CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

2日後にＩＳＯ審査を控えて、

ＩＳＯ管理員のチャオが消えた！！



「どないすんねん！あさってＩＳＯ来るねんぞ～！」

両手をバタバタさせて、パニくる大川さん。（←いつも無駄にパニくる）

私　　　「…とにかく、捜すしかないですよね」

竹山　 「…ああ」


顔を見合わせる竹山さんと私。



ホンマに世話のかかるヤッチャな～…（ため息）



救いとしては、ＩＳＯ管理者代表が台湾人上司（洪経理、とします）だった事。

取り敢えず、「頭」はいるので質疑応答は何とかなりそうだけど。

実務は全部チャオがやってたからな～

細かい事突っ込まれても、洪経理にビッグマウスで切り抜けてもらうしかない…（～～）


「最悪の場合は、よろしく」と頼んだら

「ＯＫ！没問題（問題ないさ）！」と洪経理。



良かった…


って


元々、あ ん た の 部下ですけど～・・・！！！（｀ロ´；；




チャオが消えた時の状況というのは。

お昼休みが終わって、午後1時半くらい。

チャオが席を立った。



午後3時くらいに、大川さんが、いつまでも戻らないチャオを不思議に思い。

トイレやら工場やら見に行ったのだが、どこにもいない。


もしや、どこかで倒れているのでは？


従業員達に声をかけて、社内を捜索したのだけれど。



…やはり、いない。



…どこ行った？？


携帯も持ってないから連絡取りようがない…



「チャオは、どこに行ったんだろ～？」

私と竹山さんが、事務所の従業員を一人ずつ会議室へ呼び出して聞く。
（洪経理は勿論、ノータッチ）


皆　「知りません」



そ～だろ～な、あの子、友達いないもんな…



ところが。

総務の胡小姐が、ふと　「もしかしたら…」と。

私　「何か知ってるの？」

胡　「最近、彼女と別れたい、とか言ってました。」

私　「…かのじょぉ～？（～～）」

胡　「おとといかな、彼女が家に来てるって言ってて。。」

私　「…それで？？」

胡　「南京の彼女で。別れたくないって泣いているって…」

私　「ホンマかいな～…（疑）」



しかし、今の所、これしか手がかりはない。


胡小姐をチャオの家（会社の近所）まで見に行かせた。



「いました！」と胡小姐から電話。

私　「いたの？チャオに、すぐ戻るように言って！」

胡　「でも女の子と一緒にいるんです。。。女の子、泣いてる」

私　「え～・・・」

胡　「チャオは話が終わったら、すぐ会社に戻るって」

私　「…え～？？？ホンマにも～…。
　　　（大川さんに）チャオ、今女の子と別れ話してるみたいですけど」



大川さんと竹山さんは顔を見合わせ。



大川　「話終わったら戻るようにって」

私　　「胡小姐？チャオに、話終わったら、すぐ会社に来るように言って」

胡　　「分かりました」


電話を切って。



大川さん・竹山さん・私は沈黙。。（各々考え事、の図）



…女の子でモメてるのはホンマやってんな…（～～）



でも…


ど～せホラ吹いて、引っ掛けた子ちゃうの～ん？？
（↑不信感だらけ）




そして、午後5時半の終業時間。



結局チャオは戻らず。



私　　　「どうします？（－－）」

竹山　 「別れ話がこじれてるのかな～、ハハ。」

大川　 「そやけど、とにかく会社に出てこささな。あさってＩＳＯやぞ！！？？」


結局、帰り際、胡小姐にチャオの家に寄ってもらい。
「明日は必ず会社に来るように」と、伝言を頼んでおきました。
（電話で「伝えました」と報告もあり）





そして、翌朝。




チャオは疲労の様子で出社。


取り敢えず出社した。（ホッ）

色々言いたい事はあったけれども

とにかくＩＳＯの準備を優先させ。


チャオも何かしら処分は覚悟している様子で

殊勝にパソコンに向かっていました。




午前10時。

休憩時間が終わって。



またチャオが消えた。




私は胡小姐を連れて

即、チャオの家に飛んでいきました。




不在。




… あ ん の ガ ッ キ ャ ～ …（激怒）




つづく。


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