は殆ど単品注文。(お酒はボトルキープしてるし)
気は使わないので社長は手酌で。
(私は時々、気がついた時だけお酌する)
この社長さんは御年60歳過ぎ。
私の会社の社長では、ない。
全く別業界の会社の方。
以前は東南アジアやタイを相手に仕事していたそうだが
日本での製造コスト問題を解決しようと
2002年に単身、中国にやってきた。
中国語は全く話せず片言の英語だけ。
やっと見つけたパートナー会社でも
誰も日本語が話せず。出来ても英語。
ネゴの度に飲み屋の女の子を臨時に雇って
通訳にしていたそうだ。
しかし通訳レベルに問題があり。
困ったパートナーの会社が、出入りの白タク運転手に話をした所
食事会に私が連れて行かれ、知り合った。
何度か現場通訳のお手伝いをして。
その内に現地でキチンとした通訳も見つけるお手伝いをし。
アパート探しのお手伝いもし。
仕事の基盤を作った後は、月に一度の来中の時にお会いして
食事しながら問題点等を話し合う(大体が愚痴)のが慣例となっていた。
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カツ丼も大半食べ終わって
社長の近況報告も聞き終わった後
「実はですね…」と切り出した。
この街でマンションを買う予定があります。
内装は畳の部屋を作り、堀ゴタツ等入れ。
日本人が和める和風に仕上げる予定です。
勿論、内装の時には
社長の意向も反映しながら。
家賃は出来るだけ安く3500元(約46,000円)/月くらいを考えています。
(社長が、その時借りている所は2000元(26,000円)/月。
新築家具付きの団地タイプ、80平米)
是非、社長に借りて頂きたいんですが。
如何でしょう?
私は内心
こんな話に乗ってくれるのだろうか…?(不安)
でも社長は
「それ、いいね。乗る乗る♪ ^▽^」
え!?
いいんですか!?
すっかり、その気の社長と
とまどい気味の私は、その後
タイムスケジュールを打ち合わせた。
その夜。
台湾人上司から電話があった。
台湾人 「あの東方花園、どうなった?」
私 「まだ保留してるけど…」
台湾人 「俺、今、家買おうと思うんだけど
東方花園、譲ってくれる?」
はぁ?
マジですか?
ここにきて、東方花園を…!?
ちょっと
困 惑。。。
つづく。
この話はシリーズ物になっています。
宜しければ【14】中国で不動産を買おうとした話(別窓)も御参照下さい^^
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