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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2008/07/18
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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:上海留学時代



拝復

  ここ数日とても暑いですが、いかがお過ごしですか。

お久し振りですね。本当によくなつかしいてね。

私たちも元気に暮らしております。

  お手紙と写真がどちらも受け取りました。

お手紙たいへんうれしく拝見いたしました。ありがとうございました。

  昨日、一日中先生に電話をかがるのが、なかなかかけませんね。

それに先生の寮の3楼改築修理ですので、いつも不在しています。

しかし、おあいたくてなりませんね。私は先生の寮にべおうかがい

たいんですが、よろしいですか。

  今週木曜日にお暇ですか。もしよかったら、あしたの午前中、

政通路280号の玄関で待って行っていいですか。

  この手紙が始めてです。乱筆にて失礼いたしました。

万事順調ですので、どうぞご安心下さい。

ではまたお便りします。お元気でお過ごしください。

              
               頓首再拝

8月2日

二伸:お電話をかけっていただけませんか。      苗**から




* * * * * * * * * * * * * * * *




手紙って取っておくものなのか、そうでないのか。

読み返すと背景が蘇ってきてリアルです。



苗さんからはよく手紙が来ましたが、当時の背景を思い出しますね。

暑かった事とか、寮が工事で停電していた事とか・・・



そうなんですよ、寮がね・・・

停電だったんですよ。真夏に。

死ぬかと思った、ボヤ出すし風邪引くし。



寮には公衆電話しかありませんでした。

電話かかってきたら、部屋の放送ブースに

「アコ、電話!電話!」だけ連絡が来て

そっから玄関の公衆電話まで猛ダッシュですよ。。

連絡受けて、すぐドアのカギ閉めて、階段駆け下りて

玄関に辿り着くまで3~5分。

復旦の寮は部屋に内線もなかったし、古かったから余計不便でした。



苗さんにはよく会社に電話したり(大体、家に電話ない)

BP機(ポケベル)で連絡取っていました。

私は持っていなかったですが、どうやって連絡していたかと言うと・・・

ポケベル会社に電話してオペレーターに伝言していました。

それで表示されたんでしょうかね。



携帯電話がものすごい勢いで普及したのは納得です。

普通、家に電話ありませんでしたから。取り付け代も高かったらしいし。

だから会社に電話かけたり、会社宛に手紙出したりするのが

普通でした。(家に手紙を出すと届かない可能性があるので、との事)

ネットの普及も分かりますよ。

とにかく通信事情が悪かったですから。



苗さん達は、私が生活で困っていないかなど気遣ってくれて

よく誘ってくれてはいたのですが、実は頻繁すぎて困っていました。

生活のペースが乱される気がして、よく理由をつけて断っていました。



私にとっては日常会話は大丈夫だし、寮に同胞が沢山いるしで

そちらで日常生活は確立されていましたから困る事はなかった。

私にとっては苗さん達との付き合いは、日常生活外にありました。



なので断っても断っても誘ってくる苗さんに

『ちょっと察してよ』と困惑していました。




でも、後に思い返せば。



日本式のコミュニケーションの取り方は中国人に通じない。

現に江蘇でも表情に出すだけや、

遠まわしにフニャフニャ言ってるだけじゃ通じなかったですね・・・



言いにくくても明確に言葉に出さないと、真意は通じない。

それで相手が悪く思えば仕方ないけど、結構みんなアッサリしているしね。



日本式は相手の心を察しながらの

「譲り合い」コミュニケーションだとすると


中国式は自分の考えを言葉に出して、

どう折り合いつけるかの「相談式」コミュニケーション。


いいとか悪いとかではなく、違いなんですね・・・




それと当時の中国人の状況考えると、苗さん達にとっては、

外国人が親戚もなく一人で来ているのは

大変な事だと思いやってくれていたのでしょうね。



約束しても、途中でハプニングが起きて行けなかった事もあり。

(スカートが自転車に巻き込まれて破れたのは最悪でした)

家に電話がないから連絡取る方法がなくて、苗さん達は待ちぼうけでした。

苗さん達は何度も寮に電話して、でも連絡取れず。

すれ違いが多かったですね。

申し訳ない事、沢山しました。



それでも苗さんは遠のく事なく、連絡を取り続けてました。

後に復旦から華東師範に転校した後は

苗さんの家から近くなったので毎週一回寮に勉強しに来るようになりました。


かなり強引でしたが・・・^^;(華東師範は外部中国人も入れました)




苗さんとの交流は、面白かったです。

本人は面白い事言ってる意識はなかったと思いますが

中国人の習慣や常識に驚いたり

素朴で一生懸命な所が楽しかったり。



その辺の話は、次回へ。







つづく。






この話は1994-1996年の上海での体験談を書いています。




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面白かったのは「さつまいも」と「血圧」の話です。



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私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!






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最終更新日  2008/07/20 10:26:43 AM
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