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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2008/09/06
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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国旅行



悪名高いTAXIに乗る(緊張)




ヨウコちゃんに、その旨は告げました。



「もうTAXI乗ろう・・(暗)」



彼女も、すぐに頷きました。




バックパッカーがTAXI使うのは


反則と言うか、敗北のような感がありましたが


他に手はありませんでした。



出来る事は、やったのです。







どんだけボラれるんやろか・・・(怖)






先輩の話、本にあった体験談、

本当に何もいい事を聞いた事がなかったです。




■メーター倒さず走り、

下りる時にビックリするような金額をふっかける。


■わざと回り道して、余分なお金を沢山取る。





流しのTAXI = 騙される。




そんな図式でした。(取り敢えず私の周囲では)






なので方向性は決まったとは言え、


なかなか動く気になれませんでした。



こちらから近寄って主導権取られるのが嫌だったので




『向こうから来てほしいな…』




チラチラTAXIのオッサンを見ていたら


オッサンはすぐに、こちらにやってきました。






「要不要?(いるか?)」





ヨウコちゃんと目配せして言いました。




「・・・要(いる)」(←固い表情)




オッサンは「外国人か?」と確認した後(←見た目でバレバレ)





「到ロ那児?(どこまで?)」(←ニヤニヤしてる)






あ~もう、騙そうと思ってる、コイツ・・・(><;)


警戒心のメーターが、すごい勢いで上がりました。





「えっと・・・***賓館まで(緊張)」





本に書いてある住所やTELを見せると



オッサンはジ~ッとその文字を確認して(『読めるのか?』と我々も緊張)






「ここは駄目だ!」




キッパリ否定。






「どうして?(~~;(~~;」






「そこはもう、なくなったよ!」






あ~・・・・





ウソやな(汗)






そう思いました。




表情がおかしいのです。




「なくなった、なくなった」と言ってるけど




目、メッチャ見開いてるし(汗)






ものっすごい私達の表情を探っています。


ウソついてる奴の表情そのものでした。







「それはウソだろ!(▼0▼;」



私は即座に否定しました。





自分の意思は、キチンと伝えろ

ケンカしろ




先輩達が言ってたもん。


言うよ、私!!(▼皿▼;





外国語なので今イチ、リアリティがないのです。


それに相手は外国人だし、出たとこ勝負、と思いました。





するとオッサンは




「本当だ!なくなったんだよ!」




マトモに返してきました(驚)






オッサンだから、すごんだりしてくるかな~(汗)


そう思っていたのに、正面から返してきたので驚きました。



ならば




「本当だとは思えない!
あんたはウソを言ってる!」




もう一つ言ってみました。




「本当だって!もう、ないんだ!
信じてくれ!!」





こっちが一方的に否定しているのに


オッサンが即、下手に出ている時点で


「俺はウソついてる」と言っているようなものだぞ?(・・;





そう思ったので






「ホテルは絶対にある!あんたの言う事は、信じられない!!」


「本当だ!信じてくれ!(必死)」


「ウソだー、ウソだー!^▽^;」(←ヨウコちゃんも横から参加)


「本当だって!」




何だか面白くなってきました。


日本だったらオッサン相手に、


こんなマトモに言い合いなんてできないよ。





言いたい事言える楽しさと


必死で訴えてくるオッサンの様子に


私とヨウコちゃんは段々笑えてきて、楽しい気分にすらなりました。





その内、オッサンの力説ぶりに、


『本当かも?』とも思い。




そしてオッサンが別のホテルを紹介すると言うので、

「ドミトリー(相部屋)はあるか?」と聞くと「あるさ!」。


元々、目当てのホテルもドミのある安宿だから決めたので

目的果たせるなら、とオッサン紹介のホテルへ行く事にしました。






我々がOKした途端、オッサンの表情は一変。




ニ~ヤニヤして(←ものすごい分かりやすい)




我々二人に「乗って」と車のドアを開けました。





その様子に、


危 険 危 険 危 険 危 険 危 険 危 険・・・・





再び警戒心が。





もうTAXIしか手はないので、

乗るしかなかったのですが。




後部座席に乗りながら


頭の中はシミュレーションでフル回転。





郊外に連れていかれて金出せ、と脅される、とか


いきなり仲間が出てきて、どっかに売られる、とか




そんな想像が頭に浮かびました。





その時、どうやってオッサンに立ち向かう?(~~;





またシミュレーション。





オッサンが妙な素振りを見せたら



減速した時に

ドア開けて、車の外に転がり出て逃げる!
(←ドラマのように)




それとか、スピードが速い時は・・・(考)




座席の後ろからハンドル奪って車止めさせて。

オッサンを車から引きずり出して

リュック振り回して威嚇して

ヨウコちゃんと二人で飛び掛って

馬乗りになって

髪の毛引っ張って、

リュックでボコボコに殴って、




大人しくなったら車に戻して


脅しながらホテルまで送らせる・・・







このくらいしたら、大丈夫やろ・・・(▼皿▼;;







手のひらに、汗がビッショリでした。





シミュレーションが激しすぎて


もう戦闘態勢に入っていました ^^;







つづく。







この話は1991年の夏の出来事を書いています。
古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。




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一体、どんな警戒でしょうか^^;


ま、あの~そのくらい当時のTAXIは怪しいと聞いていたし、

オッサン自体も怪しかったですから。

何が起きてもいいように、心の準備をしていた、という事で・・・^^;



さて無事に着けるのでしょうか?




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最終更新日  2008/09/09 11:12:15 PM
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