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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2008/04/04
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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国旅行


途中駅でやっと、あの家族が下車し
車輌内は落ち着いた雰囲気を取り戻しました。

あちこちから人々の笑い声や話し声が聞こえ、
各BOXで交流が行われているのが伺えました。

私達は相変わらず行商の兄ちゃんの庇護(ひご)の下(?)
楽しい列車旅を続けていました。


なので。


「僕は、次の駅で下りるよ」


と言われた時には、思わず「えー・・・」と声が出ました。


でも旅とは、そんなもの。
私達は、兄ちゃんに着いていくワケにはいかない。


みんな、それぞれの目的地があって、
たまたま出会っただけだから。

しかし一瞬のすれ違いでも、これだけ心のやり取りが
できた事は、非常に嬉しくて、そして不思議でした。


そして兄ちゃんは、私達と握手をして下車していきました。


* * * * * * * * * * * * * * *


余韻に浸る間もなく、乗り降りの混雑があり。

次に私達の前の駅に座ったのは二人組の兄弟でした。

一人の青年と、一人の少年。

先ほどの兄ちゃんとは違い、薄汚れていました。


それは特に気にならなかったのですが
気になったのは青年の方の目でした。

さっきの行商の兄ちゃんとは違って、妙に鋭い。

兄ちゃんの目は、とっても優しかった。


今度は私の友人が積極的に話をして
私はあまり話をしませんでした。


心の交流ができる人ではない気がしたからです。


それでも話しかけられれば笑顔で答えていましたが、
青年の表情はやはり何だかチグハグで、
心の中で何度も首を傾(かし)げました。


その内に、窓の外は随分暗くなり。


夜です。


そろそろ就寝時間でした。


ほぼ直角の固い椅子で、座ったまま。



・・・寝られるのかな?



不安に思いましたが、他の中国人のように
座席の下に体を入れて寝ようとまでは思えなかったので、
やはり座ったまま寝る事にしました。


すると青年が


「ここに足を置けばいい」


自分のヒザを指差して言うので。



・・・え?(驚)
前の座席の、人のヒザの上に足を置く・・・?



ヒザが宙に浮いて、余計に辛い気がしたので一旦断りましたが
青年が何度も促すので。


折角親切心で言ってくれているのだから
好意を断っては申し訳ないな、とも思い


「謝謝」と言ってヒザを借りました。


人のヒザの上に足を置いて寝るなんて初めての事で。

カカトに妙に柔らかい感触が伝わるのは
気色のいいものではなかったですが。

何度もお尻の位置をずらして何とか落ち着かせました。


そして車輌内の灯りが暗くなり。


話し声もなくなり、ガタタンガタタン、と
線路を走る音だけが聞こえる中、就寝。


暫くして。


ふくらはぎの辺りに違和感を感じて、目を開けました。


青年と目が合いました。



・・・?




彼の手が、私のジーンズの裾から入っていて、
手のひらは、ふくらはぎの辺りにありました。




・・・何をしてるの?(~~)




状況が、理解できませんでした。




つづく。




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16年前の中国列車旅の記憶です。


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最終更新日  2008/04/05 10:16:14 AM
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