祖母の七回忌に参加する為に
12月22日から母の実家、大分の方へ行きました。
小さい頃は毎年夏休みと冬休みには遊びに行っていて。
とは言っても祖母の家の近所で遊んでいただけ。
観光地等は殆ど行っていませんでした。
高校生くらいから足は遠のき。
今回の大分行きも、祖母の葬儀以来。
母の実家は坂を上がりきった一番上にあり。
裏手には山があります。（所有者は他人です）
私が中学生くらいまでは、
お風呂もマキを焚いて沸かしていたような所で。
私もよくマキを燃していました。（今はガス炊きです）
トイレの横に肥溜めもあり。（今は水洗になりました）
大阪の家の近所では有り得ないので
子供の私には結構面白い所でした。
その頃は「そんなもんだ」と特に珍しいとも思っていませんでしたが。
しかし今、改めて母の故郷を観察してみると
やはり大阪とは大きく違う。
次はいつ来られるか分からないので、
これを機会に母の故郷を少しヨソ者の目線で見てみようと考えました。
まずは身近な裏山から。
小さい頃に一度、裏山へ上った事があったのですが
母が「まっ、ヘビばい！」と叫んで
「ワーッ！」と逃げてから
それ以来、上ろうとも思わず。
しかし今回。
法事が始まる前に少し時間が空いたので、
思い立って、喪服のまま、裏山に上りました。
荒れ放題の裏山を少し入っていくと、
赤く光るものが、足元の、そこここに。
イチゴ？
そして、これは何？
取り敢えず写真を撮って、母に見せると。
母 「あけえ（赤い）のはヘビイチゴじゃねえかい？」
私 「そうなん？食べらるるとかい？」
*母は大阪に住んで相当経っていますが、
普段も大分の訛りが出ます。
実家に戻ると、たちまち完璧な大分の言葉に元通り。
そして私は母と話す時には母の言葉に合わせます。
母 「食べられんばい」
私 「じゃあヘビが食ぶる（食べる）とかい？」
母 「知ら～ん…」
私 「あ、そう」
*後で調べてみると野いちごのようでした。
食べられるみたい…ちょっと食べてみれば良かった。
母 「あら、あんた、何か、ついちょるばい！」
あら…
ひっつき虫みたいな葉が服のアチコチについていました。
大阪では、ないよな…
葉っぱを取りながら
ここでもカルチャーショックが味わえるかも…と。
少し期待。
つづく。
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