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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2008/09/04
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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国旅行



乗り換えのバス停が見当たらない。


ヨウコちゃんが地図とニラメッコして西に5分歩く、

そして北に10分歩き、東に5分、更に南に10分歩いて




・・・元に戻ったよ(汗)




私も分からないなりに地図を見せてもらったのだが、

地図の通りだとヨウコちゃんの言う通りに行くしかないようだった。



ランニングシャツに短パンの人力車のオジサンが、

ニヤニヤしながら 「到ロ那児(どこまで?)」 と声を掛けてくる。



顔を見ないように「不要(いらない)」と手を振って断った。

普通に乗れるワケがないのだ。

TAXI、人力はボラれるのが常識だった。

バスや列車などの公共交通機関以外は、何かあって普通だったから。



「こっちに行ってみよう」



ヨウコちゃんが決めた方向へ進んだ。

15分ほど歩いて、また立ち往生になった。



「ヨウコちゃん、道、聞こうか?」



私は提案した、遠慮がちに。



ヨウコちゃんにナビしてもらって

私はただ後を着いて歩いて回るだけだから

こんな事を言うのは、ヨウコちゃんを信用していないようで

申し訳なかったからだ。



ヨウコちゃんは 「う~ん・・・」 と唸っただけだった。

地図をジイッと見て、そして顔を上げ方向を探っていた。



どうやら、

人に道を聞くのに気後れしているようだった。




不賛成のようだ・・・(~~;

でもさ・・・





「自力旅行」の意味を考えてみた。



「自力」って言っても、

他人の力をまるで借りずに進めるだろうか?


見知らぬ外国だ。

分からなくて当然。


道を聞いて目的地に行くのは悔しいかもしれないけど

それはそれで面白そうじゃない?



会話練習にも、なるしさ?(嬉)



元々地図なんて読めない私には、

人に尋ねて教えてもらっても同じ事だった。



ここでヨウコちゃんと私の性格の違いが出ていた、と思う。



大人しくて真面目にコツコツと努力するのヨウコちゃんと

割合人見知りせず、成り行き任せで、すぐ人に頼る私。



丁度前からメガネをかけた中年女性が歩いて来た。



「ちょっと聞いてくるね!(^▽^;」



もうヨウコちゃんの反応は待たず、行動に移す事にした。




取り合えず、やってみる!!




女性が歩いてくる。



タイミングを計る。



近づいてきた。



ちょっと教えてほしいんですが~^▽^;;



という表情でスタンバイ。




ドキドキ・・・




・・・今だっ!(緊張)





「請問・・・(お尋ねしますが・・・)^▽^;;」





メガネ女性は表情を変えず私に目線をくれた。





「えと、えと…我想去***賓館。(私は***ホテルに行きたいのですが)」





しかし、女性は立ち止まらなかった。





え!?

聞こえなかったのかな??(驚)






小走りに駆け寄って、もう一度声をかけた。





「請問・・・(お尋ねしますが・・・)^▽^;;」





女性は同じ表情で前を見たまま、歩き続けた。





私はタタタッと、女性の前に回りこんだ。






「請問・・・(お尋ねしますが・・・)^▽^;;」





しかし女性は無表情のまま

前だけを見て、歩き去って行った。








( °. °)






え・・・



・・・聞こえてたよね?



私の姿、見えてたよね?



・・・え?無視?





・・・あ、





無 視 さ れ た っ て 事 か 。。。









ビックリして

ショックだった。



先ず思ったのは



『私、何か悪かったのかな?』

『中国語、おかしかったのかな?』




私側に有り得る原因を探した。




でも

特に非はないように思った。






という事は、向こうの問題か。





人に声をかけられても、見向きもしなくて良い、

という考えがあるって事か。





そうか。








これが、噂の中国か。








赤の他人には冷たい。

厳しい社会。







・・・・・(考)・・・・・・・






ありのまま、受け止めた。


否定はしなかった。




こういう社会が存在しているのは事実らしい。




否定しても、どうなるものでもない。



嫌なら退くしかないのだ。



私が。




しかし、退く気はなかった。



興味が湧いたからだ。



ここは、日本とは全然違うわ。





人には親切に・・・

礼儀正しく

女は女らしく

正直に、ウソはつかずに。。






身に沁みている不文律たち。





それが、ない世界がここにある。




ルールなしって事?(驚)



結構すごい。






カン無視(完全無視)やって(笑)




すごかったな(驚)


全然、見もしなかったもんな。


無表情のまま、ズンズン行ってしまったな(笑)




あんな見事な完無視

日本じゃコントくらいでしか見られへん。








ショックはショックでしたが、


あまりにも日本とかけ離れていて



普通の反応ができませんでした。



マトモに腹立てても、仕方ないと諦めたのもあるでしょう。





ならば、と見方を切り替えて


まるで違う世界と受け止めた事で




感覚のズレが 「笑いのネタ」 に思えてしまったのでした。






つづく。







この話は1991年の夏の出来事を書いています。
古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。




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↑ よろしければ是非、一回押してやってください。。



所謂カルチャーショックってヤツですかね。

しかし、ここで「お笑い」と見てしまった時点で

なんか、やっぱり、変と言うか、しまったというか(汗)

ま、受け止め方~という事で。



どうせなら面白く、楽しく観察。

この時は初心者だし、通りすがりの他人事でしたしね。

ただ今はもう随分深くなっているから

腹立つ所は腹立つな。



でも、仕事がらみじゃなかったら、

やっぱり「ネタ」として見てしまいます。



日本で閉塞感を感じていたのもあるし

開放感があったのは事実ですね。



さて、一回くらいじゃめげません。

次の人に道聞きますよ~!!




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最終更新日  2008/09/08 08:18:25 AM
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