バスごとジャンプするようなデコボコ道を2時間ほど走って
ようやく牛や馬がいる所に着きました。
モンゴル族、現地ガイドの人と。
この辺まで来ると、駅前とはまるで雰囲気が違い
さすが内モンゴル、広大な草原が広がっていて。
地平線も見えて、ツアー客達は皆、大はしゃぎでした。
ツアー客はバスから下りて、それぞれ写真撮ってましたが
双子美女がヤジロベエの格好でポーズ作って嬉しそうだったのを
『絵になるな』と注目していました。
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そして昼食。
小さいレストランで食事したのですが、
ガイドが「20元の食事代」を各自から徴収しまして。
すると香港人6人(バックパッカー4人+カップル2名)が
「ツアー代に入ってるんじゃないのか?」
「あれは旅費だけ、食事は別」
「一人20元は高すぎるだろ?」
「ここの値段は、そんなもん!」
ガイドとやり取りしていたのが印象的でした。
日本乙女達は日本での習性から完全に受身で
一人20元は高いと思いつつ
言われるまま大人しく支払いましたから、
香港人達が文句つけているのを見て
「え!?ここ文句言うとこなん??」 内心、驚きました。
食事のテーブルは円卓で皆ランダムに座ったのですが
日本乙女4人組は、香港人6人組と同じテーブルに座り。
その時に初めて、お互いの素性を尋ねあったのでした。
バックパッカーらしき4人は、やはり学生で。
カップル二人は婚約者同士で、それを聞いた途端日本乙女達が
異常に盛り上がったのは、当時夢見る乙女だったという事でしょうか?^^;
香港カップルの男性は、優しいお兄さん、と言った感じの親切な人で。
日本乙女達が喜んで色々話し掛けていると、
女性は「優しい香港兄さん」の隣で静かに話しを聞いていたのですが。
私たちが盛り上がっていると
急にフッと、どこかへ行ってしまいました。(←ヤキモチっぽい)
「彼女、どっか行っちゃいましたよ?大丈夫ですか?」
心配になってお兄さんに聞くと、お兄さんは余裕ありげに
「大丈夫。何でもないよ」
澄ました顔でいるので却って気を遣いました。
後でフォローしてたみたいですけどね^^;
こういう静かな落ち着いたカップル。
で女性も見苦しくないようにヤキモチ焼いて、みたいな雰囲気が
日本のカップルととても似ているようで興味深かったです。
料理は、記憶では、羊肉をメインの料理を食べたと思います。
鶏肉や牛肉など馴染みの食材がない事にとまどいましたが
羊肉はややクセがあるものの、また違う風味があって
案外美味しく食べられました。
他のツアー客、北京人や双子美女達は随分離れたテーブルに
いたので全く話をする機会がありませんでした。
チラチラ観察はしていましたが。
北京人二人は相変わらず、ほぼ二人だけの世界を作っていて^^;
双子美女と金持ち風オッチャンは、普通のレストランには
似つかわしくないような存在感を醸していました。(←目だってました)
そしてガイドはと言うと、お金を数えたり、
端の方のテーブルで店の人と私達が食事する様子を見ながら、
何やら話をしていました。
お金を数える様子には『ああ、商売してるんだねぇ』と思い。
同時に 『 香港人達が20元に文句いってたの何でだろう・・・』
と考えていました。(金銭感覚の違いもあったでしょうけど)
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後で言われたにしろ、「食事代は別途」と説明されれば
そんな風に決まっているのなら文句を言っても仕方ないじゃない、
と思いました。
今だったら勿論、その感覚は理解はできるのですが。
疑問に思う事は、キチンと口に出して確認する。
元々不信用が土台なのだから、口に出して当たり前
聞いて当たり前の風潮。(ま、言い方に不文律はありますが)
もし日本で同じ事をすれば、相手が気を悪くして
ギクシャクする可能性が高いけれども
でもお金に関する事は特に、お腹の中でモヤモヤ考えるより、
ハッキリ言葉で確認する方が、お互いスッキリして
良いのではないかと思っていますけれども。
日本では往々にして互いに相手の気持ちを読み、気を遣い。
以心伝心で事を済ませようとしがちだけれど。
でもお腹の中で色々気をもんで、
口に出す時はもう感情も高ぶっていて。
やたら居丈高になったり、開き直ったり、突然怒り口調だったり。
もっと普通に話ができんかい?
ストレス溜まってしゃあないよ。
常日頃、思う次第ですが。
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ところで。
香港人達がガイドにクレームをつけましたが、
しかし彼女は、ツアーの引率なワケで。
イチイチ抗議してくる香港人を
彼女は面白く思っていなかったようです。
香港人達に対する当たりが、ますます悪くなって行き・・・
そして、
スイカ事件が発生。
ま、事件ってほどでもないのですが^^;
ガイドの態度に
香港人6人、日本乙女2人が目が点になり。
私が固まって
ナオちゃんがニヤリと笑った、という出来事です^^;
つづく。
この話は1991年の夏の出来事を書いています。
古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。
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原因はモンゴル名産のお酒、でした。
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