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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:上海留学時代
折角できた上海情報誌。 しかし責任者が突然拘束され寮内は大騒ぎでした。 リョージ館の対応は「物品差し押さえ等の実害が出たり 危害を加えられたら動きます」との事。 やきもきして帰りを待つ友人達。 そして責任者は夜(だったと思う)寮に戻ってきました。 ・・・何があった!? 同学達が聞くと 「何を書いてある?」 と違う人から何度も聞かれ、その度につたない中国語で回答。 「何故こんな事をした?」とも聞かれたと聞いたような。 とにかく同じ事を何度も聞かれる状態が何時間も続き(結局6時間拘束) でも、そんな威圧的な取調べではなくユルい雰囲気。 最後の方は 「食べ物は何が好きだ?」 意味不明の質問も出て(笑) ・・・関係あるのか?(~~; と思いつつ 「○○が好きです・・・(~~)」 真面目に答えたそうで・・・(爆笑しました^^;) 結論としては許可なく印刷物出版してはいけない、という事で。 印刷工場の中国人オヤジさんとこにも公安は行ったようで。 留学生は、すっかり意気消沈してしまい 上海情報誌は創刊号で廃刊しました。 青い表紙の「すぽん!」という名前だったんですが 一瞬で終わっちゃいましたね・・・ * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * マスコミは党が管理するものです。 かの国ではそれは常識です。 表面上の自由を勘違いして、日本と同じ感覚で (でもスポンサーもつくのに無許可はどうか?) やっちゃった留学生は体制の壁を痛感したでしょう。 今はもう外国人も山ほどいるし留学生も外に住んでもいいし ビジネスも自由度増して体制の違いを感じられる事も 殆どないでしょうけど。 でも根っこは変わらないと思いますよ、それは体制の違いだから。 ネット規制も、ハニートラップも オリンピックの過剰な警戒も、体制の違いを分かっていれば全て 「さもありなん」 でしょう。。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 随分、話が逸れましたが。 まあまあ、そんな一見自由な、でも実はそうでない事は チラチラと体験したり見聞きしたり。 且つ次から次に新しいビルが建っていくように 経済発展が目の前で展開されて、人民が豊かになろうと ギラギラしている時代でした。 そんな中の苗(びょう)さん達との交流、 私は、なかなか入り込もうとは思えませんでした。 寮住まいという事もあったし 日本人社会は別個に存在していて、その付き合いもあったし アル○イトも掛け持ちしまくって忙しかったし・・・ 苗さんが、しょっちゅう誘ってくれたのに よく理由をつけて断ってた気がする。。 それでも苗さんは、いつも気にかけてくれて だから苗さんの事を思い出すと、何だか胸が痛くなるのです。 苗さんの温かい気持ちと ワガママで小心者だった自分に対する情けない思いと でも仕方なかった、と思う気持ちと 色々です。 つづく。 この話は1994-1996年の上海での体験談を書いています。 ↑ よろしければ是非、一回押してやってください。。 次回から苗さんの話に戻ります。細かい事は記憶が薄いので 差しさわりない程度に苗さんからの手紙を元に・・・ 扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。 私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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