CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行
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「お邪魔しま~す…(--;;」 缶ビールの先制パンチにビビリながら、社長と私は 神妙な顔で部屋へ入りました。 チラッとドアを横目で見る… ちょっと凹んでる…^^;; パスッパスッと3人分のスリッパが音を立てる中、 竹山さんが左手の居間へ入って行った。 そこに。 ソファーセットのガラステーブルの前で 腰に手をあてて。 立ったまま、 竹山さんを睨みつけている女性がいた。 身長は165センチくらい…? スラッとしていて。 ブルーのセーターにジーパン履いてる。 髪の毛を後ろにくくってあった。 年齢は見た目、40代半ば…?? 色が白くて、大きな上がり目が印象的な… …この人が奥さんか… 結構、綺麗な人だよ~…(驚) 「今晩は~!アコでございます~!いつもお世話になっております~^▽^;;」」 無理矢理ハイテンション(必死^^;;) 社長は「どうも。」と会釈。 「あら、どうも。今晩は」 奥さん、挨拶してくれた! 私はタタタッと歩み寄り。 「昨日いらしたんですよね~!! 道が込んでたって聞きました。お疲れ様です~^▽^;;」 能天気なフリをしておく… 「ええ。昨日は混んでまして。でも、まあ何とか着きまして…」 「丁度いい気候で良かったですね^▽^;;寒い時には急に冷えますし…」 「ホントに…暑くもなく寒くもなくで^^」 「どうですか?中国は?日本に比べると、交通事情なんか…」 奥さんと私が話をしている間に、 竹山さんは社長に缶ビール(投げたビールではない^^;;)を勧めた。 …と、 一通り世間話をしてから。 竹山さん・社長・私は、ソファーに座り。 奥さんは立ったまま。 し ~ ん。。。 さて。 どうするか…(ーー;; 夫婦ゲンカだし。 いきなり、どうこう言うのもオカシイし… 取り敢えず… 「え~。ちょっと中断してしまいましたが。 …続きをどうぞ」と私。
カ~ン!!(ゴング)
奥さん(以下「奥」) 「…スーザンと旅行に行った時の写真を見せて頂戴」 竹山さん(以下「竹」) 「・・・・・・」 奥 「あなた!!出しなさい!!」 竹 「・・・・・・」 私 「竹山さん、スーザンの写真を見せてっておっしゃってますけど…?」 竹 「…そんな人、聞いた事もない(憮然)」 私 「(奥さんを見て)聞いた事ないって、おっしゃってますけど…」 奥 「そんなはずないのよ。白々しい。 大体この人(指差す)、スーザンだけじゃないのよ!」 私 「そうなんですか!?(驚)」 奥 「そ~よ!(目をむく)スーザンにリーリーちゃんに、 メアリーに、何人もいるんだから!」 私 「(竹山さんを見て)…そうなんですか?(真顔)」 竹 「そんな訳ないやろ!!」 私 「…そんな訳ないと、おっしゃってますけど」 奥 「この人はね~、いつもウソばかりなのよ! …早くスーザンの写真を出しなさい!」 竹 「…だから、知らないって…」 私 「奥さん、知らないとおっしゃってますけど…」 まあ、こんなやり取りが暫く続いて… 私は終始、真顔でおりました。 お気づきでしょうか… 私、通訳モードに入っておりました…^^;; 双方の話を、感情を入れずに、淡々と通訳する習慣が ついていましたので。 この時も、とても冷静に、間で話を促していたワケです^^;; 奥さんが感情的になっているのが分かったので 下手に逆らわない方がいいと思ったのもあるし 何より、こんな場面で私も何をすれば良いか皆目分からなかったので。 ただ。 奥さんは、竹山さんがハッキリ言わない事にイラだっている事が分かったので 奥さんの話に驚いたり反応したりしながら 竹山さんの回答を引き出すように、合いの手を入れていました。 その内、奥さんはガラステーブルの上の離婚届(生で初めて見ました) を指差して、 奥 「これに早くサインして頂戴!!」 竹 「・・・・・・」 私 「(竹山さんに)どうなんでしょう?」 竹 「・・・する理由がない」 私 「奥さん、する理由がない、とおっしゃっていますが・・・」 奥 「理由なら沢山あるじゃないの! あなたが中国で女と遊んでいる間、 私は一人で親の看病して、 子供の面倒を見て…!!! 家庭の事を全く顧みないで、何が夫婦よ!!! 夫婦の意味なんて、ないじゃないの~!!! 」 う~ん…(悩) 女と遊んでいるって言うのは、多分、違うと思うんだけど… (竹山さんは殆ど会社にいるし) しかし。 このままじゃラチがアカンな…(考) この時。 私は他の作戦を考えていて。 ここは一つ… タイミングを見て… 思った時、 「奥さん、それは間違っていますよ」 え!? 「何ですって!?」と奥さん。 「奥さんの言う事は間違っていると思いますよ!」 しゃちょ~~~!!!@@;;(驚) 奥さんが、社長の方へ体を向けた。 アゴを上げ、 立ったまま、 社長を見下ろして。 「…あ~た…どなた?」 こわ~っっ^^;; 「私ですか?」 社長は座ったまま 奥さんの方に真っ直ぐ顔を上げて。 「掛井と言います」 バチバチバチッッ !!!(にらみ合い) しゃちょっ!!(アワワワ) ハッ!! 目… …目が燃えてる…@@;; も~社長…(汗) いきなり、リングに上がっちゃって… と、取り敢えず 奥さん VS 社長 ファイトッ!!! つづく。 ←是非1票お願いします!(別窓) ←こちらも是非!非常感謝!(別窓) ←御支持お願いします^^(別窓)
この話は【七】単身駐在上司の奥さんの続きです。宜しければ、どうぞ。別窓です。
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