CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行
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前回で何とか上司の愛人疑惑が晴れた私。 あ~良かった(ホッ) 大変印象深かったですが、時間が経つに連れ、 中国勤務で発生する数え切れないトラブルの中の一つとなり、 私の中でも「そう言えば、あんな事あったな~」とランクダウンして行きました。 ところで。 疑われた私と竹山さんでしたが、実際職場ではどのようだったのでしょうか? 正直な所、一言で言えば「犬猿の仲」 <立場> 竹山さん:生活がかかっているので本社との人間関係に気を使いながら生真面目に仕事をする。 私:独り者で怖いものなし、上司との関係よりも、会社の為に仕事を前に進めようとする。 <性格> 竹山さん:気が弱く、口ベタ。考えをうまく説明できない。また言わない。 私:気が強く、思った事をすぐ口に出す。そうするのが相互理解の基礎だと思っている。 <中国に関して> 竹山さん:中国語や中国の国情を全く知らなかった。 私:言葉もある程度分かるし、中国の国情もある程度理解している。 こんな風に全く正反対だったものだから。 気が合わなくて。何かと意見が対立し。 仕事以外は話す事がなく。また話も続かない… まあ天気の話くらいはしてましたが…
なので愛人疑惑も自信を持って否定できるのです(笑) *でも竹山さん人柄は悪くなかったです。ただ私と気が合わないだけ。 ********************************************************** 上司にとっては 私は主張の強い生意気な部下だったでしょう。 だから竹山さんにも敬遠されていたと思います。 …事例を二つ。 1) 一度、私の両親が江蘇に私の顔を見に来た時に、 竹山さんを「両親と一緒にお食事でもして頂けませんか?」 と誘ったのですが、断られました エアコンの修理が来るとか、中国語のレッスンがあるとかで。 小さな用事ばかり並べるので「つまり会いたくないんだな」というのが分かり 「そうですか。残念です」と引き下がりました。 2) 私の両親が来中したその年の国慶節休みに、 竹山さんの奥さんが江蘇に遊びに来る、と聞きました。 電話事件から2年が過ぎていました。 もう疑惑はないし女性同士だし、と。 「竹山さん、奥さん含めて皆で一緒に食事しましょうよ♪」と提案すると 「勘弁してくれ」と断られました。 「疑惑は解けてるから、いいじゃないですか?」と言っても 「勘弁してくれ」の一点張り。 また「分かりました。じゃあ、お二人で仲良くして下さい」と引き下がる事に。 電話事件があったから決まり悪かったのもあったでしょうけど… …と、 ここまでが前フリです。 FAX事件、電話事件、竹山さんと私の犬猿の仲、 私の両親の来中&竹山さんの食事会不参加、奥さんとの食事会を断られ、と来ましたが… ここから、いよいよ本番です。 これらを踏まえて。 ************************************************************ 国慶節の休みに入って2日目。9月30日。 AM10:00 私は、お出かけの準備をしていました。 日本人オジサン友達と、その取引先の台湾人の通訳をする為。 と言っても食事会だったのですが。 昆山市の巴城鎮へ上海ガニを食べに行く、というもので♪ オシロイを顔にはたき込んでいた時に 私の携帯電話が ♪ 「ウエイ?(もしもし?)」 「ニーハオ!アコ小姐」 「あ、金小姐(会社に出入りしている白タク運転手)、どしたの?」 「…竹山の奥さんが来てるの知ってるでしょ?」 「知ってるよ。確か昨日よね。ちゃんと来たのよね?」 「うん、私が迎えに行って連れて来たんだけど…」 「何?」 「今ね、ケンカしてるのよ。竹山と奥さん。」 「ええ~!!??」 ここまで来てケンカかい…!!?? 「今朝から観光に出かける予定で迎えに行ったら、奥さんが怒鳴ってて。 私、日本語分からないし、何が何だか分からないから、助けてほしいの」 「…(考)…駄目だよ。私、今から出かけるし。」 「どこ行くの?」 「カニ♪陽澄湖まで」 「そうなの…それ終わったらでいいから、来てくれない?」 ちょっと… 「奥さんに会いたい」と言って「勘弁してくれ」と断られた私が、 何で行かなきゃならんの? 「悪いけど…行かないわ」 「どうして?」 「竹山さんが私と奥さんを会わせたくないって言ったから」 「そうなの?(驚)」 「そうよ!私が『一緒に食事でもどうですか?』 って言ったら『勘弁してくれ』って言ったのよ! 『勘弁してくれ』!!! 私の両親が来た時だって会おうともしなかったのよ! なんで私がそんな人の手助けしなきゃならないの? 冗談じゃないわ!」 「・・・・・・・・・」 「夫婦ゲンカなんて、ほっとけば?」 「・・・でも・・・」 「悪いけど、私、今から出かけるから。じゃあね」 「ああ・・・」 電話を切って。 家を出た。 知らん知らん! 夫婦ゲンカでも何でも勝手にしとけばいいねん! そんな事より
カニよカニ~♪^^ 私は待ち合わせ場所へ急いだ。 つづく。 ←是非1票お願いします!(別窓) ←こちらも是非!非常感謝!(別窓) ←御支持お願いします^^(別窓)
この話は【参】単身駐在上司の奥さんの続きです。宜しければ、どうぞ。別窓です。
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