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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:上海留学時代
また留学の頃の話なんですが…ルームメイトの話を。 当時の留学生は留学生用の寮に居住するよう規定があった事は 述べましたが、つまり寮の中は外国人ばかり固まっていた、 という事です。 寮内で居住する規定は、外国人を管理・保護する目的だったと思いますが、 この状態は留学生は生活の中で多国籍の人間と交流する事を意味します。 中国に勉強に来て、尚且つ多国籍の人と交流するのは 今思えば良い環境ですが、当時は中国語もままならず また今よりずっとずっと不便だった中国に馴染むのも必死な中、 他の国の人と交流する余裕は、なかなかなく。 先のインド人のモナリザも韓国人ともめていたし、 異文化によるトラブルは割合起こっていました。 私の最初のルームメイトは日本人ではありませんでした。 彼女と生活する事を通じて、異文化交流って、外国人を理解するって、 増してや一緒に生活するって、決して簡単ではないと学びました。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 遅めに上海入りした私は、翌日2号楼の208室に 割り振られました。 基本的に2人1部屋でしたから、ルームメイトがいるワケです。 一体どんな人と住む事になるんだろう、と 期待と不安をふくらませて寮の部屋に入りました。 カギを開けると、12畳くらいの部屋に ベッドが2つ、学習机が2つ、本棚が2つ、クローゼットが2つ。 左右対称に置いてありました。 入って右側の机には既に荷物がありました。 あ、もう先に入ってるんだ(緊張) 本が置いていて、椅子に大きめの黒い上着がかかっていて。 中国語の本に混じって、アルファベットのタイトルの本が。 英語・・・・じゃない?(~~) そう思いながら反対側の机にカバンを置きました。 クローゼットを開けると、衣類が吊るしてありました。 黒いジャケット、黒いスカート、黒いブラウス、黒い… 全部「黒」でした(!) …黒が好きな人かな?(汗) もう一つのクローゼットも黒ずくめ(!) 仕方がないので暫時クローゼットを使う事は諦めました。 一体、どんな人なんだろう? ドキドキワクワクして夜まで過ごしましたが、 その日は誰も来ず、拍子抜けしながら就寝しました。 翌日、翌々日も誰も来ず。(不安) 数日間、1人で過ごしましたが、授業の登録が始まる前日の夜。 部屋で本を読んでいるとカギを開ける音がして、誰か入ってきました。 ・・・え?(・・; 相手「ハァイ!(笑顔)」 私「…ハ、ハイ!(緊張)」 相手 「あなた、ここの部屋?(中国語)」 私 「そ、そうです。あなたも?(中国語)」 相手 「私、ウルリカ、よろしくね!」 私 「あ、私、アコです。よろしく」 金髪の…外人だ(汗) 相手 「あなた、どこの国の人?」 私 「私はリーベンレン(日本人)。あなたは?」 相手 「ルイディエン!」 私 「…る、ルイ?」 相手 「ルイディエン」 私 「…え?分かんない(汗)」 彼女は漢字を書きました。 瑞 典 ・・・え?(~。~; ←まだワカラン 急いで辞書を調べて… 「あーーーー!スウェーデン!!」 「イエス!^^」 私のルームメイトは、スウェーデン人でした。 つづく。 当時、私の中でスウェーデンと言えば…「ゆりかごから墓場まで」、 それと~イングリッド・バーグマン(ハリウッド女優)くらいです。 こんな程度の知識しか、ありませんでした(汗) 扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。 私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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