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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:上海留学時代
今回は大昔に行った「中国流処世術」を紹介しました。 これを今と比較して、どうなのか?という所を少し。 大昔はまだまだ良いモノがない時代ですし、皆給与も低かったので ショボイ飴やタバコごときで、あんなミラクルが起こったと思いますが。 今だったらどうなんでしょうね。 高価という事を伝えたいのであれば、無難に「中華」タバコ とか洋酒「山崎」とか相手が価値が分かりやすいのが良いのではないかと。 若しくは「MADE IN JAPAN」を明記してある電化製品とか。 関係役人を、外国へ観光に御招待…とか大金使っている 所もありますが(ウチの会社の大陸客)、あんまりやりすぎても 相手の感覚が麻痺するし、ただ足元見られるような気がしますけどね、 キリがないし。(実際、何回もイジめられて、その度に金使ってる) ある大陸での経営の長い台湾企業は、儲かってても目立たないように 質素に経営しているので一度も妙な事をされた事がない、と言っていたし。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 江蘇の会社は貧乏(悲しい^^;)でしたから、出来る範囲でやってました。 中秋節に月餅券渡したり、旧暦の忘年会に招待したりね。 (役所の人にこんな事するのは勿論、規定違反です!!) 手続き関係は真面目にやっていたので、多少難癖つけられても 大きな問題になる事はなかったです。 変にコネに頼った時は、頼んだ相手がショボイ人脈しかなかったので 逆に失敗しました。(でもその相手は地元の有力者から紹介されたので 断れなかったんです) それ以来、「一人部屋」の時のような「ミラクル」を期待するのは 止めにしました。それよりも個人的な「人間関係」を築く方がずっと堅い。 役所に出入りしていると、その内に顔見知りになって、役人が携帯番号 教えてくれたり家に呼んでくれたりしたので、そういう好意は有り難く 受けて個人的な「朋友」関係をコツコツと作っていました。 「個人対個人」になると義理堅い人が多いですから、 詳しく指導してもらったり、ちょっとした事も助けてもらいました。 その代わり、こちらも頼まれ事を受けますけど。 「日本に帰った時に●●買ってきてくれる?」とか。 金はかけられないけど手間と時間なら惜しまず、 そんなやり取りを何回かするウチに持ちつ持たれつの「好朋友」です。 下手に金にモノを言わせるより、こんな付き合いの人の方が よっぽど役に立ちました。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 逆に自分が何か貰う立場になる事も多かったですが… これ、結構プレッシャーですよ。 頼まれた事が出来ないと「私のメンツが潰れる」事になりますから^^; だから頼まれた事は自分の事以上に一生懸命やりました。 みんな、こんな心理でやってるのかしら…? と思いながら。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * こんなんで世間が回っている「かの国」です。 日本から見れば「変」ですが、これがないと物事が進まない、 これが「かの国」の現実です。 ただ、一人、印象深い人がいましてね。 一人部屋の話の舞台はF大ですが、私は、その後K大に転校しました。 最初「二人部屋」に入れられた私がやった事は「部屋決めババア」探し。 探し当てた後、日本のスーパーで買った「カステラ」渡して、 ほどなく「一人部屋」貰いました。 この時に学生課の主任にも「礼物」渡したんですよ、 何か世話になるかも、と思ったので。 王老師という、30歳くらいの若い女性主任だったんですが。 私が「どうぞヨロシクお願いします^^」と渡したら 真剣な顔をして、「…あなた、どこでこんな事覚えたの?」 ドキッとしました、見透かされているようで。 適当に誤魔化したら、結局彼女は受け取ったんですが。 今まで渡した中で、あんな反応をしたのは彼女一人だけでした。 今、どんな先生になっているのかな、って思います。 これにて完結! お読み頂き、有難うございました。 お勧めしているワケではないので^^;何かの参考にして頂ければ。 扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。 私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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