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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2008/08/24
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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:中国旅行



下船の時間。



到着前にアナウンスがあり、船内はザワついてきました。

そう、私が仮死状態から目覚める時がやってきました^^;




到着の随分前なのに皆出口に並んだので

見よう見まねの私とヨウコちゃんも取り敢えず並び。



先頭には乗務員がいたけれど、何人かに

パスポートを渡していました。

船内ビザの手続きが終わってパスポートを返していたようです。



船内ビザって、本当に取れるんや(驚)



*当時は15日間滞在ノービザはなかった。



本にもそういう風に書いてあったけど

ベタな方法でないと安心できなかったので

私とヨウコちゃんは事前に旅行代理店を通じて

ビザを取得していました。



万が一、船内ビザが駄目で

中国入りできなかったら大変と、避けたのです。



ベタな手が一番安心。



船内ビザは先輩達からも経験談を

聞かなかったので避けていました。

あまり聞かない事をして万が一駄目だったら、

手続関係は非常にイレギュラーな対応を強いられる。

初心者でその対応は困難と思い。

なので行き帰りの手はずだけは相当念入りにしていました。



上陸さえすれば、後はどうにでもなるさ



と思い。


上陸さえすれば・・・




大変、気楽に考えていました、はい(・ー・;







そして着岸。

扉が開いて、光が差し込んで

人々が「おお~~~」と少しどよめいて。





船と岸をつなぐ、木の板を歩いて。






いよいよ来た・・・




目の前が、岸。


スッと右足を出すのが、勿体無くて。





~~~~~~(*≧v≦*)




2秒ほど空中で止めました。






そして心の中で唱える。





♪ はじめの はじめの だいいっ・・・



・・・っぽ!(*≧v≦*) ♪







右足の青いズックが白いコンクリに「ペタン」と乗り。







この映像は、この先絶対に忘れまいと、

しっかと目に焼き付けました。







そして左足を乗せて、

私は中国に上陸。






・・・とうとう来た(感激)






飛び上がるように、背中のリュックを一度、掛け直して。


重さで少しよろめいたけれど足を踏ん張りました。






ヨウコちゃんと顔を見合わせて





私 「・・・来たね!(*・v・*)」

ヨ 「・・・うん!(*^^*)」





喜びを噛み締めて二人、周囲を見渡しました。





* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *





準備を念入りにしたので、感慨はひとしおでした。


本当は小躍りしたいくらい嬉しかったけど





・・・って言うか、今からだから。(・・;)





すぐに次の作業に入りました。






前川先輩待ち。






岸には出迎えの人が何人か来ていて

素早く顔を確認したけれど前川さんはおらず。



横顔や後ろ姿にも、見覚えのある姿はなく。



その内に乗客が別の場所(待合室)へ移動し始めたので


「前川さん、あっちに来ているかもよ」


私とヨウコちゃんも、一緒に移動しました。





事前の前川先輩との手紙のやり取りで

私は実は




もしかしたら、来ていないかも・・・




ウッスラ思っていたのですが、しかし





最初の手紙で「必ず空港に迎えに来る」って書いてたんだから

船も来るっしょ~~!!





極めて薄い根拠で、気楽に考えていました。




それと心の底では


来なきゃ来ないで、それこそ自力!



追い込まれた時、自分は一体どう対応するのだろう・・・



自分がどこまで出来るのか、

確かめてみたい気もしていました。




「迎えに来るかも」

「いや、来ないかも」




どっちなのか分かりませんでした。




そうして・・・



10分経っても、20分経っても

前川先輩の姿は見えず。


周りを見ると、出迎えの人と再会を果たした

他の乗客が、嬉しそうに待合室を出て行きます。


だんだん人が減っていく待合室。





ここで初めて





・・・ (~~;)





私は不安を感じ始めました。






つづく。





この話は1991年の夏の出来事を書いています。
古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。




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感激の上陸から早や暗雲が・・・早いな ^^;。



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最終更新日  2008/08/25 12:43:07 PM
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