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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2007/05/03
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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国旅行
<補足3>に続きます。


>広州駅に切符を買いに行ったら。
>途中ダフ屋につきまとわれてしまい。(手を握って離さない。)
>私は中国語話せる事が嬉しくて、イチイチ受け答えしていたら
>友人が不機嫌になってしまいました。



この頃の私や同級生、そして恐らく世間の中国に対するイメージは


「キツイ」
「キタナイ」
「キケン」


実際、「サービス」という概念すらない状態で。

一応「服務」という言葉があったけど、
イコール「サービス」と翻訳するのが
ためらわれるようなレベルの違いがありました。
(今は大分接近したけどね)


スーパーなんてないし、
「小売部(売店)」で買うしかないし。

売り子に「あれが欲しい」と言っても、無視される(悲)
何回も「ちょっと!すみません!」と大声で話しかけると、やっと


「あ~???」


と反応するくらい。(これが、またムカつく)


ここで一瞬ひるむ。

が、再度勇気を振り絞って
「我要這個(これが欲しい)」と指さす。

無視。

もしくは「没有(ない)」


あるがな、そこに~!!!(イライラ)


と指さしても、



「没有!(ない)」



*これは前年の北京での体験。上海は少しマシでした。




吃 大鍋飯(chi1 da4 guo1 fan4)

大きな鍋の御飯を食べる…のが直訳。

実際の意味は(大体ですが以下)

昔の国営状態。待遇は利益に基づくものでなく
国家を「大鍋」に例え、国民みんなで、それを食べる…

当時の社会主義に基づく「機械的平等」状態を皮肉った言葉。
今でも公務員や団体に頼る怠け者に対して使います。


国が生活の面倒みてくれるんだから
頑張っても、怠けても給料は一緒。

だから、なるべく働かない。


極端に言えば国中、大量の「給料ドロボー」であふれていた。


如何に楽して生活するか、
頑張って働くヤツはアホだ。


今でも持ってる考え方だけど、
あの頃は「それで良し」と堂々と、まかり通ってた。


頑張ってるのは一部の「個体戸(個人経営者)」だけ。

市場経済が浸透している現在とは
全く違う世界でした。


そして大きな背景としては:

1990年代の初めに、計画経済が正式に放棄され、社会主義市場経済が導入された。
中国では、改革開放の開始とともに、市場経済化の是非を巡って論争が続いたが、
トウ小平氏は1992年1月から2月にかけて深センなど広東省を中心に中国の南部を視察し、
市場経済問題に関する多くの重要な談話を発表し(いわゆる「南巡講話」)
論争に区切りをつけた。
そして同年10月に開催された第14回中国共産党全国代表大会(党大会)において
「社会主義市場経済」が体制改革の目標として確立された。


今思えば、大きな変わり目の時期だった。

当時は、そんな事深く考えていなかったけれど。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


そんな時代背景だから、皆、日常からイライラしやすいし。
ニコニコと声をかけてくる見知らぬ他人は
騙そうと考えている人達が殆どだ、と。


楽しい旅行のはずなのに


騙されるな!


とピリピリしていた。

緊張感みなぎるのが通常だったのです。


なのでダフ屋なんて相手にしない。


…のが鉄則だったのですが。


私なりの考え方は。


周囲を拒否ばかりしていたら中国が分からないのではないか…


中国人がどんな人達が知りたい。
ギリギリまで接近したい。

それに会話の練習だってしたいもん…


なので切符売り場を探している時に若いダフ屋
(ちょっと小奇麗な男前だったのもある←有る意味ポイント)
が話しかけて来ても

「不要(要らない)」と言った後、完全無視する事は出来ず、


「どこから来たの?」
「……」


「ねえ」
「え…日本(小声)」
(話しかけられて無視は失礼と思った。またウソは良くないと思った)

「へぇ~日本。…切符要らないの?」
「要らない。自分で買うから(愛想笑い)」


「いくつ?」
「…XX歳」

「へぇ~(驚)もっと若く見えるよ~15歳くらいに」
「ハハ…謝謝^^;;(ちょっと喜んでる)」


「切符売り場は、あっちだよ」
「そうなの?(驚)」

「連れて行ってあげるよ」
「…いいよ、自分で探すから。どう行くか教えてくれればいい」

「ややこしいから連れて行ってあげるって」
「…え~…どうしよ…(困惑)」


この時、ダフ屋は何気に私の手を握ってナデナデしていた…


このやり取りの間、ずっと黙~っていた大連留学生は突然、


「アカンで!アコちゃん!」


急に大声を出して、

「しっかりしなアカンで!
こんな手なんか撫でて、アコちゃんはバカにされてるねんで!」


…切れた。



(-。-;; ←私



…怒られた…



私がスキだらけやからイライラしてるねんな…


でもさ、私もアホじゃないからさ…

金銭がらみになったら逃げるし、
周りに人が沢山いるから話してるだけで。

人通りが少なきゃ絶対相手にせえへんよ…


…それにさ、切符売り場教えてくれるって言うねんもん…
自力で探したら、いつになるかワカランやんか…

現に、もう30分もウロウロしてるだけやのに(疲)



…もう一つ言うとさ、


手ぐらい、ええんちゃうの…




と思いつつも

こんな事をイチイチ説明するのが情けないし、
また言ったら言ったで余計ややこしくなると思って
(語学力が劣っている負い目もあったし)


「ゴメン…」と謝った。


そんな雰囲気を察知したかどうかダフ屋は、


「じゃ、行くぞ!」と私の手を繋いて走り出したので

私も急いで大連留学生の手を握って、

3人手を繋いで、仲良くダフ屋と走っていって。
(勿論、人気が多い場所だったから)


大連留学生はメチャメチャ嫌がってたけど、
結果的にダフ屋はちゃんと切符売り場まで案内してくれて、

「祝NI們一路平安!(旅の無事を祈る、という意味の決まり文句)

と去っていった。


一路平安!って教科書で見た言葉や~…(感激)


生の語学に触れている事が楽しくて仕方なく、
また怪しいダフ屋とは言え親切にしてくれた事が。。


私は素直に嬉しくて。
「謝謝!」と笑顔で(お辞儀つきで)御礼を言った。


大連留学生は黙ってた。


…私がしたい旅と、彼女がしたい旅は違うんやわ…


前年度の旅でも別の友達と、そんな事があった。

どちらが良い悪いの問題じゃなく
考え方の違いか。。


普段は仲良いと思ってても
一緒に楽しく旅行できるかは別問題やな…



そう思いました。



ふう・・・




<補足4>【壱】広州-杭州 列車旅の思い出 

につづく。



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ちょっと苦い思い出…





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最終更新日  2007/05/03 02:12:28 PM
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