脅しの電話一本で、ビビって降りた洪経理。
だけど私は 「意気地なし」 とは笑えませんでした。
何でもありの中国だから、
何があっても不思議じゃない。
脅しの電話の内容をキチンと聞いたワケではないけれど
ネイティブだからこそ伝わる恐怖感はあったのだと思います。
(私なら 『え?何?成語は分かんないんだけど~(~。~;)』 とか、なりそう)
洪経理は、核心をついた。しかも正面切って。
だからこそ、相手も警戒して脅しをかけたんだ。
元気が半分になってしまった洪経理は、それでもまだ
見積もり書のチェックは行っていました。
けれど。
ある日突然、洪経理を素通りして
私に翻訳が回ってくるようになった。
私 「え?翻訳するの?(汗)」
購買 「はい。翻訳して大川さんに渡して下さい」
その時、私と目があった洪経理は表情が固まっていて。
そして考えるように目玉を左右に動かして。
そして肩をすくめて、PC画面に視線を戻しました。
「どうして、洪経理に見てもらわないんですか?(~~)」
そう聞いた私に大川さんは
「・・・FAXが来たんや」
「FAX?」
「この値段やったら、アイツにいくら渡すって、書いてた」
「ええ~??(汗)」
「だから、アイツは信用ならん。」
「・・・・・・」
私は、そのFAX見ていませんので内容の真偽は定かではないですが。
大川さんの表情から、FAXが来たのは間違いないようでした。
洪経理は、完全なアウェー状態。
すっかりやる気もなくなったようで。
ISOと営業以外、な~んにもやらなくなってしまいました。
そして。
面倒くさがりで
諦めが早くて
口が立つ
キャラクターになったのです。
(元々の性格も多少あるでしょうけど)
社内で誰かが、
笑っているような気がしました。。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
随分後になって。
気になっていた、このFAXの事を洪経理に話した事がありました。
「・・・という事で、大川さんはあなたに書類を回さなくなったの」
その途端、洪経理は眉間にみるみるシワを寄せて
「・・・なんてこった!
そんな事、俺がするワケないだろう!!」
悲しげに呆れ顔。
私 「うん・・・ねぇ。しないよねぇ!(汗)大川さんも、あなたに確認
すべきだしねぇ。私も納得いかなかったわ、あの時」
洪 「大体だな~・・・
FAXに書かせるなんて有り得ないだろ!!」
私 「・・・え?(汗)」
洪 「俺がそんなミスすると思ってるのか!
証拠が残らないようにするのが基本だろ!」
私 「・・・ああ(・_・;」
洪 「馬鹿にされたもんだな、俺も!!!
しかも大川に、その程度にしか見られていなかったとは!
所詮その程度の会社だ!
○×▽■☆・・・・(←延々続いた)」
えらくご立腹でした。
ご立腹のポイントが、何だかズレている気がしたのですが(・_・;
それは、指摘しないでおきました。
つづく。
↑ 続きが気になる方は一回押してやってください。頑張って書きます。。
次回は、新しく出入りした運送屋について・・・の予定。
扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。
私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!