中国・江蘇のある街角。
季節は春。
時刻は夜の8時半。
そろそろ夜のお店が活気づく頃。
飲食店が並ぶ通りを、一人の小姐が歩いていた。(この小姐は私)
仕事帰りか、会社の制服にジーンズ。
肩にカバンをかけていた。
突然
「ウォ~イ!!」
という声と共に、何者かが後ろから小姐の頭をはたいた。
ウェッ!何じゃ!?@@;;
小姐は驚いて振り向いた。
「シャオジエ~!!」と赤い顔をしてフラフラしている男性がいた。
何、このオッサン…
小姐が怪訝な顔をして立ちすくんでいると
「おいおい、いい加減にしろよ!」
もう一人のメガネをかけた男性が登場した。
「ごめんね~。トゥイブチ~(すみません)」
オッチャンら、日本人か??
酔っ払ってるな…
男性2人は年の頃、40代半ば。
この街で働く日本人のようだ。
「シャオジエ~イーチーチュワンバ~!!(ねえちゃ~ん、一緒に遊ぼうよ~!)」
尚もからむ酔っ払い。
おいおい…^^;;
どうするよ…
ちょっと様子見よか…
小姐は呆れたように笑いながら、「不要~(いや~)」と答えた。
「おい、駄目だよ。」と止めるもう一人。
このメガネの男性も顔が赤い。
「ニーシーナーリーレン?(あなた、どこの人?)」とメガネの男性。
…え?…どうするかな~。日本人って言っちゃう?
でも…このまま、どうするか見てみたいな(ーvー)あ、でもさ。…もしオッチャン中国語分かってたら大陸人じゃないってバレるかも…う~ん…(~~)
「…台湾(タイワン)」と小姐は答えた。
メガネ 「タイワン?オ~!」
小姐 「対!我是台湾総部派過来的,這辺上班的^^」
(そう!私は台湾本社から派遣されて来たの、ここで働いてる)
メガネ 「ふ、ふ~ん…?」
早口だと聞き取れんみたいやな…
酔っ払い 「タイワン?そ~だろ~な~、ここら辺の子が、こんなに綺麗なはずないもんな~」
…綺麗!?@@ 今、綺麗って言った??
メガネ 「ニーチューツァイナーリー?(どこに住んでるの?)」
小姐 「這付近!(この近く!)」
どっか行こうとか、言わんかな~(ワクワク)
メガネ 「フーチン?(近く?)オー!イーヤン、イーヤン!(お~同じ、同じ!)」
握手を求めるメガネの男性。
苦笑しながら応じる小姐。
オッチャンら、近くに住んでるのか…
酔っ払いが小姐の髪を引っ張り始めた。
イタタ、何すんねん、オッサン!!(汗)
小姐 「アイヨー!干麼!(何するの!)」
メガネ 「おい、駄目だって。この人、普通の人だよ。無茶すんな」
この人は理性が残ってるね…しかし普通の人って…(汗)
メガネ 「あ、小姐。これ食べなさい」
と手に握っていた栗を数個、小姐の手に乗せた。
栗ってか~^▽^;;
小姐 「オ~、謝謝~^▽^」
メガネ 「もう、行こう。小姐はお店行って探そう」
アレレレ。そんな遠慮しなくても~(汗)
酔っ払い 「わ~ったよ~!!シャオジエ、バイバ~イ!!」
…チェッ…面白かったのに~^^;;
小姐 「ババ~イ!!^^」
まあ、綺麗って言ってくれたから…(酔ってても何でも)^^;;
立ち去る男性2人の後ろ姿を見ながら
「…あのオッチャン達、
どんな顔しただろ。
…私が日本人って分かったら」
と、私はつぶやいた。。
以上
ノンフィクションでした。
…羽目外しすぎないで下さいね。。(~~)
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文章を反転すると、私の心の声が読めます^^;;
私の友人はホテルのロビーで一人で座っていたら
「シャオジエ~、ワンシャンヨウコンマ~?(お姉ちゃん、夜ヒマ~?)^^」
とほろ酔いの年配日本人男性に声を掛けられ、
「私、日本人ですけど宜しいのですか?」と聞くと
「すみませんっっ!!」と走り去ったそう。
聞くだけで恥ずかしくなる…(~~)