1141047 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

カテゴリ

お気に入りブログ

サンダーボルトファ… hasshi49さん

妻の入院 安東堀割南さん

台北行きピーチ予約… みん1001さん

アラフィフおやじの… 高島平さん
ケンボーの中国アク… 在中日本人ケンボーさん

サイド自由欄

設定されていません。
2008/04/03
XML
テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国旅行


行商の兄ちゃんが


「不要看(見るな)」


とまどいました。


何故見ちゃいけないんだろう・・・?


どう反応しようか迷っていると


「怕不怕?(怖いだろ?)」 また心配そうに聞かれました。



・・・怖い?(考)

・・・怖くはないな。


男性が私に飛びかかってくるわけでもないし、
TVドラマで疑似体験しているし、
祖母も軽度だけれど認知症だったし。。

それに今いち リアリティないもの、中国だし。


「怖くないよ。^^
 あの~…私のお母さん?も同じ病気だったから」


言い終えてから


あ、間違えた!(驚)お母さんじゃなくて、おばあちゃんだった。


と思ったのですが、行商の兄ちゃんは


「オオ・・・(ノ_<)」


と顔をしかめて額を押さえていたので
訂正するタイミングを失いました。


もういっか、お母さんで(汗)


「だから大丈夫です。慣れてるから^^」

「・・・もう言わなくていい」


兄ちゃんは既に目頭を押さえていました。

どうやら、この時点で私はすっかり

「可哀想な日本人女の子」



・・・そういう事に、しとこうか(汗)



細かい説明が出来る語学力もなかったので、放っておきました。


兄ちゃんは、それまでもサトウキビや鶏肉を
買い与えてくれたり、何かと気を遣ってくれていたのが

更に拍車がかかりました。

「日本人か?」「どこ行くんだ?」と周囲の人が
好奇心に満ちた顔で話しかけてくると

何故か、兄ちゃんが警戒心に満ちた顔で

「ああ、そうだよ」と無愛想に対応するか、
仏頂面で無視して、我々に話かける他の中国人を全て遮断。


でも私と友人に話しかける時だけは、とても優しい表情でした。

同胞の中国人に仏頂面で、日本人の我々に優しいのは
今イチ理解できませんでしたが、とにかく。


・・・兄ちゃんは守ってくれてる?


そう思いました。

他の人と話ができないのは、ちょっと残念でしたが。


兄ちゃんの感情や行動は日本人から見ると、
かなりストレートで単純でした。

とまどいはしましたが、

日本では先ず有り得ない心の距離の近さが、
とても居心地良く感じました。

例えて言えば、温かい毛布にくるまれているような
そんな心地よさでした。


赤の他人には冷たいが、身内には非常に親切。


「地球の歩き方」に書かれていた事は
こういう事なのだろうか・・・?


別に私の日本の住所を聞くでもなし、
手を握るわけでもなし(←セクハラ、の意味)

何も得になる事もなさそうなのに
こんな小娘達に親切にする意図が全く分かりませんでしたが

とにかく兄ちゃんの親切心には出来る限り答えようと。

目一杯の笑顔と、お辞儀と、「謝謝」の多用で
感謝の気持ちを伝えたつもりです。


兄ちゃんが広東語を教えてくれたり
持っていた占いの本で人相占いをしてくれたり
とても楽しい時間を過ごす事ができました。


ただ、楽しい会話の中に
「あの男性」の奇声が時々割り込んできて

その度に、車輌内の雰囲気が一気に暗くなり。

嫌でも、あの家族の存在を気にせずにはいられない状況が
多少じれったかったのですが、

お互いそれは顔に出さないように努めて振舞い、
逆に更なる気遣いと優しさで満ちていたような気がします。



つづく。



バナー       

↑ よろしければ是非、一回押してやってください。。


16年前の中国列車旅の記憶です。


扉ページ「ホーム」をクリック【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。
私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008/04/05 02:02:45 AM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X