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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2007/10/20
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:中国駐在時代



♪♪

また海外から電話。
「不好意思(ごめん)」とネエちゃんに断って廊下に出た。


「アコさん?」 常務だった。


大川さんを期限までに帰国させる方法が見つかったのかな!

・・・と思いきや。


保険会社に帰国搬送の件で相談したら、別の医療サービスセンターを
介してほしい、と言われたそう。


「なんでですか?丘さん一生懸命やってくれてますよ (~。~)」

「保険会社のパートナーってヤツらしい。俺も会社で契約している今のでいい、
って言ったんだけど・・・変えられんって」


「・・・ヒモ付き?」
「ま、そういう事やな。取り敢えず電話番号と担当者を言うからメモして」


次の担当は、別会社の王さんという人だった。


先ず丘さんに事情を説明した。丘さんは大変残念がった。

どうやら、搬送するとサービス費用が発生して、保険会社から仕事代として
もらえるような口ぶりだった。

散々頼んだが断られてしまった、と言うと、やっと納得してくれた。


「ところで、診断書の翻訳が出来ましたがどうしますか?」

「あ、会社にFAXしておいて下さい。アコ小姐、CC:竹山さん と書いて。
翻訳までして頂いたのに、有難うございました。」

「いえいえ。また宜しくお願いします」


また宜しく か・・・


お世話にならないのが一番だけど、何が起こるか分からないし、
何かあれば異国の医療機関相手に、本当に頼りになる存在だ。


苦笑いして「こちらこそ」と言い、電話を切った。



次は、別の医療サービスセンターの王さん。


こちらも上海の医療サービス会社で、日本語も相当達者な年配の男性。

こういう会社って結構あって、結局パイの取り合いしてるのか・・・
ちゃんと対応してくれるなら、いいけど(不安)



初めましての挨拶。

そして、現在のケガの状況と、帰国して治療させたい会社の意向を説明した。

ベッドの予約時間の問題で、手術期限に帰国が間に合いそうにない、
何か方法はないものでしょうか・・・?


そう問いかけると、王さんは

「…以前に似たような事がありましたが、その時…」と、ある事を言い出した。


「ええ、それは可能ですけど・・・。」と私。
「足りますかね、場所・・・?」
「あ~・・・!(納得)」


それ・・・イケルかもしれない!


「ただ、医者に確認する必要があります。聞いてもらえますか?」
「分かりました!」



藩医の所に行くと、「ふむ・・・」と考えて

「可能性はありますね。明日、患者の状況を見て決めましょう」



王さん、さすが専門家だ。

こちらは一つの事にこだわっていたけれど、角度を変えれば、
他に方法はあったのだ。



・・・ここに来て、帰国の希望が見えた。
というか、もうこれしか手はない。
多少は無理をしてでも、これで押し切る!!!



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


夜7時頃。

竹山さんが病院に来た。
大川さんの見舞いに来たのもあるけど、診断書の翻訳を持ってきたのだ。


TAXIの中で受け取った。

「今晩、アパートで確認します。手直し必要あれば電話しますので
その時は、明日の朝出勤前に、私のアパートに寄ってもらえます?」

「分かった。」

こういう細かい用事は、竹山さんはキッチリやってくれるから安心だ。


大川さんの帰国方法について、簡単に報告しておいた。
確定すれば、すぐに座席予約をしてほしい、とも頼んだ。


竹山さんは黙って聞いていたけれど、「大川さんな」 とポツリと話し出した。

「俺に電話してきて、『あの子、何回も外に行ったり、電話したりしてるけど…』
って聞いてきたわ。」


・・・!


「あの子って・・・私の事ですか?」
「そう」

「・・・何も知らないフリしておいて下さいね・・・」
「分かってる。知らんって答えてる」



やっぱり大川さん、私の動きを警戒してたんやわ・・・!
直接私に聞かない所が、あの人らしいというか…オジサンというか…



でも・・・帰国は本社の意向だし、
最後は常務と経理部長から言い渡してもらえば、彼も何も言えないはず・・・



多少の不安は感じましたが、でも 

絶対うまくいくはずだ・・!

コブシを握り締めて、自分に言い聞かせていました。




つづく。



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最終更新日  2007/10/21 12:10:13 PM
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