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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2008/07/23
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:上海留学時代


苗(びょう)さんの御宅訪問は、

知り合ってから約1年半後だったと思います。



結構時間がかかっていますが、その理由には



勉強・課外活動(所謂アル○イト)等、忙しかった事。

また当時、日本人と上海人は経済や一般常識の違いが大きかったので

先生と生徒以外の交流をためらっていた事もあったと思います。



しかし日本語教室が修了して随分経つのに

苗さんは相変わらず寮に勉強しにきていて(冬はイモ持参で)

度々「家に来て下さい」と誘ってくれます。





もう、これ以上断ったら申し訳ないな・・・





私は苗さんのお宅へ遊びに行く事を約束しました。





* * * * * * * * * * * * * * * *





季節は初夏でした。



苗さんの家は徐家匯の団地でした。

今思えば、私が江蘇で住んでいた部屋のような所でした。



苗さんが近くまで迎えに来てくれました。



「もう皆、そろっていますよ」

「みんな?(驚)」



「はい。王さんと李さんと、唐さんと・・・」

苗さんは元護衛団の名前を挙げました。



「あ、そうなんですか・・・」




また大袈裟になってる・・・(汗)

有り難いけど、ちょっと一言言っておいてほしな。。




私は、ただ苗さんの御宅訪問のつもりでしたが

いつの間にかプチ同窓会に変わっていました。




階段を上って入口のドアを開けると

苗さんの奥さんがいました。




・・・眼下に。




玄関を入ってすぐの所で、

奥さんが、しゃがんで洗濯物を手洗いか

なにかしていたと思います。




「先生、私の妻です^▽^」

「あ!どうもニーハオ(汗)」(←お辞儀)




奥さんは、座ったまま私を見上げ

「ニーハオ」と遠慮したように微笑み

また洗濯物に目線を戻しました。





・・・あれ?(汗)

歓迎されてないみたい…?





普通、旦那の先生(そんな大したもんでもないですが)なら

ちょっと立ち上がって挨拶するような気がしていたので…





・・・もしかして!





上海は「大女子主義(女性が強い)」だから

実は苗さんも普段尻に敷かれていて…

*上海の「大女子主義」に伴い上海人男性が優しい(ある意味軟弱?)
というのは中国内でも有名で

(↑地域によって気質・習慣・考えが違います。
一般に北方男性は亭主関白、南方は男性が優しいイメージです。)

上海では旦那が外で働き、且つ家事・子供の世話を分担するのは当然、
中には男性が家事・子育て一切している家庭も存在しています。





また、こんな小娘を「先生」なんて

しかも日本人だから、嫌なのかな…


後で、すごい揉めたらどうしよう…?





奥さんの様子が完全な部外者のようだったので

心配になりました。



中に入りながら


「奥さん怒ってないですか…?(汗)」


苗さんに小声で聞くと


「没問題!(大丈夫)」と即答でした。


・・・が、やはり気にはなりました。





簡素だけど小奇麗な洋風の居間には、

知った顔がソファーに座っていました。



私が「あ~!ニーハオ(嬉)」(←手を振って笑顔)と挨拶すると

「あ~先生!お久し振りですね~!」



ソファーから立ち上がって歓迎してくれました。

ここでやっと少し安心しました。





そして苗さんが引き続き、いくつか部屋を案内してくれて

その一部屋に女の子が部屋で勉強していました。




「あ!娘さんですか!」

「そうです。**!(←娘さんの名前)ちょっと来なさい!」




苗さんが娘さんを呼ぶと、娘さんはすぐにこちらへやってきました。

ノースリーブの白いワンピースで

髪を後ろに束ね、知的で清楚な印象でした。




「アーイー(お姉さん)に御挨拶なさい!」



お父さんらしい威厳ある態度で言うと

娘さんは下を向きながら恥ずかしそうに



「アーイー、ニンハオ。。(お姉さん、こんにちは)」



でもキチンと挨拶をしてくれました。




色が白くて、目が大きく顔立ちがいい。

加えて背が私より高い・・・^^;




「娘さん、賢そう~!

 とても綺麗だし背も高い!楽しみですね」




お世辞ではなく口に出すと苗さんは




「有難うございます。背はもう少し伸びるでしょうね。

 成績はまあまあいいです。*重点学校に行っています。」




*重点学校…とは学力レベルの高い学校の事で、進学校です。

重点学校に入るのは、いい大学に入り、最後はいい職に就く重要なステップで、

苗さんも頻繁に口にして一番の関心事のようでした。

当時から子供への教育熱は、十分感じていました。





* * * * * * * * * * * * * * * *





時刻は11時半くらいでした。

元護衛団の料理人のタマゴが「私が炒麺(焼きソバ)を作ります!」と宣言。




他のメンバーが「陸さんはコックですから絶対美味しいです」と、口々に。




あまりに皆が「大丈夫」と言うものだから



陸さんは「そんな事言われると…プレッシャーが(汗)」


心配そうに、台所へ消えて行きました。





私は皆と陸さんを冷やかしていましたが、

ふと、いつもの頭痛の兆しがあるのに気付きました。




何気なくカバンを探りました。




薬持って来るの、忘れた・・・(汗)





でも、こんな皆、集まっている席で

「しんどい」だの言えないよ。。





・・・大丈夫!ひどくならない!





自分に言い聞かせました。







つづく。






この話は1995-1996年の上海での体験談を書いています。




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↑ よろしければ是非、一回押してやってください。。


さて炒麺の味は…?

一方、私の持病、頭痛は段々ひどくなり・・・



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私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!





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最終更新日  2008/07/27 11:15:59 AM
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