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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国駐在時代
恐ろしい事を聞いた・・・(汗) 2000年からライセンス制だって(!)でも、それだって日常業務に 色んな資格が必要だって言ってるのと同じような感覚なんだろうか…? ここ(中国)は、日常業務にも、やたら資格を取らせようとする。 そして資格がないと役所は直接手続きを受け付けてくれず、 代理業者を通してしか手続きできない。 財務をするには「会計士」貿易事務をするには「報関員」の資格。 これは中国の役所手続きがやたら複雑で分かりにくい事もあるのだけれど… 日本とは、違う。 日本なら、経理をするのに資格が絶対に必要ではないし、 会社の中で貿易事務をするのに通関士の資格は特に必要ない。 商品検査をするには「報検員」、外国人のビザ手続きにも名前は忘れたけれど 資格がいる。それに品質管理にも資格がいるという話が出ていた。(約3年前) 資格と言っても「会計士」「報関員」以外は、さほど難解ではない。 商品検査の「報検員」は役人が私に受験しろ、と勧めていたくらい。 受験者の国籍に制限はないそうで・・・(現在及び他の資格は分かりません) 資格があれば20元で済む手続き費用が、ないと150元の代理費用を払って 業者に頼まねばならない。(江蘇の某市)コストが随分違うので考えたけれど 丁度、資格保有者を雇用できたので結局、受験しなかった。 外国人のビザ手続きも、最初は私が行っていたのが資格が必要、との事で 総務に取得させた。写真入りの資格証が発行されるので、それを持っていないと 役所は受け付けてくれないし何とも不便。 受験には費用が必要だし、その後も制度変更に伴い不定期に呼び出され 「培訓費」を払って説明会に参加しなければならない。 役人が大きな会議室で各企業の担当者を集め、説明を行う。 資料とオンライン管理用のCD-Rをもらって大体100~200元/回。 「必須参加」と通達にあると、何があろうと参加せねばならない。 紙とCD-Rってコストいくらよ…(ーー; 大して意味があるとも思えない資格。 そんな事情から私の頭の中では「資格=国家の金儲け(?)」図式がある。 医師免許と言っても中国では一体どのような内容になっているか知らないが、 研修実績とテキトーな筆記試験だけで終わっているのであればゾッとする限りだ。 そう言えば最初の医者「緊急手術」なんて言ってたのにさ・・・ 結局は化膿止めの治療しないと手術できない、なんてオカシすぎるよ。 オカシイと言えば・・・ 圭子ちゃんの時も相当オカシかった。 10年前。 圭子ちゃんという日本人留学生がいた。 圭子ちゃんは、私が上海留学時に後から入って来た日本人留学生で。 年齢は18歳(若い!)高校卒業してやってきた。 親に反対されて留学してきたそうで「親に心配かけれない」が口癖。 留学2ヶ月くらい経ってから彼女は突然発熱して下がらなくなって。 彼女の彼氏(留学先で出来た)とクラスメイトが病院に連れていった。 私は寮内で近所の部屋だったけれども正直な所、 面倒な事に関わり合うのが嫌で遠目に見てた。 注射だ、薬だって何度も病院に通ったけれども、結局熱は下がらず入院。 彼氏やクラスメイトが病院に交替で泊り込んで世話をしていた。 大ごとになってしまったので近所の私も知らん顔できなくなって 何度か泊り込みの手伝いをした事があったのだけれど。。 「お金使いたくない」という圭子ちゃんの希望で病室は一般個室。 病室自体はそんなに汚くなかった。だけど泊り込みの最初の仕事は 窓枠の隙間から入ってくる蚊を殺す事(--; 寝られやしない!!! 夏だったのに扇風機しかなくてムシムシする一夜を廊下で過ごした。 (部屋の中には彼氏がいた) こんなトコでは治るモノも治らない・・・ そう思いながらも、一生懸命看病している彼氏やクラスメイトに水を 差すようで言い出せなかったのだけれど。 ある日、看護婦が「大変、大変!」と飛んできて私に言ったのは。 「白血球が非常に多くなっています!白血病の疑いが。長期入院が必要です」 白血病・・・?(~。~;; 「長期って、どのくらい?」 「3ヶ月から半年…必要かもしれない…」 看護婦さんは目を見開いて、興奮した様子だったけど・・・ ・・・目がウソくさかった。 本人に帰国を勧めても、やはり「親に心配かけたくない。帰りたくない」 頭にきた。 何言ってんだ、と思った。 あんたがこうやって入院して、彼氏やクラスメイトを巻き込んで 迷惑かけて、何言ってんだ、と思った。 しかも長期入院が必要なんて言われているのに、 こんな事をしてたら皆が倒れてしまう。 甘えるな。 外国で自分の世話も出来ないなんて言語道断、とっとと帰れ! なので、本人の意思は無視して親に電話した。 「治療費を沢山取る為に、わざと誤診をしている可能性もあります。」 親御さんは絶句した。 学生課に行って先生に相談し、クラスメイトにチケットやビザの手続きをさせて 本人を無理矢理退院させて空港まで連れていき。 虹橋の国際線は当時パスポートあれば中に入れたから。 学生課の先生は外で待ち、私は圭子ちゃんを支えて中に入り 航空会社の職員に引き渡した。 彼女がイミグレの方へ消えていった時には、力が抜けた。。 彼女が帰国して親御さんから入った連絡は 「過労による風邪との事でした。家で休ませてます」 ・・・やっぱりね(--) そして圭子ちゃんは一ヶ月後、元気になって戻ってきた・・・・・ ・・・・これもあって、私は大川さんを帰国させたかった。 大川さんも、状況に酔っている。 中国と言う非日常の環境で、 そして入院と言う、これまた輪をかけた非日常の中で。 姉ちゃんに身の回りの世話してもらって 会社のモノに、その他の世話させて。 上海に転院して手術? 言葉もできないのに手術受けて長期入院?リハビリ? 上海だから日本語できるスタッフはいるかもしれないけれど あなたの事だから頻繁に見舞いに来いって言うでしょう? 姉ちゃんに付き添いさせるんでしょう? 人を何だと、会社を何だと思ってるんだろ。 竹山さんや私が、あなたの世話をするのも 先ずはあなたが会社の上司だからであって・・・・・ 中国は、確かに10年前に比べると便利にはなった。 家に電話がある人なんて殆どいなかったのに、今じゃ皆携帯持ってるし。 クーラーも普及しているし、自家用車だって信じられないくらい増えた。 でもさ・・・ 人間は、そんな簡単に変わらないって。 信用なんて出来ない。 下手したら、一生台無しになるかもしれない。 だから、大川さんは、帰国させないと、いけない。 これが、私の考えでした。 つづく。 「早く続き~」と思われた方へ:是非上記バナーをですね、クリックして頂けると、 モチベーションが上がって「頑張って書こう!」と思いますので宜しくお願いします。 扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。 私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/09/20 05:14:16 PM
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