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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国駐在時代
*藩医が部屋を出た後、私も後に続いて部屋を出た。 *名前+医。医者を呼ぶ時に使う言い方です。 気になる事がある。 足の複雑骨折、治療が難しいって一体…? 「すみません!」と廊下で藩医を呼び止め、話をしたい旨を告げると、 「*骨科」の詰め所まで戻るので、そこで話をしよう、と。 *「骨科」って私は今回で初めて知ったのですが、名の通り骨に関する科らしいです。 大川さんの主なケガは骨折、故に「骨科」担当になります。 詰め所には他にも白衣を着た医師が何人かいて。 木の机と椅子が並べてあった。 藩医は自分の椅子に座り、私にも腰掛けるよう促した。 「どうしました?」 「あの~先ほど藩医が仰(おっしゃ)っていた複雑骨折の部分、 治療が難しいとは、どういう意味でしょうか?」 「つまり骨が砕けていますから…」 と藩医が言うには、砕けた部分が全てうまく繋がれば良いが、 そうでない場合は、元通りにならない可能性がある、との事だった。 「元通りにならないと、どうなりますか?」 「後遺症が残ります」 後遺症… 「…後遺症って、具体的にどんな後遺症ですか?」 「ヒザの下ですから、関節に影響して曲げ伸ばしが不自由になったり…」 足の曲げ伸ばしが不自由に…? 「他には?」 「歩行が困難になる場合がありますね」 歩行が困難… 車椅子に乗った大川さんが目に浮かんだ。 「…他に、有りますか?」 「う~ん…後は少し痛みが残るとか、思いつくのはそれくらいですが」 御礼を言って、詰め所を出た。 後遺症・・・ 歩行困難の可能性か・・・ 考えていたよりも深刻な状況に、かなりブルーになった。 やっぱり帰国した方がいいよ・・・ その時、携帯が鳴った。 出ると竹山さん。 「どこにいるの?」少し怒り口調。 「ああ、今医者と話してましたけど…」 「今、警察来たから。すぐ病室戻って!」 「ケイサツですか?(驚)」 プチッ!と切られた(!) 何でそんな怒り口調で言われるのよ…(汗) と思ったけれども、 つまりは、通訳がいないとコミュニケーション取れないのだ。 暫く、私がしっかりせんとアカンって事か! と病室に急ぎながら、 ケイサツが何しに来たんやろ…(~~; ドキドキしていました。 つづく。 「早く続き~」と思われた方へ:是非上記バナーをですね、クリックして頂けると、 モチベーションが上がって「頑張って書こう!」と思いますので宜しくお願いします。 扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。 私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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