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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国駐在時代
引き続き「お小遣い稼ぎ」の話。
在江蘇中、異常に高い数々の仕入れ値を適正にするのに 頭を痛めていて。 一体どんな風にこういう取引が行われるんだろうか?と 考えていました。 まあ、つまりは、リアルな交渉現場を見たいな~(好奇心) と思っていた私に。 その誘惑が(!) ************************************ 会社で工場内に置く鉄製の大きい整理棚を買う話があって。 滅多に買うものではないし、 粗悪品を買って、棚が崩れて大怪我しても困る。 また、経験の少ない若い中国人従業員達では、良し悪しを判断しにくいだろうと。 竹山さん(常駐上司)・日本からの出張者・私の3人で 何軒かを見に行く事にしました。 3社、見にいきましたが。 その内の1社は、メーカーではなく卸屋。 間に入って販売しているだけで。 カタログを見ながら、サイズや強度を確認。 丁度、倉庫にモノがあったので それも見せてもらって。 値段を聞くと、1500元/セット。(約22,000円) こんな棚なんて、中国でどのくらいするのかなんて 全然分からないけど、一応メモ。 試しに値切ったら、「う~ん…1200元(約18,000円)」と即答。 *中国では大体何でもネゴしろ乗せてますので、 取り敢えず値切らないと損です。 もう一度値切ったら、「これ以上は数を買ってもらわないと」 結局1200元以下は10セットくらい買わないと無理、と。 それを竹山さんと日本からの出張者に伝えると。 二人が「モノはしっかりしてるし…あとは他所と比較して…」 と相談し始めたので、私はボーッと棚を見たりウロウロしていました。 「翻訳小姐…(通訳さん…)」 と後ろから呼ばれ。 振り向くと店主のオッチャン。 「何?」 「(小声)あんたに200元(約3000円)やる。 これ成立させてくれ」 (・・) ・・・(!) これって!? ・・・どうしよう・・・(ドキドキ) ・・・(考)・・・ 「・・・好(--)」(わかった) と、答えた私。 スッピン(←ここポイント。大陸の女性は滅多に化粧してないから)で、 会社の制服を来て、ミュール(所謂サンダル)姿でしたから。 恐らく中国人通訳と思ったのでしょう。 車で次の棚メーカーへ行く間、 こんな話、ホントにあるんや。 200元か… もうちょっとくれ、って言えば良かったかな?(爆) …それにしても もし、もらったら、どうしよう!? 小遣いにするか…? いや、しかし…(~~) ・・・(悩)・・・ 暫しの葛藤の末、 取り敢えず成り行きを見守る事に。 (好奇心優先) *********************************** 3社の棚を見終わって、翌日。 会社で。 外出中に何度も電話があったらしい。 メモを見て。 ・・・昨日のオッチャン(汗) そしたら、また電話が。 「小姐、どうなった!?」 「あ~今まだ検討中。結論出てない」 「そうか…頼 ん だ よ」 「分かった(--)」 オッチャン…(--) 本気やな・・・(汗) 結局、その後に安くて、いいのが見つかったので オッチャンの所はナシになりました。 「駄目だったよ・・・」 と一応、落胆した声で電話したら。 「そうか・・・」 とオッチャン。 ************************************ ・・・というような事がありました。 こんなに露骨なのは、これ一回だけですけど。 何気なく誘われるんだな、と 思いました(~~) 私にとっては200元は、約3000円と 給与から言っても比率は小さく、 あってもなくても惜しくない金額。 それと 良心が私を許さず 決定前に、竹山さんに報告していました。 しかし 月給が800~3000元(12,000円~45000円)の 従業員達。 感覚も日本人とは違う。 200元を目の前にチラつかせられた時 その誘惑に耐えられる子は 極めて少ないだろうと 考えています。 *************************************** 金額が大きかったらどうかな~ とも考えたけど やっぱり謂れのない金は貰えないな… 「良心の呵責」があるのと、 大事な「信用」を失いたくない。 自己満足かもしれませんが それでいいと思ってます。 …あれ?(汗) こんな事を真剣に悩む自体が、 既に問題?? 感覚がオカシクなってきているのかも(汗) ←よろしくお願いします。(別窓) ←こちらも(別窓) ←出来れば、これも~(別窓) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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