この日は*包(パオ)に宿泊。
*モンゴル語では「ゲル」です。私達は中国語武者修行上 「包」 と呼んでいました。
テーブルの上には、ガイド厳命の 「スイカ」 が・・・^^;
ここは観光客宿泊用の包(パオ)でして。
外に出れば水道のついた公衆トイレがあるし
暗いですが街灯もついていました。
また包(パオ)内では、この写真でも私とヨウコちゃんの
左右に見える布団、天井に見える電灯、
真ん中に見える四角いテーブルや暖瓶(魔法瓶)等は
果たしてモンゴル人の住居でも同じように使用されているのか?
何となく中華風がチラホラしている部屋内に
本物は恐らく違うんじゃないか
思いながら観察していました。
でもパオの外観や中の造りは、思い浮かべていたのと
ほぼ同じだったので、もし「なんちゃって」でも嬉しかったです。
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このパオは日本乙女団と、それから香港バックパッカーも
泊まったような気がします。
翌朝だったでしょうか。
私はスイカを食べていました。
すると 「雨上がり決死隊(漫才コンビ)」 の蛍原似の
香港女の子が来て、スイカを指差し
「テンプテン?(’▽’)」
と聞いたのです。
・・・ (~。~;
テ ン プ テ ン ?
・・・テンプテン?
何だ?(汗)
頭の中で、ピンインに直しました。
ten bu ten?
・・・いや
den bu den?
・・・いや(汗)
そんなピンイン、普通話(標準中国語)にないやろ(汗)
「・・・テンプテン?(~。~)」
聞き返してみました。
香港蛍原はもう一度、
「テンプテン?(’▽’)」
元気良く聞いてくるものの・・・
・・・・・ (~。~;
分からない、反応できない。
すると
「うん!很甜的(ヘン ティエン ダ)!(^▽^)」
(↑「とても甘いよ!」という意味)
チイちゃんが、それを拾った!
あああ~~~~~~
甜(ティエン)(=甘い)かぁ~~~~~(><;
母音が、訛っていたのです。
「甜不甜?(ティエンプティエン)」(=甘い?)の発音が 「テンプテン」。
そうか、ティエン プ ティエン かぁ~~~~~
あああ~~~~~~(>皿<;)(←とても悔しい)
・・・でも
あの子(香港人)の発音が、おかしいのよ!(怒)
しかし、彼女は香港人だ(!)
香港人が話す普通話は、発音がおかしくても「中国語」だろう。
それに私が拾えなかったボールを
チイちゃんが拾えた。
と言う事は、私の聴力(ヒヤリング)が、劣っているという事?(汗)
ショックでした(TT)
学校で 「これが正しい」 と一生懸命勉強した
「普通話(標準語)」 ではない
聞き取れない 「普通話(標準語)」 が存在している事を知って。
グワワワ~~~~ン( ̄Д ̄;;;
それ故、
香港蛍原の顔は
未だに忘れられません^^;
【8/5(月)の出費】 (↓忘れてました)
バス代:0.2元、水:3元、ビスケット:4元、ジュース:1元
計:8.2元 約221円
【8/6(火)の出費】
ツアー代:163元、昼食代:10元、夕食代:20元
計:193元 約5,211円
つづく。
この話は1991年の夏の出来事を書いています。
古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。
「テンプテン?」 は少し分かりにくかったかもしれませんが
つまりは香港人の普通話が訛ってて、私が反応できなかったっていう
情けない思い出話です。
前年(90年)の台湾にて巻舌音がない、軽声(軽く発音する音)が殆どない、
という違いには免疫はついていました。
巻舌音がないのは、つまり子音が違うのですが、
大体「シェンマ(何)」→「センマ」 「リーベン(日本)→「ズーベン」
くらいの違いなので対応可能でした。
軽声も元の音が分かっていれば全く困る事はなく。
しかし蛍原似の香港乙女は、母音が違った(汗)
これは子音より、もひとつ大変です。
甜=ティエンがテンに。
つまり間の「イエン」が割愛されて「エン」のみになり
反応ができませんでした(暗)
しかもチイちゃんは、ちゃんと拾ったのに(泣)
情けなくて仕方ありませんでした。
今でもありますよ~(汗)
同じ普通話でも声調が全然違っていたり(西方の大陸人)
すごい訛ってる北方の人達なんかは
聞き取りは、かなり辛いです。(汗)
でも、それでも大陸の人は母音は二重母音、三重母音しっかり
あるので何とか対応可能な場合が多い。
ところが大陸人以外の普通話は・・・
母音が甘い場合が結構あって、極端な場合は6~7割しか分からない時が。
しかも台湾の人は、故事成語入れてきたり ^^;(←お手上げ~)
メッチャ早口で冗談一杯入れてきたり ^^;(←ムズカシ~)
これは・・・通訳の時には冷や汗ものです。
なので大陸以外の人と普通話で話す時は
成語など内容は諦めるとして、最低限、発音は拾えるように
聞き取りの幅をグンと広げて
集中して聞くようにしています。
それでも、かなりキツイ時があり。
・・・まだまだやな、自分!!!(激怒)
自分に激怒する事、多数。
語学系出身だからか、やっぱり語学に関心がいきがちです。
しかし現在の対中活動の目的は商売、これが一番重要。
なので、語学や文化研究は、あくまで商売を成功させる手段の位置づけ。
その辺は気をつけてはいます・・・が、なかなかね。
好奇心を抑えるのも、大変なのです ^^;
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