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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2008/09/10
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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:中国旅行



KFCからの帰り、ホテルの近くでスイカを売っているのを見ました。


道路の脇に、スイカが山積みになっていました。



手書きで「一斤/**(500g/いくら)」と

値段の書いた札をおいていたり、いなかったり。



↓イメージ画像として。

nagai sui-ka.jpg

↑あの時は、このくらいの量から

3倍くらいの量まで、あちこちに道路脇で売っていて。

スイカの形は、この写真と同じで全て楕円形でした。




あ、スイカだ・・・(←スイカ好き)

でも丸くないわ。

結構小さいし。

中国のスイカって形が違うのか・・・




今みたいに、そこらに店もなく。

ジュースを探すだけでも一苦労。

しかも冷えているのは、皆無でした。



なので水分たっぷりの果物、スイカが

とても美味しそうに見えたんです(嬉)





食べたいな~・・・





このスイカ売りは、道路脇のあちこちにいました。



売り子はそれぞれ、ネエチャン、ニイチャン、

オッチャン、オバチャン&子供、色々いましたが

みんな日焼けして真っ黒でした。

(農村の人達が、トラックにスイカ積んで売りにきていたのだと思う)



売っている人が皆、目つきが鋭くてちょっと怖かった。

オバチャンや子供は、売り物のスイカをガブガブ食べてました。

(売り物 兼 自分の食事)

『確かに、これだけありゃ~1個や2個食べても大丈夫だわ(・・;』





「ヨウコちゃん、スイカ買って半分こしようか?」

「うん!(´ー`)」





売っている人と目が合うと

「要不要?(いるか?」 と身を乗り出してくるので

イチイチ断るのが面倒で、遠目でチラチラ店定めしていました。



すると一人強引に


「いるか?どれだ?これか?こっちか?(゜▽゜;)」


積極的に声をかけてくるオバチャンがいたので、

気迫に押されて(汗)1個買いました。




その時に初めて目の前で見たのが、

この天秤ばかり。(もっと古びてましたが)

hakari.jpg

右の皿にスイカを置いて、左の分銅を、

目盛りが書いてある棒の左右(皿から離れるほど重い仕組み)に動かし

釣り合いが取れた所が測定物の重さ、になります。



一斤いくらか忘れたけど

1個、1.6元 (約43円) でした。



天津で0.02元(50銭)/斤(約500g)を見たモノだから



私 「高くない?ダマサレタかな?(~~;」

ヨウコ 「う~ん・・・(~~;」




金銭感覚は既に、現地仕様でした^^;





ビニール袋など、くれなかったので

(と言うか、買い物しても袋など全く、くれなかったヨ)

両手で抱えてホテルへ持って帰りました。




* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *




ホテルに戻って



さあ、スイカだ~♪ ^▽^





・・・アレ?( ̄Д ̄;)






ナイフ持って来てナイヨ(汗)





ヨウコちゃんも持って来ていませんでした(大汗)




動揺を抑えながら、荷物や部屋を再度探しましたが

目ぼしいものは歯ブラシくらい・・・






ああ~~~~~!!!!!

しまった~~~~~~!!!!!


本に書いてあったわ~~~~~!!!

ナイフ~~~~~~!!!!

持って来てない~~~~~~~~!!!!






店なんて、そこらにないのです。

スーパーなんて、あるわけない。

コンビニなんて、とんでもない。

買いたくても、ナイフがどこに売っているかなど

皆目見当もつかない(汗)



慌ててホテルの売店のショーウインドウを見に行っても

ありませんでした。



ホテルの人に「切ってくれ」「ナイフ貸してくれ」

と声を掛けても邪険に扱われるか、

ものすごく面倒になる可能性、特大。



精神的ダメージはなるべく避けたかったので、考えました。




【スイカを、どうやって割ろうか?】



■皮ごとカブって、歯で皮を取り除く。

⇒カブってみましたが、皮が固くて(文字通り)歯が立たなかった(汗)


■歯ブラシを突き刺す。

⇒先が丸くて、無理だった(汗)


■スイカ割り

⇒棒状のモノは部屋になし。


■上から叩き落として、割る。

⇒やるなら風呂場。しかし叩き落した後、どうやって洗う?

水道水は飲めない。

ミネラルウォーターや蒸留水など、その頃どこに存在していた?

恐らく友諠商店か、5ツ星ホテルくらい。


じゃあ洗うなら、お湯。


お湯はな~・・・(汗)


湯冷まし作るのも、時間かかるし・・・






どれもボツでした。





そして、もう一度荷物を調べてみると・・・・





・・・お箸が!!!(驚)





使うか使わんかワカランけど、一応持ってきた

お弁当用の赤いプラスチック箸。





先は尖っている・・・(考)





そして


s-ui-ka.jpeg


楕円形のスイカに、絵のように順に赤いハシを突き刺しました。

(皮は固い。なのでハシが折れないようにする力加減が難しかった。)

結構時間かかったんですが・・・10箇所ほどブスブス刺して

中の方はグリグリ動かして。



そして両手でねじりながら裂くと・・・割れました!!



それから後は、同じ要領でハシ突き刺して

小さく分けました。




これが、その証拠写真です。

(モデル:ヨウコちゃん、ポーズ取ってもらいました)

sui-ka tabereta1.JPG


sui-ka tabereta konagona.JPG ←苦心作



スプーンも持って来てなかったので、かぶりつきでした。


こんな写真をワザワザ撮るほど、

食べられた時は、嬉しかったって事で^^;




ヨウコちゃん曰く、私がスイカに箸を突き刺している時

「オリャ~!」 「クソ~!」 「ホンマに~!」 「見とけ~!」

と言いながら、すごい形相で突き刺していた、という事でした。




だいぶ、ストレス溜まってたんでしょうか^^;



(ホントはヨウコちゃんから笑いを取ろうと思って
 オーバーアクションにしただけなんですがね)




で、美味しかったです。

暑くて食欲全くなかったので、毎日スイカでいい、と思いました。




* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *




スイカも食べ終わって午後6時ごろ。


ホテル1階のロビーに行って、

前川先輩に電話をかけに行きました。

(ここの外線は「先抜“0”(ゼロ発信)」だった)



前川 「俺、CITSの前で待っててんで~!」

私  「いや、旧ですよ(汗)前のCITSの所・・・」



すれ違いでした(汗)



前川 「じゃあ、飯でも食おうか。30分後に、そこに行くから」




ロビーで待ちましたが、

前川先輩は来ませんでした(汗)





も~・・・どないやの、あんた(悩)





すると、前川先輩から電話がかかり、

「ホテルの場所が分からなかった。

翌日の11:30に北京飯店のロビーで待ち合わせしよう、

飯でも食おう」 との事。





そんなこんなで。

ロビーで長時間居座っている私達二人に

ホテルの女性従業員が話し掛けてきました。




「あなた達、外国人なの?」




若い。見た目24歳くらい。

とても背が高い(170cm以上?)色白のスッピン美人。




この人は、普通に話ができそうかな・・・(考)




「はい、そうです」



そう言うと、スッピン美人は 「へぇ~」 と好奇心一杯の表情で

「ちょっと、話しようよ」 とロビーの椅子へ招きよせたので、

ヨウコちゃんと私は座りました。




ああ、実践会話練習だ~・・・(嬉)




どんな会話だったのかは、次回へ。






つづく。






この話は1991年の夏の出来事を書いています。
古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。




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■この旅、初登場のスイカ。印象深かったですね~・・・
道具を売ってる店自体がそこらにないっていうのが、全く想定外でした。

北京っていう都会のはずなのに、ナイフもスプーンもどこに売ってるか全然ワカランかった。(疲)

しかし手段にこだわらなきゃ、なんとでもなるわ、と思いました。


■前川先輩、何なんでしょうね。すれ違いばっかりです(汗)

ちょっと 「イラッ!(怒)」 としましたが、この辺が先生がお勧めしなかった理由?

まあ翌日に賭けましょう・・・


■そして話し掛けてきたホテルの女性従業員。
実はこの後、他の中国人も加わって話をするのですが。

会話の中に 「え!?何それ!?」 と驚愕した内容が、いくつかありました。

そして売店にあった、超懐かしの、あの薬。。

次回は、その辺りを中心に・・・




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最終更新日  2008/09/14 12:09:28 PM
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