|
テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国旅行
最初に杭州に行ったのは92年3月。
バックパック… ではなくスポーツバッグを肩から下げて。 大阪⇒香港⇒広州⇒杭州⇒蘇州⇒上海⇒大阪 の沿岸沿いコースを回りました。 上の写真は広州⇒杭州 無座(自由席)の旅が終わった所のショット。 記憶では約24時間の旅… しんどかった。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * この旅は、その前の年の夏、 大阪⇒天津⇒北京⇒内モンゴル⇒上海⇒大阪 のバックパッカー体験が面白かったので 今度は南に行ってみようと計画したもの。 丁度、広州に留学していた同級生がいたし、 また大連に留学していた同級生が一緒に回ってくれる、 というので。 大阪⇒香港を飛行機で、 着いてすぐに香港⇒広州のフェリーに乗って 船中一泊しながら、大陸に渡りました。 船着場に在広州の同級生を見つけた時は嬉しかった。 思ったより暑い南の気候に驚きながら(半袖だったね) 中山大学の留学生寮に一泊。 生まれて初めての蚊帳付きベッド。(どうやって使うの?) なのに目の上をやぶ蚊にさされ、 お岩さんになりました…(も~) その日の内に、大連に留学していた同級生も合流し、 それから一緒に行動。 大連留学の同級生は南の雰囲気に違和感を感じたようで。 「広州は嫌だ、早く脱出したい」 と何度も言うので予定を切り上げました。(結局2泊しただけ) 広州駅に切符を買いに行ったら。 駅前に人がウジャウジャ。 大きな荷物の上に座り込む人、 歩く人、声をかけている人。 「治安が悪い」と聞いていたので かなり緊張しました。 にも関わらず、 途中ダフ屋につきまとわれてしまい。(手を握って離さない。) 私は中国語話せる事が嬉しくて、イチイチ受け答えしていたら 友人が不機嫌になってしまいました。 ヘラヘラするな!ってな所でしょう。 でもダフ屋に「不要(いらない)」と言うと 切符売り場まで案内してくれました。(親切?) <広州駅の切符売り場> ここもすごい人。 どの窓口も長蛇の列。 「自力」がモットーの旅なのでCITS(旅行社)には頼まず。 列に並び、2時間は待ったでしょうか。 窓口の様子が見えるくらいまで来た時、 隣の閉まっていた窓口が急に開きました。 その途端、 横から、ものすごい人がなだれ込んできて、 私の腹部が、人波と、列を分ける鉄の棒の間に、挟まれました。 ゲホッ… ・・・う、動けない。 それどころか、どんどん重くなってきて。 息が・・・ 頭に浮かんだのは 死 ぬ 「ギャーーーーーー! 救命ロ阿~(助けて~)!死ぬ~!」 大声で叫んだら 人民達が一瞬引いた(!) そのスキに脱出しました。 「死ぬ」とリアルに恐怖を感じたのは 今の所、この時だけです。 切符は避けたかった「無座(自由席)」しかなく、 でも「何とかなるだろう」と購入。 ************************************ いよいよ長距離列車「無座」の旅の始まり。 列車がホームに入ると、 人民達が殺気を出しながら入り口前に待機。(荷物担ぎながらね) 扉が開いた途端、 ドドドーっと全員が突進。 私と友人も肩から体当たりで突入。 押し合いへし合い。 ひるむな~~~!!! 前進あるのみーーー!! ポロンっと塊から抜け出た後は、 ネズミのように素早く席を確保。 良かった…(安堵) でも… なんで背もたれが直角なんだろ~(~~) 緑のビニルを貼り付けたほぼ直角(微妙に96度くらい?)の背もたれの座席。 全然快適じゃない。 床は小学校の教室のような汚れで真っ黒になった木の床。。 発車して暫くしたら、 向かいに座った男性が話しかけてきました。 30歳くらい… 怪しくはなさそうかな…? 辞書片手にお喋り。 広州から衣料を他の地方に売りに行く途中、という男性は 私に「広東語会話」という小さな薄い本をくれました。 暫く会話練習。 (同行の友人は不機嫌が続いて口数が少なかった) 「チョイキン(再見)」 だけ覚えています。(あってます?) 男性は親切な人で、 途中の駅で「サトウキビ」(中文=甘蔗gan1zhe4)や鶏肉等を買って 私と友人に食べさせてくれました。 ⇒サトウキビ 写真状のを一本買ってくれましたけど… こんな物干し竿みたいなの、 どうやって食べるの…?(~~) 男性が見本を見せてくれました。 歯で周りの固い皮を引きちぎり、 中の部分をしがんで汁を吸い、 しがみ終わったら車内の床に吐き捨てる。(ペッペッ) 生まれて初めてのサトウキビは 結構アクが強いし、アゴも疲れる… (歯にも負担がかかる) 一本丸々は、とても食べられませんでした。 その内、斜め前の通路で「アイヤー」「エイー」と声が聞こえてきて 見ると、賭けトランプ…のよう。 『地球の歩き方に書いてたな~』と覗き込んでいたら 「見ない方がいい」と男性。 「どうして?」 「あれはイカサマだ。あいつはサクラ。誰かを騙そうとしている(小声)」 確かにオーバーアクションでトランプに興じている。 (極めて分かりやすい) 私が釣られて賭けをすると思ったようで 男性は何回も「駄目だ」と首を振っていました。 停車駅が多くなる度に人が沢山乗り込んで来て、 床に座り込む人、 座席の下に体を入れて寝る人…(ビックリ) 列車内で子供に用を足させる女性…(エ~ッ!) などなど。 人が多くなるに連れ何でもありの状態になってきて その度に目だけキョロキョロ動かして 手は、バッグをギュッと体に引き寄せました。 つづく。 ←よろしくお願いします(別窓) ←こちらも是非(別窓) ←これも、いいでしょうか?(別窓) 前回の話で、過去の杭州旅行を思い出しました。 昔話で恐縮ですが印象的な列車旅でしたので 覚えている内に書いておこうかと。。 しかし相変わらず、短くまとめられません。 サラッと一回で終わるつもりだったのに…(~~) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[中国旅行] カテゴリの最新記事
|