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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国関係
自分に合う美容師を探すのは、結構難しい・・・
・・・いわんや中国では。 ********************************** 思う所があって、 今日は美容院に髪を切りに行きました。(今日は日本で、です) 最近、中学の時から通っていた美容院から 切り替えたお店。 夫婦二人でやっている小さいお店ですが。 旦那さん(推定30代後半)がメインで。 いつもハンチング帽を被って 結構オシャレにしていて。 黙って、丁寧にカットしてくれるので気に入っているのです。 ハサミを縦にいれたり、シャギーにしたり 職人技は見ていて気持ちがいい。 結局30センチ切って、ショートカットにしました。 短くした理由は・・・また後ほど。 在中時には、殆ど中国で髪を切りませんでした。 ちょっとしたトラウマがあって・・・ ********************************** 1994年11月頃。 上海・復旦に留学して約2ヶ月経った頃。 ショートだった髪も少し伸びてきて。 「切りたいな~」と思っていました。 休日にワイタンに出た時に、豫園の辺りをブラブラしていて。 理髪店らしき店を発見。 当時、男子留学生達が 「1元(多分、当時11円くらい)でカットできる」 と言っていたのもあり 「安さ」と「中国のカット技術」に興味があって、 入ってみました。 薄暗い店内。。(明かりを点けていない) 大きな鏡と椅子、クシやハサミ。 内装は理髪店らしいけれど。。? 誰もいない・・・ 「ちょっと~(日本語)!」と叫ぶと、 白衣を着て七三分けのメガネのオジサンが無表情で出てきました。 「我想剪頭髪,多少銭?(髪切りたいけど、いくら?)」と聞くと 「5塊(5元=約55円)」とパーを出す。 「5塊(5元)?太貴了ロ巴!(高いじゃない!)」と言うも 「5塊(5元)」と首を振るオジサン。 (~~)まあ、いいか・・・5元(55元)だし・・・ 「好ロ巴(分かったよ)」 「あの、不要太短(短くしすぎないで)。 剪成一段一段(段々に切って)」*適当な中国語です。 と身振りを交えて、段を入れてほしい旨を告げ。 オジサンが「好(よっしゃ)」と頷いたので椅子に座りました。 ふと眼をやると、台の上にホコリが。。 クシやハサミもホコリが一杯・・・ 大丈夫かな・・・(心配) でも、まあ、何とかなるだろ・・・(すぐ開き直り) 薄暗いままでの店内で開始。 オジサンは私に髪の毛よけのシートをかぶせ。 髪に、ホコリのついたままのクシを通し。 私は、鏡越しにオジサンを観察。 オジサンは、左横の髪を少し束にして持ち上げ。 そのまま髪の束を後ろに引っ張り、ハサミを構えた。 あれ?髪、濡らさないの…? そして ジャキッ とちょん切った。 !!!! ・・・何した、今・・・(汗) 髪の束を後ろに引いて斜めにハサミを入れて、 段を入れているつもりらしい・・・ オジサンは次々と髪の束をチョン切っていく・・・ ジャキジャキと髪の束が落ちていく度に 私の血の気は引いていく。。 ・・・どんな髪型にされるねん・・・(恐怖) 鏡越しの私。 左横は大胆に短くなりました。 イメージより5センチは短い。 @@;; もう段カットうんぬん以前の問題。。 マジで~・・・(泣) そして右横にオジサンが手をかけた時に 「・・・も、もういい。不要!(やめて!)」と私は叫び 5元を払って、逃げるように店を飛び出しました。 オジサンがポカンとしていたのを覚えています。。。 左だけ短くなった髪の毛で、そのままバスに乗り、留学生寮まで帰り。 すぐに自分で髪切ってやり直し。 …絶対、私の方が上手いよ(涙) ********************************** 当時はネットもないし、情報誌もないし。 どこに、いい美容院があるかなんて 口コミでしか入らないし。 また留学生は節約好き。 そんな事情もあったのか、当時の留学生達は生徒同士でよく 髪を切りあっていました。 土日の共同洗濯場では、その光景がよく見られ。 男子留学生も誰かがバリカン持ってて貸し借りしていたようです。 私も、あの恐怖体験からは、中国では伸びてもいいような髪形しかせず。 帰国した時にカットしにいくか、 最悪の場合、自分で切っていました。 ・・・まあ、そう言いながらも 何度かチャレンジはしたのです。 ********************************** 95年: 後輩 「アコさん、いい美容院見つけましたよ。 中国のモデルさんが沢山、行ってるらしいですよ~♪ 美容師は香港人で」 私 「へえ~。モデルも。香港人が」 後輩 「ええ。『組合』って言うらしいんですけどね」 組合・・・??(~~) *中国語の意味としては「コンビネーション」のニュアンス ネーミングの妙に一抹の不安を覚えて行きましたが(ここも豫園近く)。 確かにモデルらしい人は結構いまして、 ちょっと期待してパーマをかけました。 よく覚えていませんが、日本とは少し違った。 髪を洗う時に、上向くのではなく、下を向いて洗った。 混んでいたので髪濡らしたまま、 結構待たされたのも覚えています。(風邪引くぞ~) 「あまり切らずにウェーブをかけて」とリクエストしたので、 殆ど切らずに根元からパーマをかけて、 欧陽フィーフィーみたいになってしまいました・・・(絶句) 確か、この時は200元(当時約2200円)くらいでした。 安いとはいえ、 やっぱり、中国で髪を切るのは難しいのか・・・(ガッカリ) ********************************** 96年: 上海の「美美百貨」(もう、ないかな?)というファッションビルに入っていた 「イブ・サンローラン」のサロンでパーマをかけましたが。 (美容師は香港人) ちょっとした高級美容サロン風で、美容師も親切。 リッチな気分にはなれたけれども。 ウェーブがうまくかからず、やはり思うような髪形にはならず(~~) この時はトリートメントも入れて500元(当時約5500円)でした。 ********************************* 当時の上海の工場作業員の給料が大体300元/月だった事を 考えても、日本の技術とサービスで比較しても この値段、決して安くないと思います。 細かいニュアンスが伝わりにくいのと 私の髪が多くて硬いので、パーマ液が沁みにくいらしく。。 パーマ液も弱いみたいだし。 行く度にガッカリ。 正直、技術が低い、と思うし、 (最初のワイタンのオジサンは技術うんぬん以前の問題) パーマがかかりにくいのは、液が悪いのか 中国人と私の髪質(硬い、多い)が違いすぎるのか? ともかく。 94年~96年の留学2年間で中国で髪を切ったのは、 この3回だけです。 駐在時につづく。 ←是非1票お願いします!(別窓) ←こちらも是非!非常感謝!(別窓) ←御支持お願いします^^(別窓) 昨今「髪を切る」=「失恋」という人も少なくなりました。 今日、髪を30センチ切った理由は 1)あったかくなってきたから。(髪の毛を防寒具にする必要がない) 2)長いと肩が凝るから。 3)ちょっとイメチェンしたい。 1)2)は色気もなにもない理由ですが、ホントに。 髪の毛って首の後ろの寒さを防いでくれる。 そして長いと肩が凝るのです。 しかし。 父は帰宅した私を見て 「お前・・・」と心配そうに絶句(笑) も~・・・^^;; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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