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カテゴリ:中国駐在時代
翌日は、週明け。 帰国段取りでバタバタでした。 先ず帰国日を決定する為に竹山さんにチケット手配をしてもらい・・・ 「もしもし?明日、席取れるけど、どうする?」 「明日ですか~…明日は急すぎるから、あさってにして下さい」 「分かった、あさってな。片道か往復か?」 「・・・片道で、いいですよ(もう帰って来れないのに)」 等と言うやり取りがあり。 帰国日決定した後は医療サービスに連絡。 片道のエコノミー料金しかカバーしないとの事で、ビジネスクラスとの差額は 会社負担と確認を取り、当日の病院への迎えの時間も確認し。 その旨を本社へ連絡した時に、経理部長が今日、来中して大川さんの見舞いに 来る事を小耳に挟み・・・ 「え?そんな事、いつ決まったんですか?」 「先週末には竹山さんに連絡してたけど?」 あら・・・(汗) 少し悩みましたが・・・でもやはり大川さんには伝えておきました。 「昨日、(銭達が来る前に)間に合いました?^^」 「おう、間に合った。」 「そうですか・・・^^じゃ、良かったです。 大川さん。もう聞いてるかもしれませんけど・・・」 「なんや?」 「今日、経理部長が来られるそうですよ」 「なにっっ!!??(汗)」 「竹山さんから聞いてません?」 「聞いてへんぞ、そんな事~(汗)」 「私、総務から聞きましたんで。・・・ね?よきに計らって下さい」 「何時や?」 「明日だそうです・・・。何時か分かれば連絡しますから」 *記憶違いあったので訂正しました。 やはり慌てふためいた大川さんの反応に、笑いをこらえながら・・・ いよいよだな~・・・ そう思いました。 病院へ通う日々と、大川さんとの闘いの日々(在中時、全部ひっくるめて)と、 そして王小姐とのお別れ・・・ 今まで何一つ文句言わず、ずっと面倒見ててくれて。 二人で話すチャンスを伺っていたのですが、それもなかなかできなかったので、 お昼ごはんを食べている時に、何気なく言いました。 「謝謝NI,謝謝NI照顧大川先生(大川さんの世話してくれて有難う)」 「不用謝。(いいえ)」 「我們真的感謝NI(私たち、本当に感謝しているから) ・・・対不起ロ阿(ごめんね)」 私の対不起(ごめん)は「大川さんを帰国させる事にして、ごめんね」 という意味でした。 王小姐も私の表情で分かったと思います。彼女は、 「没弁法的(仕方ないから) ^^」 と答えました。 対不起(ごめんなさい) という謝りの言葉に 没弁法(仕方ない) が返ってきた事に 少し寂しさを覚え、でも受け入れてくれてるとも解釈し、 これ以上何も言いませんでした。 王小姐に、会社からの気持ちとして、心付けを渡そうと 竹山さんには提案したのですが、回答がなく、渡せず仕舞いでした。 その辺は大川さんが自分でしたのかしら・・・? と思いつつ、それとこれとは別だろ~と。 スッキリしない思いだった事も、今、思い出しました。 午後からは、大川さんの移動日用のシーツ(ギブスでズボンを履けない大川さんの 空港内での車椅子用のパンツ隠し)を買いに出かけました。 「何でもいい」 と言うのですが、売り場を見ると色んな柄が・・・ 「もしもし?大川さん、柄が沢山あるんですけど~」 「何でもいいで」 何でも良いって言うけどさ~(ため息) 「じゃあ、ピンクにバラの柄のに、しましょうか?綺麗だから」 「そ、そりゃイカン!」 「じゃ~、白地に青のストライプ?」 「う~ん・・・(考)」 「茶色のチェックもありますけど・・・?」 「あ~・・・(悩)」 「何でもいい」って、言ったやろ・・・(--; 結局、できるだけ地味な柄のを1枚買って直帰しました。 翌々日の朝には、病院を出るから・・・実質あと1日半。 出来るだけ王小姐と二人で過ごさせてあげたい、という気持ちでした。 つづく。 「早く続き~」と思われた方へ:是非上記バナーをですね、クリックして頂けると、 モチベーションが上がって「頑張って書こう!」と思いますので宜しくお願いします。 扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。 私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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