社長には簡単に事情を説明しておいた。
以前のFAX事件とか、電話事件とか。
「ほう!エライ目に遭ったね!」 驚く社長。
ちょっと…
…なんで楽しそうなの…??^^;;
一緒にいる台湾人達は我々が今から何しようとしているかなんて
知らないから、時々話しかけてくるので、説明を中断して通訳。
落ち着かない1時間半でした。
さて!
お待たせしました!
見慣れた街並みにさしかかり。
いよいよ!
竹山宅へ向かいます!^▽^;;
*****************************************************
アパートのエリアの入り口に金小姐が見えた。
「あ!ここで、ここで下りる!」と言って。
「これから飲みに行こうよ」という台湾人に社長が「next time^^」と断り。
二人、車を下りました。
着いてしまった…(汗)
ま、何とかなるさ…
「金小姐!我来了!(来たよ!)」と声を掛けた。
竹山宅までの道で、金小姐から様子を聞く。
「多分、昨日の晩からやってる」
徹夜でケンカ…!?
「何でこんな事になったのか全然分からない」
「昨日、竹山を乗せて奥さんを空港まで迎えに行って。
その時は何の問題もなかった」
フムフム
「今朝行ったら、竹山はパジャマのまま。奥さんは紙持って怒鳴ってて。」
という事は昨夜アパートで、何かあったんだな・・・(考)・・・
「竹山を蹴ったりしてたし」
ええ~っっ!!
DVってヤツ…(汗)
やっぱり社長連れてきて正解だったわ…
竹山氏の部屋の前に来た。
ピンポ~ン♪
・・・・・・・・・・・
パスッパスッ
とスリッパの音がして、
ドアが開いた。
「王先生!(王さん!)」
「ニーハオ…」
王さん何だか疲れてる…朝からずっといたんだな。
「NI辛苦了(お疲れ様だね…)」
「没関係(大丈夫)」
「竹山先生ロ尼?(竹山さんは?)」
「還在ロ少(まだケンカ)」
「スーザンと旅行に行った写真を出しなさい!」
スーザン??
…何人?(悩)
「太太?(奥さん?)」と小声で聞くと、
王さんが頷いた。
「早く!!!」 また奥さんの声。
竹山さんの声は聞こえて来ないな…
黙秘権か~??
王さんが中に向かって
「竹山先生、アコ小姐、来了(竹山さん、アコさん来たよ)」と声を掛けた。
パスッパスッとスリッパの音が近づいて、
竹山さんが玄関先に出てきた。
「今晩は~^^;;」と私。
竹山さんは私の顔を見て、頷いた。
無精ひげ生えてる…
薄いグリーンと白の縦じまのパジャマ着てる。
目も赤いな。
疲れてるっぽい。
引き続き、私の後ろから「今晩は」と現れた社長を見て、
竹山さんは、目をまん丸にして驚いてた^^;;
「助っ人です(--)」と無表情で私。
ギャラリーとも言う…^^;;
「あ、ああ…今晩は@@」と竹山さん。
多い方がいい。
社長に声を掛けたのは、一人じゃ不安だったのもあるけれど。
こういう感情的なケンカは、
赤の他人が多い方が冷静になるかもしれない…
と思った私の判断でもあった。
「王さん、帰っていいよ^^後は私がやるから。ホントお疲れ様」
「大丈夫?」
「没問題(大丈夫) ^^」
王さんと金小姐は帰って行った。
「じゃあ…」と竹山さんが我々を招き入れる手振りをした
その時
ドゴーン!!
ドアが、すごい音が立てた。(社長と私は、まだ外)
なになになに????@@;;
社長も「お~!!!@@;;」
ゴロゴロゴロ~♪
と床を転がったのは、
缶ビール(中、入ってる)
竹山さんが後ろを振り向いて「危ないな…」とつぶやいた。
「あら、外れたわ」
奥さんか!?
初っ端から
好戦モードだな…@@;;
「とにかく」と竹山さん。
いよいよ
修羅場へ (ーー;;
つづく。
←是非1票お願いします!(別窓)
←こちらも是非!非常感謝!(別窓)
←御支持お願いします^^(別窓)
この話は【六】単身駐在上司の奥さんの続きです。宜しければ、どうぞ。別窓です。