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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国駐在お仕事
チャオの家は、普通の一軒家の一階を借りているようで。
簡素な造りだけれど、他の従業員が間借りしたりシェアしているのを考えると ちょっと豪華かな、と。(家賃:推測500元【約7500円?】) ドアを叩いたり、窓からのぞきこんでいると。 道向かいのオバサンが怪しんで(?)出てきたので、 ちょっと聞いてみた。 「ここの家の子、見ませんでした?」 「さぁ・・・」(じろじろ見られる) まあ、知ってても教えてくれないだろうけどね。 (面倒な事、嫌がるから) さて。 張り込み開始。 人生二度目。 一度目は「消えた中国人従業員を捜せ!」の時。 何の因果で、中国で二回もこんな事せなならんのか…(ーー) 騒ぎを大きくしたくないので総務(私と胡小姐)中心に、 交替で張り込みする事にした。 事情を話して運転手の王さんにも協力を頼んだ。 「お~?チャオが??そりゃ大変だ」 と驚きながら、 何か楽しそうなんだけど?? ^^;; 先に王さん。 しかし王さんは、11時50分になった時 「御飯食べるから会社に戻りたい」と、電話を入れてきた。 御飯って…(汗) …張り込みやのに~(泣) …中国の人は、何があっても御飯食べるな~…(~~) 仕方ないので次に私が。 うまく隠れるようベストポジションを探して。(アヤシイ動きだったと思う) ボーッと立ったり座ったり。 仕事中に張り込みって探偵じゃあるまいし。。 日本じゃ、先ず有り得ないな… 等と考える。 それにしても ヒ マ 30分ほどボ~ッとしていたら、 会社から電話が入った。 「チャオが戻ってきたから、すぐに来て!!」と竹山さん。 よっしゃ! 戻ってきよったな、あのアホが!(もうアホ呼ばわり) 私は会社に戻りました。 ********************************** 会社に戻ると、すぐ会議室に入るように言われ。 中に入ると。 チャオがうなだれて座っていて。 その前に大川さんと竹山さんが。 そして私は、大川さん達の側に座り。 (以下、私の通訳を挟んで話が進行します) 大川 「…どういう事や?」 チャオ 「……」(うなだれたまま) 大川 「黙ってたら分からん!」 チャオ 「…彼女が…南京に帰るというので、駅まで送っていました」 大川 「あ~(頭をグルグル回して)…事情は理解できる、理解できるんやけどな。 …連絡は必要やろ」 チャオ 「すみません…」 大川 「何で連絡せえへんかった?」 チャオ 「処分も覚悟しています…」 大川 「いや、何で連絡くらい出来ないのか聞いている」 チャオ 「…あ~僕…僕…昨夜から殆ど寝ていなくて… もう何が何だか…」 と、チャオは両手で頭を抱え、 「 あ あ ~ !!」 と叫び 机に突っ伏してしまいました。 (・_・; (・_・; (・_・; ←3人の日本人 大川 「…何て?(汗)」 私 「え~、どうやら、錯乱状態に入っているようですが?(ーー;」 竹山 「とにかく、ISO優先で行きましょ」 大川 「…そやな」 私が張り込みをしている間に、 竹山さんが各部門に確認した所では、営業部・品管部・生産部と 主要な所は準備完了というので一安心。 チャオの書類も殆ど準備は出来ていた事が分かり、大きな支障は出なさそうでした。 しかしながら、最後の見直しはさせたいので。 ISOの先生方の出迎え(前日から泊まりに来るので)は洪経理に任せ、 夕食のお供は、竹山さん・洪経理・私・チャオが参加し、 でもチャオは途中で抜けて、最後の詰めをしに会社に戻りました。 やればちゃんと出来るのにワケ分からん…(~~) 「まあ!家に帰れるのは2週間に一回なんですか?大変ですね~^^」 等と言いながら私はISOの先生にワインをつぎ。 この人達(ISOの先生方)、今日ウチの会社で何があったかなんて想像もできんやろな~ と思いながら、愛想笑いを振りまいていました。 そして。 今回の審査が無事に終わったところで、 チャオの雇用契約の更新は 無理だな、 とも考えていました。 つづく。 ←是非1票お願いします!(別窓) ←こちらも是非!非常感謝!(別窓) ←御支持お願いします^^(別窓) 私の会社が依頼していたISOの団体は南京に本部があって、 所属の先生方は、各地の会社へ出張して審査を行っていました。 故に遠方の審査では前日から泊り込み。 忙しい時期には、一ヶ月に一度しか家に帰れないそう。 相対的に穏やかで知的な人が多かったです。 総務(私と胡小姐)は事前にホテルの部屋を予約し、 人数分のプレゼント(この辺が中国?)をデパートで買い (大体500元くらいの腕時計&男性なら「中華」タバコか洋酒等) 当日の会議に備え果物を買い。(お供えみたいに、てんこ盛りする) 夕食も高めのレストランで、会社幹部が接待する。 帰りも駅まで誰かがついてお見送り。 とにかく失礼のないように、と。 得意先より気を遣いました。。 この話は【参】ほらふきチャオの続きです。宜しければ、どうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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