最難関(両親)は何とか突破。
出発まで険悪ムードは否めないだろうが
それは我慢する事にしよう・・(疲)
では次に、連絡。
北京の前川先輩に。
前々回【壱】で私は、サイトウ先輩でなく
前川先輩を推しました。
その時、どんなやり取りしたかな・・・
もしかしたら手紙とか取ってあるかな?と探してみたら
有りましたよ(笑)
サイトウ先輩(女性)と前川先輩(男性)からのが。
それを読み返してみると、サイトウ先輩は
私が旅行を決める直前に手紙をくれていて
「今年の夏休み、私は広州・香港・マカオを旅行し
8月10日頃に日本へ一時帰国するつもりです」
とありました。
ま、事前に分かっていたから
サイトウ先輩の線は外したんですね・・・(記憶違いでした)
サイトウ先輩はとても真面目で
中国語では学年で一番よく出来た方で
弁論大会でも優勝した事がある、私の憧れの先輩でした。
内容を一部。
**************
こちらに来て瞬く間に二ヶ月が経ちました。
大学で中国語を勉強したとは言っても
口語の訓練が出来ていなかったので
授業を受けるのに必死です。
日常生活においては何ら言葉の問題はないのですが
自分の考え・思想・抽象的事柄を話す際、力不足を感じます。
授業で口語の常用語・常用構文を習いはしても、
それが普段の会話に活かせるかというと、
これがなかなか難しいのです。
清華大学の老師們(先生方)は発音がとても普通話に近いので、
聴不董(←立心偏)という事はまずありません。
ただ、私の会話力がまだまだ不足しています。
<中略>
いつまでも学ぶ姿勢を忘れずに
皆に頑張ってほしいと思います。
不怕慢,只怕站。
です。
**********************
不怕慢,只怕站。
・・・(~~; (←私)
・・・辞書、辞書(汗)
只…って、「ただ~だけだ」だったよな(汗)
5分後。
あ~~~~~なるほど。
不怕慢,只怕站。
(ゆっくりは怖くない、ただ立ち止まるのが怖い…という直訳)
カッコイ イ ~ せ ん ぱ い !!(感動)
しかし・・・
サイトウ先輩でさえも手こずってるなんて・・・
私、大丈夫かぁっっ・・・!? ( ̄Д ̄;)
一方、前川先輩(男性)の手紙。
消印:7月11日
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アコ同学:
イ尓好ロ馬?会話班的活動挺忙ロ巴!
(元気ですか?会話サークル忙しいでしょう!)
お手紙確かに受け取りました。
返事が遅くなったのは、私が6月26日~7月8日まで
東北地方を旅していたからです。
旅行中の話や、この4ヶ月間の事は
北京で会った時にゆっくりと話してあげよう!
アコちゃんの来北京の事ですが、
取り敢えず日時と飛行機の到着時間などを教えて下さい。
必ず空港まで迎えに行きます。
(空港にはタチの悪い奴が多い)
あとホテルですが、北京のホテルは「地球の歩き方」など
ガイドブックより高めで最低100元するし
観光シーズンの為どこも一杯だと思います。
ですから一応、清華大学の寮を押さえておいたので
心配なく!(ちょっと出すぎたマネかな?)
もし日本で予約してしまった場合、清華はいつでも
キャンセルできると思うので、遠慮なしに言って下さい。
また、のどが弱いならウガイ薬か
ノド飴を持ってきた方がいいと思います。
結構乾燥していて、のどを痛める人が多い。
私の方は9月15日まで夏休みで超ヒマなので
北京でワーッと遊びましょう。
では、弁論や何やかやで忙しいだろうけど頑張って下さい。
歓迎イ尓們来北京!!
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思ったとおり・・・
ヒマらしい^▽^;;(張り切ってるし)
しかし迎えに来るつもりか・・・(驚)
そんなつもり無かったのに~。
「自力旅」と思っていたので
いきなり出鼻をくじかれたようで、
ちょっと有り難迷惑。でも内心
ちょっとラッキ~!^^;
しかし。
これで良いのか、修行なのに?(~~)
・・・(考)
・・・ま、
断るのも先輩に悪いしな。
折角の好意は無下にしたら失礼だし。
それに・・・
先輩から言ってきたから顔を立てないとな!
(↑全部先輩のせいにした)
ただ、飛行機で行くと思ってるらしいから
船だって訂正しておこう・・・
後に。
燕京号(神戸⇔天津)のチケット(2等)を
買った後 「8月3日のPM*時に天津港に着きます」 と
手紙で連絡しました。
前川先輩からは
「了解です。着いたら連絡下さい」
と言う内容の返事が来ました。
着いたら連絡下さい・・・?(~。~)
迎えに来てくれるのよね・・・?(不安)
でも 「迎えに来てくれるのでしょうか?」 と
念押しするのは図々しい気がしたのと、
来なきゃ来ないで、
それこそ自力しかない。
そっちも、やってみたいわ・・・
まあ、そんな複雑な乙女心(?)と
面倒くさいのとで、
手紙のやり取りは、これで終わりにしました。
つづく。
この話は1991年の夏の出来事を書いています。
古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。
↑ よろしければ是非、一回押してやってください。。
通信手段がね…当時はメールはないですし。
国際電話やFAXは高いので、やる気なし。
一番安いのは手紙でした。でも時間かかった。
当時で消印から5日くらいかかってたと思います、多分。
だから何回もやり取りするのめんどくさかったんですよね~。。
さて、前川先輩との手紙には、一抹の不安(と期待?)を残したまま・・・
次は、老師們(先生方)に旅行する事を報告しに行きます。
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