|
テーマ:中国旅行(478)
カテゴリ:中国旅行
成り行きと好奇心に抗(あらが)えず、 たまたま話し掛けてきた中国人のオジサンと 私だけ一緒に市場にいく事になったのですが。 しかし、このオジサン。 それまでの会話中、若干の怪しさはあったものの 目の動きやその他、見るからに不自然な事はなかった。 まあまあ普通の人に思えました。 だから一緒に行こうか、と思ったのもあったのです。 勿論、頭から信用していたワケではありません。 さんざん騙されただの、嘘つかれただの いい話を全く聞いていなかったので当然警戒していました。 ただ人民100%悪人のワケはないだろう、 とも考えていました。 そんな国は、先ず治安が悪くて大変なはずだ。 いい人も普通の人も悪い人も、色んな人がいるはずだ。 中国に旅行に来ているのに 周囲の中国人を頭から疑ってかかるのは それもおかしな話だと。 仮に相手が良からぬ事を考えていても こちらがスキを見せなければ 向こうも迂闊に手は出せぬだろう。 しかし私には、 どこまで気を許せば良いのか度合いが分からない。 オジサンに着いて行くのは、 自分の人を見る目が中国人にも応用できるか、 またどのくらい警戒すべきなのか 「大体こんなもん」の度合いを探る目的もありました。 もし何か騙そうと思っているなら目的は 私の持っているお金か、セクハラか、若しくは私自身(売り飛ばす) そのくらいだろうと。 なので財布やパスポートが入っている手荷物は 斜め掛けにして上から手で押さえました。 そしてオジサンの1メートル後ろを歩きました。 何かあれば、すぐ逃げられるように。 オジサンは時々立ち止まって距離を縮めようとしたので その時は有る程度近づきますが、再度歩き出したら、まだ歩を緩めて 1メートル離れるようにしました。 先ずは、本当に市場へ行くのか、が第一関門です。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * ほどなく、市場らしき屋台が沢山出ている通りに着きました。 オジサン、本当に市場に連れてきてくれた(驚) 第一関門はクリアできました。 何て事はない市場通りでしたが、通りにずっと 小物売りや食べ物の屋台が出ていました。 沢山の人が来ており 屋台の人が大声で呼び込みをしていて、賑やかでした。 初めて見る市場にアチコチ目移りしながら でもカバンに置いた手は緩めずに歩いてました。 人が多くて混雑していたので、 オジサンとの距離も縮まらざるを得なかったのですが、 すると、オジサンはさりげなく肩を組んできました。 ・・・(ーー; 私が立ち止まり、 オジサンの手を「ジ~~」っと無表情で見つめると 「こういうの、いいかな?( ̄ー ̄)」 と聞くので 「良くない(--)」 そう言うと、オジサンはバツが悪そうに手を下ろしました。 しかし暫くするとまた、さりげなく肩を組んでました(!) そして髪の毛を触り 「可愛いねぇ~・・・」 「ハハ・・・謝謝 (←褒められたのでお礼を言った) でも、これ、不要(嫌だ)( ̄  ̄;」 肩を指差すと、オジサンはまたバツが悪そうに 手を下ろしました。 このオッサンも失礼だけど、 嫌って言えば素直に聞くな(ーー) 取り敢えず、ちゃんと意思表示すれば それはそれで受け入れるらしい、と思いました。 つづく。 この話は1991年の夏の出来事を書いています。 古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。 案の定、触ってきましたよ(--; でも身の危険を感じるまではなかったです。 「嫌だ」って言うとすぐ止めました。 でもくじけずトライ。しつこいなオッチャン^^; それって・・・今思えば、私が乙女だったからでしょうか? 今そんなにないような気がするので(ーー; さて。 この後、羊肉串(シシカバブー)屋台の前を通りかかります。 オジサンは「美味しいんだ、買ってあげよう」と言いますが 私は太りそうであまり食べたくなかった。(この頃はポッチャリしてた) 「今ダイエット中」と断っても、オジサンは全然聞いてくれない。 なら 『これだったら、もう勧められないだろう』 と、ある事を言いました。 日本語ならストレート過ぎて恥ずかしいのですが 中国語なら皆、言っているので 私は全く普通に使ってきた言葉ですが。 しかし、オジサンの表情は固まって・・・ さて、そのある事とは? ↑ 続きが気になる方、良かったら、押してやって下さい。励みになります! 扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。 私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/10/05 11:00:21 PM
コメント(0) | コメントを書く
[中国旅行] カテゴリの最新記事
|